公式さんから。
本日7月7日は #七夕 🎋🫧
— 「25時、赤坂で」木ドラ24【テレ東公式】 (@25ji_akasakade) July 7, 2024
┏┷┓
┃二┃
┃人┃
┃の┃
┃幸┃
┃せ┃
┃が┃
┃ず┃
┃っ┃
┃と┃
┃続┃
┃き┃
┃ま┃
┃す┃
┃よ┃
┃う┃
┃に┃
┗━☆彡#七夕の願い事 #七夕の日#ドラマ25時赤坂で #あさゆき#駒木根葵汰 #新原泰佑 pic.twitter.com/l6nBznqgHf
こういうのをすかさず上げてくれるから、
やばいなあ~って思っちゃう(え?)
なんだか、まだまだ、二人の物語が続いてるみたいで、
本当に
なので、なんだか、ロスってないんですよね…。
これで、公式さんが消えてしまうと、
きっと、あ~・・もういないんだ、なんてことになって
ショックかもしれないけど。
きっと、ぶるれい発売まではせっせと公式さんも
動いてくれる気がする。
ブルレイ発売のファンミとかしてくれないかな?
あ・・・。
でも、自分、超絶、籤運悪いから
当たらない気がするけど‥(つ﹏<)・゚。
なんて、まだ起きてもないことを妄想してますwwww
そして。
おかげさまで(え?)
新しい楽しみ方を思いついちゃいました。
でも・・。
思ったより、こだわってしまったので、
続くかどうかわかんないけど(何の話?)
よければ、お付き合いくださいm(__)m
こーゆーのが苦手な方は、
ここで、ゆーたーんです
白崎サイド1
他人の人生を生きる、というのはどういうことだろう。
そんなこと、考えたこともなかった。
でも。
あの日。
たまたま誘われた学祭で上映されていた、映画。
映画、は嫌いではなかった。というより、物語、が好きだった。
なぜ、と聞かれてもわからない。
ただ、ただ、好き。それしかない。
だから、そんな単純な好奇心で観た公開映画。
展開は単純すぎだったが不思議と印象に残る人がいた。
何かが心の奥深く、静かに沈んでいく。
結局。
その人への引っ掛かりと、
この気持ちの落としどころがわからなくて、
必死に勉強して、入ってしまった。
どうしてここに?と聞かれるたび、
そんな動機でいいのか、という迷いがあったけれど。
でも、知りたかった。この自分を突き動かすものが何かを。
でも。それは、誰にも言わない。
たとえ、あの人に出逢ったとしても。そう決めていた。
映研は、芸術としての模索もあるけど、
一般受けも大事だ、という二手に分かれていた。
それを知った時、そんなもの?という驚きと
それでいいのか、という想いに駆られた。
でも。
部室に残されたライブラリーは今はもう、
どこにも配信されてないものもあり、
そういう意味でも
潤沢すぎた。
だから、どんどん借りてしまった。
原作をこうも改変するのか、
と思えば、この解釈は納得できるというものあり、
原作なし、のこの作品のきわどさは何だ、
この体中が軋むような思いに駆られるのは…
という出会いが面白くて、貪るように観た。
観ながら、自分は演技者になりたいのか、
それとも、物語も総括をしたい人になりたいのか。
だんだん、わからなくなっていった。
映研での活動は面白かったけれど、
納得できないと全然、できなかった。
その中で、いろんな作品にも出ているあのひと、
がいつも新たな解釈を突き付けてくることに
震えていた。
悔しくて、彼に与えられたギフト、
をただ、ただ、心底、うらやましいと思う他なかった。
そうして、ずっと、観ていた。
感想を、と言われるから、
ついつい、書いてしまった。
どうせ、接することのない遠い存在。
自分のことなんて、きっと、知らない。
そう思ったら、
今見たままに、
想いのままに書けた。
でも。
なぜなのか。
ずっと、ずっと、心の隅を小さく、かりかりと削る
何かがある。
今となっては、そんな問いかけは意味がないことだと
わかっていながら、止まらなかった。
あのひと、がモデルとしてスカウトを受けて、
東京に行く、という話を聞いたら
自分が立っている場所が揺れた。
いや、実際は地震でも何でもない。
でも、まさにぐらついた。
あんなに「演じること」
「他人の人生を生きること」に真摯な人が
そこにいるだけで、背景がわかる。
想いが、立ち込めてくる。
あの、瞳が揺らぐ瞬間に、立ち会いたい。
そう思える人なのに。
それをしない、という選択をしたこと。
怒りで、目の前が、真っ赤になった。
なぜ、こんなにも、流れていく時間の中で
人の気持ちを揺らがせることができる人が
