私たちは、目まぐるしく変わる社会の中で、何を大切にして生きていけばよいのでしょうか。
テクノロジーや価値観が急速に変化する時代だからこそ、今こそ見つめ直したい“本当に大切なこと”があります。
それは――
「自分の尊厳を守ること」です。
自分の心を大切にすること。
身体を大切にすること。
そして、自分の内にある“魂の声”に正直であること。
この「自分を大切にする力」は、
やがて、相手を思いやり、相手の尊厳を尊重する姿勢へとつながっていきます。
だからこそ、尊厳とは、自分のためだけのものではありません。
それは愛の始まりであり、社会の調和をつくる土台なのです。
今の時代、「早く性を経験することがかっこいい」
「誰とでも自由に関係を持つのが進んでいる」
そんな価値観がまるで当たり前のように広がっています。
けれど、私たちの身体や心は、消耗品ではありません。
誰かと深くつながるということは、
その人の人生に触れ、未来に責任を持つことでもあります。
だからこそ、
性は尊厳を伴うべきであり、
愛は責任と優しさに根ざしているべきものなのです。
人間関係も、家庭も、国も、世界も──
すべては「人と人とのつながり」でできています。
そしてそのつながりの質を決めるのが、「尊厳を守れるかどうか」です。
家庭が健やかであるためには、
互いの心を尊重し合える関係が必要です。
国が安定しているためには、家族という小さな共同体が、あたたかく支え合っていることが大切です。
そして世界が平和であるためには、お互いの文化や価値観を敬い、違いを受け入れ合う姿勢が必要です。
グローバリズムという名のもとに、
文化や国家の独自性が薄れ、価値観までも均一にされようとする今、
私たちはもう一度思い出さなければなりません。
「違いをなくす」のではなく、
「違いを認め合い、尊重すること」こそが、真の調和であるということを。
性別も、人種も、国も関係ありません。
どんな人にも尊厳があり、守るべき価値があります。
そして、未来をつくる子どもたちには、
自分を安売りせず、自分を大切に生きるという“知性と感性”を教えていかなければなりません。
それが、次の世代の幸せをつくり、
社会の健全さを守り、世界をよりよい方向へ導く第一歩になるのです。
すべての愛は、自分自身を大切にすることから始まります。
尊厳を持って生きること。
それは決して堅苦しい道徳ではなく、
本当の意味で、人生を豊かにする「生き方の美しさ」です。
どうか、あなたの尊厳を、あなた自身の手で守ってください。
その姿勢が、周りの人を大切にし、家庭を支え、社会を育て、
やがて世界全体を優しく包み込んでいく力になります。
