今、私たちが生きているこの社会には、何かが欠けていると感じることはありませんか?


毎日のように報じられる詐欺や強盗。

人を騙すこと、傷つけることに何のためらいもないような事件が、あとを絶ちません。

その多くは、ほんの目先のお金のため――

わずかな欲望のために起きています。


なぜ、こんなにも心が荒れてしまったのでしょうか。


その理由は、ひとつではありません。

経済的な不安、将来への閉塞感、崩れゆく家族や地域のつながり。

そして、私たちの価値観そのものが、どこかで大きく歪められてきたからです。


「楽して儲けた者が勝ち」

「お金を持っている人が偉い」

そんな風潮が、知らず知らずのうちに私たちの心に根づいてしまったのかもしれません。


ですが、本当に大切なものは、お金では買えません。


誰かを思いやる気持ち。

人の立場になって考える力。

そして、見えないところで誰かを支えようとする優しさ――

それこそが、人としての「豊かさ」ではないでしょうか。


私たちは今、改めて「心の再生」が求められている時代にいます。


その一歩として必要なのが、自分のルーツを見つめ直すことです。

刷り込まれた物語ではなく、歴史の中に眠る本当の声に耳を傾けること。


私たちの祖先が、どのような思いで国や家族を守ってきたのか――

そこには、現代を生きる私たちにとって、かけがえのないヒントがあるはずです。


歴史を歪められ、自分の国を誇れなくなった私たち。

でも、日本には、人を敬い、自然を慈しみ、和を大切にする精神文化が確かにありました。


その精神を思い出すこと。

それは決して過去に戻ることではなく、

未来をより良くするための“軸”を持つことだと思います。


他人を責めるのではなく、自分の生き方を問い直すこと。

心を見失わず、誰かのために、世の中のために、自分にできることを考えること。


それが、いま私たちが踏み出すべき大切な一歩です。


世界がどうであれ、自分の心だけは曇らせない。

その選択が、きっと未来を変えていくはずです。


今日を、誰かを思いやる日に。

そして、自分を誇れる生き方を、もう一度取り戻す日に。