首都サンホセでは、週末になると各地で朝市が開かれる。
その中でも最大規模であるサポテの朝市に行ってきた。


朝8時ごろ着いたが、既に多くの人で賑わっていた。
1km2ほどの広場に店がずらりと並ぶ。
どの店にも野菜や果物が山積みされている。
また、肉やチーズ、民芸品や宝くじ(!)、
パンや絞りたてのジュースを売っている店もあり
簡単な朝食もとれる。


朝市


山積みされているのはプラタノと呼ばれる
日本で見かけるバナナより2回りほど大きなバナナ。
味は小さいバナナと似ているが、コスタリカでは
油で揚げたり、煮たりして食べるのが一般的。
また、熟す前の緑のプラタノも同じようにして食べる。
こちらはバナナというよりも、芋に近い味がする。


今は乾季、果物のおいしい季節。
お目当ての完熟マンゴーを買い漁る。
1kgで500コロン(約100円)という安さ。
早速冷やして、丸かじり。
甘酸っぱい果肉が口の中でとろけていく。
日本ではなかなかできない贅沢を満喫。

14日はバレンタインデーだったわけだが、コスタリカでは
特に製菓会社に踊らされることなく過ぎていった。


一部ではチョコレートの受け渡しが行われていたようだが
日本のように女性から男性に、とは限らず
親しければ男女問わず贈り合っていたらしい。
また、チョコレートの代わりに花束やクッキーを
渡したりもするそうな。


残念ながら、現場を押さえることはできなかった。
神が望めば、来年は見られるかもしれない。

コスタリカでは2月から新学期が始まる。


早速、授業をさせてもらうべく地元の小学校へ。
既に校長とは何度か話をさせてもらっていて
あとは授業の日時を決めるだけ。
気のせいか、前に来た時より子供の数が少ない。
何となく嫌な予感を抱えつつ校長室へ。


自分「いつから授業させて頂けますか?」
校長「まだ時間割が決まってない。2週間後にまた来てくれ」


予感的中…。
新学期が始まっているのに、時間割が決まっていない…。
道理で子供の姿が少ないわけだ。


気を取り直して、地元の中・高校へ。
コスタリカでは小学校6年間+中・高校5年間という制度である。
日本より1才早く、大学に入学することができる。


コスタリカでは、小学生は白いYシャツと紺のスラックス、
中・高校生は青いYシャツと紺のスラックスを着ているため
すぐにそれと分かる。
しかし、中・高校へと続く道でその姿を見かけない。
何となく嫌な予感を抱えつつ、中・高校に到着。


誰もいない…。


その辺を彷徨ってみたところ、生徒達は
近くの教会に机と椅子を持ち込んで授業を受けていた。
元々、スーパーマーケットだった建物を校舎として
借りていたそうだが、持ち主に立ち退かされたらしい。
新しい校舎は建設中、完成予定は5月とのこと。


とりあえず、校長と話をしようと入口へ。
実は、中・高校の校長はホームステイ先の
隣の家に住んでいて顔見知りである。
にもかかわらず、このところ姿を見かけてないな、と
何となく嫌な予感を抱えつつ、守衛に話し掛ける。


自分「校長は?」
守衛「いない」
自分「いつ戻られますか?」
守衛「辞めた」
自分「は?」
守衛「新しい校長も決まってない」


前の校長、「勤務先が実家から遠い」という理由で辞めたらしい。
今は別の学校で校長をしているとのこと…。
道理で姿を見かけない訳だ…。


新学期が始まっているのに、校舎がない上に校長もいない…。
そんな状況でも授業を行う先生も生徒もたくましい。
それにしても、いつになったら授業をさせてもらえることやら…。

先週の日曜日、コスタリカでは大統領選挙が行われた。
18才以上による国民投票、
4年に1度の大イベントである。


年明けからTVCM、新聞広告、宣伝車、ポスター、パレードなど
様々なメディアを利用して
各候補者による激しい選挙戦が繰り広げられてきた。
また、各政党はそれぞれシンボルカラーを持っており
それらの色の旗を掲げた車を街中でよく見かけた。
「ナンバープレートは付けてないけど政党の旗は付けてます」
という車もちらほら。


