コスタリカでも日本企業の名前をよく目にする。

一番目立つのは自動車。


その辺を走っている自動車の半分以上は日本車。
ハンドルは左座席に付け替えられているものの
日本の車庫証明ステッカーが貼られたままの車
昭和40年代の雰囲気を漂わせた車も走っていたりする。


また、その辺のおっちゃんに日本から来たと言うと


「トヨタ、ホンダ、ニッサン」


などと日本の自動車メーカーの名前を羅列してくれることも。


が、最近、更に日本企業の力が強い分野に気付いた。
それは、小型船のモーターである。


コスタリカに来てから、地元も含めあちこちの港で
数人~十数人乗り用の小型船を目にしてきたが
モーターの上にSUZUKIYAMAHA以外の文字を
ほとんど見たことがない。


地球の反対側でも使われる製品をつくる。
そんな日本の企業を改めてすごいと思った。

友人の働いている村に見学へ。
村の名前はシレンシオ、スペイン語で「静寂」という意味。
ここは、何年か前に「世界ウルルン滞在記」で
取り上げられたこともあるそうな。


首都サンホセからは南東へバスを乗り継ぐこと4時間半。
村の周りはパームヤシの木に囲まれていて
そこから取れるパーム油が村の主要産業とのこと。


村の中ではコンゴウインコをはじめ
様々な鳥が賑やかに鳴き声を上げていて
「静寂」とは程遠い。


コンゴウインコ

コンゴウインコ


村の奥には野生動物保護センターがあり
密猟等により傷ついて運ばれてきた
オオハシやクモザルが保護されている。


クモザル

クモザル


しかし、今は獣医がいないらしい。
そのためか「保護センター」というよりも
「動物園」という印象を受けた。


村では観光にも力を入れているらしく
泊まった宿の従業員が村の中を案内してくれた。
昼飯時の幼稚園に寄った帰り掛けに、園児の一人が
「やっと出て行った」
と、ぼそっと呟いていたのがおもしろかった。


他にも、リスザルやヤドクガエルなど色々な動物が見られたが
噂には聞いていたものの見逃した動物もいた。
機会があれば行ってみたい場所がまた一つ増えた。


リスザル

リスザル

コスタリカの通貨単位はコロンである。
現在、1ドル=520コロン程度で取引されている。
去年の今頃は大体1ドル=470コロンだった。
慢性的にコロン安の状態が続いている。


硬貨は5、10、20、25、50、100、500コロンの7種類、
紙幣は1000、2000、5000、10000コロンの4種類が出回っている。


このうち、5コロン硬貨と10コロン硬貨が最近新しくなった。
どう新しくなったのかを一言で言うなら
安っぽくなった
今まで銅製だったのがアルミ製になり
最初に釣銭として渡されたときには
子供用のおもちゃだと思って店員に確認したほど。


5コロン硬貨と10コロン硬貨は数年前にも
モデルチェンジしている。
そのときは、それまで銀色だった硬貨が金色になり
2回りほど小さくなった。
下の写真で左が新しい硬貨、右が古い硬貨。


5colones


その際、それまで使われていた1コロンと2コロンの硬貨が姿を消した。
という訳で、現在、最も小さい貨幣は5コロン硬貨である。


しかし、スーパー等で買物をすると
例えば1234コロンや2109コロンというように
5コロンでは払いきれない端数が現れることがある。
そんなときの店の対応、というか店員の対応はまちまちで
端数が切り捨てられる場合もあれば
二捨三入、七捨八入される場合もある。


レジの表示と実際に受け渡しされる額が違うのでは
精算するとき大変だろうな、と
買物する度についつい余計な気を回してしまう。

コスタリカには赤い車が多い。

何故か?


それは、タクシーが赤いため。


赤い車体

ドアに黄色い三角形のマーク

車内に「マリア」と呼ばれる料金メーター


この3つの条件を満たしているのが正規のタクシー。


タクシー


日本でタクシーというとセダンタイプが一般的だが

この国ではワンボックス、ライトバン、さらにピックアップトラックなど

様々な車種のタクシーが走っている。


バスターミナルなどではよく「タクシー?」と客引きの声を耳にするが

うっかり白タクに乗るとボられるので要注意。

といっても、正規のタクシーでも

異様に料金メーターの上がりが速い車もあったりするが…。

8月2日は守護聖母の日。
コスタリカの守護聖母、黒いマリアの像に祈りを捧げる日である。


黒いマリアの像は、首都サンホセの20kmほど東に位置する
カルタゴの大聖堂に安置されており、大きさは約15cm。
この像は、350年ほど前に見つかったそうだが
どこへ持っていっても元の場所に戻ってしまったことから
発見場所に大聖堂を建てて祭ることにしたそうな。


黒マリア


毎年8月2日になると、コスタリカ中から人々がカルタゴに集まる。
その数は100万人を超えると言われる。
徒歩で巡礼することに意義があるらしく、8月1日の夜には
カルタゴに向かって歩く人の列が近郊の町で見られる。
中には地方から数日掛けて歩いてくる信者も少なくないとのこと。
信仰とはすごいな、と思う。


カルタゴ大聖堂

7月25日はグアナカステ併合記念日だった。


1858年にそれまで北隣の国ニカラグアの領土だった
コスタリカ北西部のグアナカステ地方が
コスタリカに併合されたことを記念する日である。


コスタリカにも日本のハッピーマンデーと同様の制度があるため
休日としては翌週の月曜日である31日に振り替えられるが
記念式典はグアナカステ県の各地で行われた。
その一つとして、グアナカステ県の県都であるリベリアでは
31日まで11日間に渡る祭りが行われている。
祭りの会場には露店や移動遊園地のアトラクションが並び
闘牛やダンスなどのイベントが催されている。


