去年の今頃…

見れば見るほど、聞けば聞くほどに
『これが本当に現実なのか?』

 TVやネットで流れてくる悲惨な光景に愕然とし、 
いわれようもない不安な気持ちにかられ、受け止めきれずにいました。


そして数日後から、そういった情報を身体がうけつけなくなっていました。
募金や節電。できうる限りのことはしているけれど、
正直な気持ちは、

こんな光景もう見たくも聞きたくもない…。


臆病で無力な私。 現実から逃げていたかもしれません。でもこのまま直視し続けていたら、自分がまいってしまう気がしました。




そんな中、実際に現地へ赴き、支援物資を届け、炊き出しにいったり、
瓦礫撤去などのボランティア活動を行う勇気のある方々の話や、
被災された方々の懸命な姿を
を耳にしているうちに、
こんなに元気で自由な自分なのに、何も動けない…
自分にもなにかできることがあればと思い始めました。


そんな時、WEB上で募集されていた、被災地でのカットボランティア。
美容師、理容師の訪問美容のボランティア団体、ふくりびさん主催のボランティア活動に同行させていただきました。

私が参加させていただいたのは、7月の終わり。
経済の動きがぴたりと止まりかけてしまったけれど、
世の中がまた活発に動きはじめていた頃でした。


陸前高田でのボランティアでの記事





振り返ってみれば沢山の出会いと別れの積み重ねの中で

とてつもなく悲しい思いをしたり。

悔しくてどうしようもなくなったり。

温かさに触れ、すごーくハッピーな気持ちになれたり。

この人のためならがんばろう!とおもえたり。



自分では思ってもみなかった感情の振り幅がある事に気づかされるのです。
そういう時、自分は生きているということを実感します。

私にとっては…
今も昔も、震災後も。

自分を大切にすることも、そして目の前の人を大切にすることも同じことです。




皆様が心から笑える日が一日もはやく訪れますようにと心から願います。

私も一日一日を大切に生きていきたいです。





今日もブログを読んでくださってありがとうございましたハート矢野有希