私たちは日々、膨大な情報の中で生きています。

テレビや新聞、インターネットを通して伝えられる出来事を「真実」として受け取っています。

けれども、それがすべてなのでしょうか。


「科学的に証明できないことは存在しない」

そう考えてしまいがちですが、これは大きな誤解です。

科学で証明できることは、あくまでも今この社会で公開されている情報や技術の範囲に限られます。

私たちが知らない場所で、まだ発表されていない研究や秘匿された技術が存在する可能性を、誰も完全には否定できないのです。


つまり、一般社会に出回る情報と、権力者や軍事研究の内部で扱われる情報は同じではありません。

ここには「情報の非対称性」という大きな隔たりがあります。

私たち市民が知ることができる情報は氷山の一角にすぎず、その下にどれほどの事実が隠れているのかは分かりません。


それにもかかわらず、多くの人は「そんなものはありえない」と片付けてしまいます。

「陰謀論」という言葉は、そのための便利なラベルになっています。

考える必要のある問題でさえも、「陰謀論」と呼ばれた途端、まともに議論されなくなってしまう。

こうした思考停止は、結果的に権力を持つ側にとって有利に働くのです。


歴史を振り返れば、当時は荒唐無稽だとされたことが、のちに真実だったと判明した例は数えきれません。

政府による人体実験や情報監視、偽装された戦争のきっかけ。

それらはすべて、かつて「陰謀論」と呼ばれたのです。


大切なのは、陰謀論をすべて信じることではありません。

逆に、陰謀論だからといって「存在しない」と決めつけてしまわないことです。

真実かどうかは時が経ち、証拠や事実が出てきて初めて明らかになるもの。

それまでは「ない」とも「ある」とも断定できないのです。


だからこそ、私たちに必要なのは「考え続ける姿勢」です。

情報を受け取るとき、

「これは誰が得をするのか?」

「なぜこの情報は公開され、別の情報は隠されているのか?」

そんな問いを持つことが、私たちの自由を守るために欠かせません。


「陰謀論」という言葉で片付けるのではなく、可能性に目を開いておくこと。

それが、隠された真実を見抜き、未来を選び取るための第一歩になるのです。


どうか思考停止せずに、共に考え続けていきましょう。