安定と自由は、いつもどこかで引き合う関係にあります。
安定を選べば選ぶほど、自由は少しずつ手からこぼれていき、
自由を追い求めれば求めるほど、安定は足元から離れていきます。
なぜ、この二つは同時に手に入れにくいのでしょうか。
安定とは、守られた環境の中で安心して生きられることです。
決まった収入、決まった住まい、決まった役割。
そこには確かさがあり、予測できる明日があります。
けれど、その安心は多くの場合、何かを差し出すことで成り立っています。
時間を差し出すこともあれば、行動の自由を差し出すこともある。
安定は私たちに居場所をくれる代わりに、選択肢を狭めてしまうのです。
一方、自由は、制約のない状態を意味します。
どこに行くのも、何を選ぶのも、自分次第。
その軽やかさは心を解き放ちますが、同時に大きな不確実性を伴います。
選択肢が広がるほど、責任も自分に返ってくる。
その道の先に成功が待っているか、それとも不安定な日々が待っているかはわかりません。
だからこそ、自由を得るということは、安定を失う覚悟とセットになっているのです。
安定と自由は、どちらが正しいというものではありません。
安定は心を守り、自由は魂を解き放つ。
人によって、人生のどの時期に何を求めるのかは違います。
大切なのは、自分が今、どちらをより大切にしたいのかを知ることです。
もし安定を選ぶなら、その基盤の上で小さな挑戦を積み重ねていけばいい。
もし自由を求めるなら、失うものを覚悟した上で、自分の未来を選び取ればいい。
正解は一つではなく、その時々の自分の選択こそが答えになるのです。
どうでしょう。
あなたにとって、安定とは何でしょうか。
そして、自由とは何でしょうか。
この問いを胸に抱くことが、次の一歩を決める大切なきっかけになるのだと思います。