Expo de Liberia


その祭りに便乗して、先月開催した
「環境絵画コンクール」の地方表彰式が行われた。


表彰式の日時が決まったのは土日を挟んで6日前。
準備期間は実質4日
協力して頂いている市役所の担当者曰く


「祭りの中で表彰式をすれば、賞を取った子供達が
よりたくさんの人から祝福してもらえるでしょ?」


仰る通りでございますが、もう少し早く決めてくれ…。
という訳で、大慌てで受賞者に連絡するはめに。


蓋を開けてみると、祭りに便乗して行われた「畜産組合会議」に
更に便乗して表彰式が行われることになっていた。
会議の開始は午後3時の予定だったが
実際に始まったのは3時半過ぎ。
無関係な会議に子供たちは退屈そう。


前述した市役所の担当者は予想通り遅刻してきたため
「結局、まともに打ち合わせできなかったな」
などと考えていたところ、突然、司会者に前へ呼ばれた。
なぜか日本大使館を代表して会議に出席している扱いに。
式が進行してしまっていたため、諦めて身分詐称を続行


と、ハプニングは色々あったものの、どうにか表彰式は終了。
子供達の顔にあまり嬉しそうな表情が浮かんでいなかったことが
気がかりではあったが…。

近所のダイビングショップでコスタリカの海洋生物保護に
ついての講演会があったので、聞きに行ってみた。


PRETOMA


約30人ほどの聴講者のほとんどが欧米人。
というのも、聴講者の大部分は講演会を主催した
ダイビングショップの関係者とその友人だったわけだが
この国ではダイビングをする方も教える方もほぼ外国人。
現地の人々にとって、ダイビングは金持ちの遊びなのである。


講演会の内容を要約すると
「ウミガメとサメを保護しましょう」。
あれ?他の海洋生物は保護しなくていいの?


サメが減っている理由は乱獲されているためなのだが
捕まえられたサメは漁船の上でヒレだけ切り取られ海へ捨てられる。
ヒレ以外の部分は二束三文で、陸揚げしても採算が合わない。
ヒレは食材として、主に中国へ輸出されているとのこと。
この話が出たところで、参加者からフカヒレスープにブーイング。
中国の食文化ごと否定するような雰囲気。
隣からは「あなたも食べるの?」という質問。
食べたいけど手が届かないんだな…。
日本の捕鯨に対してもそうだが、動物保護のために
外国の食文化を全否定する態度はどうなのだろう?


コスタリカの海洋生物保護についての講演会を
外国人が主催し、外国人が聞き、外国人が考える。
そして、動物保護を訴える外国の環境保護団体と
生活がかかっている地元の漁師達が衝突したりする。
軽い気持で参加したのだが、色々と考えさせられた講演会だった。

今、コスタリカで地味に流行っているパズル、
それが「sudoku」である。


このsudoku、コスタリカに来てから知ったのだが
元は日本生まれで、漢字で書くと「数独」だそうで。

どんなパズルかについては下のHP参照のこと。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%95%B0%E7%8B%AC


新聞にも毎日、問題が掲載されているし
sudokuだけを集めた雑誌まで発売されているほど。
日本と違い、本や雑誌が少ない事情を考えると
人気の程が伺える。


sudoku


数字が苦手で、二桁の足し算にも電卓を使うような
コスタリカの人々が、なぜsudokuにハマったのかは

sudoku以上に解けない謎である。

活動が一段落したため、ふらっと旅に。


今回はコスタリカの北東部、カリブ海に面した
トルトゥゲーロ国立公園へ。
首都サンホセからは3時間ほどバスに揺られた後、
運河を船で北上すること約2時間で到着。


国立公園の中へは水路から行ってみることに。
両岸をジャングルで囲まれた川を手漕ぎボートで進んでいくと
トム・ソーヤーになった気分。


トルトゥゲーロ


途中、オオハシやヘビウ、
ヌートリアやノドジロオマキザルなど
様々な動物を見ることができた。
さらに運がよければ、グリーンバシリスクという
水の上を走る(!)トカゲも見られるらしい。


夜は海岸へウミガメの産卵を見に。
数週間前までは体長2mに達するオサガメが見られたそうだが
今はアオウミガメの産卵シーズン。
といっても、ピークを迎えるのは来月らしく
見られたのは2時間で5匹ほど。
しかも、タイミング悪く産卵シーンは見られなかった。


国立公園手前の村は過剰に観光開発されることもなく
宿やレストランの値段も手頃。
しかも、料理のおいしい店が多かった。
観光客に対する村の人々の接し方も自然で
また来て、のんびり過ごしたくなった。

この時期になると、コスタリカの太平洋側各地で
聖母マリア像を船に乗せて周辺海域を航海し
海での安全を願う行事が行われる。
この行事はヴィルヘン・デル・マールと呼ばれている。


ここプラヤ・デル・ココでもこの行事が行われた。


まずは、マリア像が祭られている教会でミサが行われる。
普段、時間にルーズなコスタリカの人々だが
ミサはほぼ定刻通りに始まった。
コスタリカに来てから一度だけミサに参加したことがあるが
そのとき、明らかに場違いな印象を受けたため
外で終わるのを待つことに。


1時間ほどでミサが終わると
教会から人々がマリア像と共に出て来た。
そのまま歩いて5分ほどの海岸へ。
マリア像の後には人々が賑やかに続く。


VDM1


海岸に着くと、マリア像を飾りつけされた小型船へ。
そして、人々は次から次へと他の船に分乗して
マリア像を乗せた船と共に隣の隣の海岸、
プラヤ・パナマへと向かった。


VDM2


海岸がこれほどの人で埋まることは珍しい。
それだけ、人々にとってこの行事は大切なのだろう。
これから1年、海で事故が無いように…。