投票会場である小学校の周りでは、各政党の応援者が
シンボルカラーのT-シャツを着たり、旗を配ったりして
自分の応援している候補者への投票を呼びかけていた。
といっても、失礼ながら必死な様子は全く無く
先月のデモと同じく「お祭り騒ぎ」といった雰囲気で
盛り上がっていた。


sennkyo


場所によっては子供達による投票も行われていた。
もちろん選挙結果には直接影響しないが
子供の頃から政治に対する関心を高める
良いイベントだと思った。


投票集計結果は木曜日に判明。
大方の予想通り、元大統領である
オスカル・アリアス氏がトップだった。
しかし、ライバル候補との差は得票率にして僅か0.7%。
ノーベル平和賞受賞者でもあるアリアス氏の勝利は
早い段階から確実視されていただけに意外な結果となった。


引き続き、干からびそうなほど暑い日が続いている。
では、どれくらい暑いのか?


という訳で、温度計を買ってみた。


コスタリカでは温度計をあまり見かけない。
家庭だけではなく、店にも置いてない。


が、先日ようやく近所にある
(といっても15kmほど離れているが)
巨大なホームセンターでようやく発見。
このホームセンター、コスタリカでは
類を見ないほど品揃えが豊富。
明らかに海外からの旅行者向けといった雰囲気。


早速、部屋に置いてみる。
すると、昼間は35℃、夜は25℃ほど。
もちろん、屋外はそれ以上に暑い。
ということで、日本の真夏並みに暑いことを確認。


ondokei


これから、ますます暑くなるそうな。
具体的な数値を知らない方が涼しく過ごせるかもしれない…。

ホームステイ先の大学生が唐突に質問してきた。
「日本のprimer ministerioは誰だ?」


primerには「最初の」
ministerioには「大臣」という意味があるため
初代の総理大臣のことだと解釈。
が、初代首相の名前が咄嗟には出てこない…。


自分「ちょっと待て」
大学生「俺は知ってるぞ」
自分「思い出した、ヒロブミ・イトウだ」
大学生「違う、フニチロだ」


しばし沈黙…。


自分「フニチロ?誰だ、それは?」
大学生「自分の国のprimer ministerioも知らないのか?」
自分「そんな名前の日本人は知らん」
大学生「フニチロ・コイズミを知らないのか?」


どうやらprimer ministerioは総理大臣のことで
小泉純一郎首相のことを言っていたようだ、と納得。
スペイン語ではJを日本語の「ハ行」に近い音で発音する。
また「ん」や「う」を日本語ほどはっきり発音しない。
そのため「Junichirou」が「フニチロ」になったらしい。


自分「あれはジュンイチロウと読むんだ」
大学生「じゃあ、アキートを見たことはあるか?」


再び沈黙…。


自分「アキート?どこの国の人だ、それは?」
大学生「もちろん日本だ」
自分「そんな名前の日本人も知らん」
大学生「自分の国のemperadorも知らないのか?」


emperadorとは皇帝のことである。
アキートとは、今上天皇明仁陛下のことらしい。
スペイン語ではHを発音しないため
「Akihito」がアキートになったようだ。


スペイン語の不思議なところは外国人の名前を
英語表記で取り入れて、スペイン語で発音することである。
そのため、人によっては名前が変わってしまう。


その点、日本語はどんな人名でもカタカナを使って
音のまま取り込めるので、改めて便利な言語だと思った。


大学生「お前と話すのは疲れるな」
自分「お互い様だ」

コスタリカでも首都サンホセをはじめ、大きな町では
ファーストフードのチェーン店をよく見かける。
日本でもお馴染みのマクドナルド、
ケンタッキー、サブウェイなどもある。


が、外資だけあって物価に比べて値段が高い。
ハンバーガー1個が、その辺の定食屋での1食分と
同じくらいの値段だったりすることも。
それでも、客の入りは結構いい。
ちょっと贅沢したいときにでも入るのだろうか?


