日本製粉株式会社様よりご招待いただき、第4回アマニフォーラムセミナー
〜医療の最新情報と正しい栄養情報の提供〜
に参加しました。
ちょっと難しそうな内容かなと思ったのですが、超高齢化社会を迎えるにあたりとても重要な内容。
しっかり4時間お勉強させていただきましたよ。
第1部は、東京大学 高齢社会総合研究機構 教授 内閣府 一億総活躍国民会議 有職者民間議員 飯島勝矢 氏
フレイルの意味ってご存知ですか?
フレイルとは、高齢になることで筋力や精神面が衰えることを言います。
直訳すると虚弱という意味。
フレイルには体重減少や筋力低下などの身体的な変化だけではなく、気力の低下などの精神的な変化や社会的なものも含まれるのだそう。
ではサルコペニアという言葉はご存知ですか?
サルコペニアは筋肉減弱症です。
年齢とともに筋肉が減少し、手足の筋肉のボリュームや握力低下、通常の歩行速度ではなくなるなどが診断基準となるのだそう。
また廃用(不活発)は想像以上に筋力を弱らせるそうで、2週間寝たきりの生活が続くと7年分の筋肉を失うというのに驚きました。
要介護の入り口となるサルコペニアになると外出頻度が減少することで認知症になったり、転倒や骨折により要介護の状態になることも。
また口のまわりの筋肉が減少することで口腔機能が低下し、柔らかいものを食べる。すると噛む機能が低下する。食べ物が噛めない。という負のスパイラルになるのだそう。
サルコペニアの簡易指標 指輪っかテストで危険度がわかるそうです。
前かがみになり、利き手側ではないほうの脚のふくらはぎに親指と人差し指で輪っかをつくってピッタリフィットさせます。
囲めなければサルコペニアの危険度は低いのですが、隙間ができる場合は危険度は高くなります。
高齢者の新型栄養失調も増えているそうで、70歳以上の6人に1人が該当するというのです。
3食食べているのに栄養失調になるそうで高タンパク、高ビタミンDなど適切なエネルギーを摂ることが重要のようです。
同居者がいるのに孤食が多いと高齢者にとってはいろいろなリスクがあるそうなので注意が必要です。
孤独は肥満より健康に悪く、高齢者の死亡リスクを高めるというのも明らかになっているそうです。
そしてとても興味深かったのが、フレイルのリスクについての調査結果です。
運動だけしている人と運動習慣なし、でも文化活動とボランティア・地域活動をしている高齢者を比較すると、16倍の差があることがわかったそうです。
この差には正直驚きました。
もちろん運動も大事だけれど、習い事だったりお仕事、何より人と関わることが大事なのではないかと思いました。
第2部は、公益社団法人 日本栄養士会 常任理事 石川祐一 氏
高齢者における栄養問題について、なぜ低栄養になるのでしょうか。
それは食べる量が減るからなのだそう。
歯がない、入れ歯が合わない、硬いものが食べられない、脂っこいものが苦手になる、活動量が減るなどです。
タンパク質や脂質は少量で高エネルギーなので積極的に摂るように心掛けるといいそうです。
第3部は、日本製粉株式会社 川口康平 氏 。
健康的な食生活を実現するアマニの活用法について。
アマニには、オメガ3脂肪酸、食物繊維、リグナンが非常に多く含まれているそう。
成人1人あたりの一日の摂取量は1.6〜2.4g。
アマニ油なら小さじ1杯。ローストアマニだと大さじ2杯で必要な摂取量が摂れます。
他にもモンサンクレールのアマニフィナンシェや京菓子司 笹屋吉清のミルク餡入りアマニ焼き菓子などもありましたよ。
私の母ももう高齢なのでいつまでも健康で元気で過ごしてもらうためにアマニを勧めたいと思います。
長時間のセミナーでしたが、とても興味深い内容でしっかりお勉強させていただきました。
ありがとうございました。