人間の欲求はどこへ向かうの・・・? | ストレスケアカウンセリングルーム 「Pure-Feel」

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心と身体をゆるめて
元気になっていくブログ

学生さんからこんな話をお聞きしました。



「知人は81歳というご高齢にもかかわらず
ご友人が病気だとかで医療センターに通っています。
もうかなりの高齢なのに、人の介護してイキイキしているんです。
人は人の役に立ちたいのだなと改めて思いました・・・」



マスロー(A.H.Maslow,1908-1970)という有名な心理学者が、
人間が持つ内面的欲求を五段階に体系化した理論(マスローの欲求五段階説)があります。


人間のあらゆる行動には動機がある。







三角形の下ほど、欲求が強い。(説明の順番が三角形と逆)



1.生理欲求=ねむい・お腹すいたなど、生命維持の欲求
2.安全欲求=こわいのイヤ・自分と家族を危険から守りたい
3.社会欲求=仲間が欲しい・人から愛されたい
4.尊敬欲求=価値ある存在として認められたい
5.自己実現欲求=より良い自分になりたい


という順番で欲求を満たすべく行動していくというもの。


ちなみに、マズローは晩年、この5段階のうえに、
もう1つあると発表しています。


それは
自己超越」という段階。


「目的の遂行・達成『だけ』を純粋に求める」
という領域で、
見返りも求めずエゴもなく、自我を忘れてただ目的のみに没頭する
という領域なのだとか。


人は
生きていくための生活環境、望ましい人間関係が整えば、
新たな欲求を追い求めていくもののようです。


マズローの理論は
その後、アルダファーによって修正されます。

そのうちの大きな特徴は
欲求が段階を経ていくというマズローに対し

「生存欲求」と「関係欲求」が同時に起こることもあるし、
また「関係欲求」が満たされないと満たされたはずの「生存欲求」の欲求が強まることもある
ということでしょうか。


人は上がったり下がったりを繰り返し
けれど
そこに自然界の自然性をみることができるのではないかと思うのです。


雨も降りゃー
晴れる日もあるさってことですか~・・・・。


さて、
あなたの今の欲求段階はどこなのでしょうか。

その段階を変化させていく効果的な方法が
リラクセーション技法であるといえるのです。