コスタリカのカーネル・サンダース氏。
大体どこの店でもベンチに座って足を組んでいる。
店の前に立たせておく日本よりも高齢者に優しいかもしれない。
何故か後ろのガードマンまでポーズを取ってくれた。


Canel


5日間続いたプラヤ・デル・ココの夏祭りも先週日曜日で終了。
最終日にはメインイベントの1つ、トペが行われた。


トペとは馬に乗った人々による行進のこと。
参加者は住民、観光客合わせて千人近くいたようだ。
普段はTシャツにハーフパンツ姿の住民達も
ジーパンにブーツ、カウボーイハットを身に着けて
かっこよく馬にまたがっていた。
中にはハロウィンのような仮装をした人もいて
沿道にびっしりと並んだ見物客を沸かせていた。


tope

昨日からPlayas del Cocoの夏祭りが始まった。
5日間も続く、村の一大イベント。
その間、闘牛、ダンス、パレードなどのイベントが催される。


会場となった空地には、いつの間にか
仮設の闘牛場と遊園地が設置されていた。

遊園地には小型のメリーゴーランドやゴーカートが。
さすがにジェットコースターはない。


その手前には露店が並び、串焼き肉、チュロス、綿菓子などの
食べ物やアクセサリーを売っていた。
ケーキ同様、綿菓子も色使いが派手。

特に人が集まっていたのはクジやサイコロ博打の露店。
ギャンブル好きが多いらしい。


コスタリカの闘牛はスペインの闘牛と異なり、牛を傷つけない。
では、どうするのかというと
最前列の観客達が闘牛場の中に入り
牛を挑発しては観客席に戻る、というのを繰り返す。
そして、牛が疲れた(飽きた?)頃に
馬に乗った闘牛士(?)が登場し
投げ縄を牛に引っ掛けて退場していく。
たまに逃げ遅れて牛にどつかれる観客や
なかなか上手く引っかからない投げ縄を見て笑う
といった感じのほのぼのとした闘牛である。

コスタリカ北西部に位置するグアナカステ県には

4つの国立公園がある。

そのうちの1つ、ニカラグア国境から南へ約40km、

中米最大の乾燥林地帯にあるサンタ・ロサ国立公園へ。

ここは乾季に葉を落とした木々が雨季の初めの一週間程度で

青々とした姿に戻る「緑の奇跡」と呼ばれる現象で有名とのこと。

西側は太平洋に面していて Witch’s Rockという

有名なサーフポイントもある。


県都リベリアからは公園入口までバスに揺られること約40分。

そこから公園中央のインフォメーションセンターまで約7km。

眩しい太陽の下、舗装された道路をてくてく歩き続ける。

途中までは、葉を落とした背の低い木々が道の両側に並び

確かに乾燥林といった雰囲気。

大きな黄色い花を咲かせるポロポロ、

アリに蜜と棲み家を提供する代わりにシカや

蛾の幼虫などの敵から守ってもらうアントアカシア、

茶色く紙のように薄い樹皮がペリペリ剥がれる

インディオ・デスヌードなど様々な木が立ち並んでいた。


poroporo


ポロポロの花


途中、数台の車に追い越される。

それどころか、自分以外に歩行者の姿を見かけない。

どうやら車で来るべき場所だったらしい。

そう気づいた頃、道の先に青々とした森が見えた。

乾燥林地帯といっても、落葉樹だけではないらしい。

しかし、さらに太平洋側に向けて歩いていくと

また落葉樹林が広がっていた。


森の中はティリンビナ自然保護区(2005年8月)

のような熱帯雨林とも

モンテベルデ自然保護区(2005年12月)

のような熱帯雲無林とも異なり

むしろ日本の雑木林のような雰囲気だった。

また、シカやアングーチ(小型犬ほどの大きさのネズミ科の動物)、

エボシズアカゲラ(頭全体が鮮やかに赤いキツツキ)

といった動物を目にすることができた。


anguchi


アングーチ


また、サンタ・ロサは1856年、コスタリカ軍が

隣国ニカラグアから侵入した傭兵部隊を撃退した地としても

知られておりその頃の銃や文化を紹介した博物館もあった。

博物館近くのモニュメントからは

延々と広がる森を眺めることができた。


santa rosa