それをしないで生きていくのかと。。
そう思ってしまった怒りこそが自分を揺らしたものだった。
だから、言った。
どうかしてますね。」
今となっては、ひどいことを言ったと思う。
所詮、自分はあの大勢いる映研の中のモブ、でしかなくて。
自分の言葉に、どんな根拠もない存在でしかなくて。
でも、わかっていたのは、
自分には到底得られない、
天からのギフトが彼にはあるということ。
あの、端正な顔が少し歪んで言葉を紡ぐ瞬間は、
何にも代えがたい瞬間であったこと。
彼の演技が好きだった。
だから、羽山麻水、が、
モデルの仕事から演技の場にいったことは、
本当にうれしかった。
彼はやっぱり、俺があの時、心底思っていた
「他人の人生を生きる人。」
だから、自分が言ったことなんて
すっかり忘れていた。
きらきらと、
明るい道を堂々と歩んでいく姿は
本当に素敵で、
憧れと同時にうらやましくもあったから。
どんどん、世間の話題を席巻していく姿に貴方には、
光をいっぱい浴びるそこがよく似合う。
自分とは違う。
と、ずっと噛みしめていた。
なのに。
「白崎くーーーーん!!決まったよぉぉぉ!!」
という半泣きの篠田さんが飛び込んできて。
まさか、
自分がそこに居合わせることになってしまったなんて。
「おはようございます。」
と入ってきたあのひと、もとい、羽山さん。
やっぱり、いるだけで
その場が華やかになる。
動く姿に目が奪われてしまった。
川田監督が言った
「ラブストーリーって
全部同じことを描いていると思うんです。
二人がお互いのことを
唯一無二の存在だとやっと気づくまでの話。
そこに至るまでの気持ちを
大切に描いていきたいです。」
それを今から、この人とするんだ。
この、キラキラした人と。
そう思ったら、うれしさよりも、
不安が押し寄せてきた。
できるのか、自分。
オーディションでは
「共通点がないっていうか、
まだ、見つかってないんです。
今は、まだ、俺が気づけてないだけで、
でも、絶対にある。
俺と拓海がつながる瞬間が、
きっと、ある。
俺、拓海のこと、もっと知りたいし、
誰よりも理解したい。
だから、探し続けます。」
って大きなこと言ったけど、
しょっぱなからやってしまった。
休憩入れる、って言われて、少しほっとした。
こんな時には、甘いコーヒーが一番。
でも、頭の中は初めてすぎて、緊張…
「緊張した?」
うわっ・・・なんで、羽山さん‥。
ちょっと、いきなり現れるの、やめてほしい。
ついつい、身構えてしまう。
だって、あっちは有名人だし、
自分は失敗しちゃったぽっと出の新人。
なのに、
「久しぶりだね、白崎君。」
え・・?
驚いた俺の前に、コーヒーが差し出された。
とりあえず、お礼を言う。
えっと・・。覚えてたってことでいいよな?
でも、なんで?
「同じ大学、同じ映画研究会、で、俺の2こした。」
え・・・当たってる。・・・うれしいけど、でも・・・
「しゃべったことなかったし。」
って、思わず言ってしまった。
だって・・・。
あの頃、俺、いろんな人に突っかかっていったけど、
羽山さんにはしてなかったはず…。
・・はず、だよね・・・。
って、どぎまぎしてたら、
そんな自分を見透かしたように
「あるよ。」
えっ?・・・・俺、何もしてないよね???
必死で大学時代の記憶を手繰り寄せる。
記憶の中の羽山さんは、
周りにいつも何人もの人がいて、
穏やかな笑顔を浮かべていた。
自分はそれを、いつも遠くから見ていた。
うん。
見てただけ、のはず…。
だけど・・・。
冷めないうちにどうぞ、
と言われたコーヒーは程よく甘くて、おいしかった。
温かいものが喉からすっとおりていくと、
緊張がほぐされていくようだった。
羽山さんは、それ以上教えてくれる気がないみたいで、
いつものように
薄いベールでもまとってるみたいだった。
いつ、話したんだろう。
いったい、何を?
とぐるぐる考えていたら、佐久間さんがやってきた。
距離の近い人みたいで、
どうやら羽山さんと仲良くしているらしい。
その、遠慮のなさで
シンデレラ、だの、
最初がこの現場だと大変、だと言うので、
ついつい、
「どんな現場でも、作品を作るって、大変なことだから。」
って突っかかってしまった。
あー・・・やっちゃった・・・って思って、
視線を外したら、
え?
なんか、羽山さん、笑ってる?
え?
どういうこと?
いやいや、そっちよりも、佐久間さんだ。
でも、佐久間さん、こんな失礼なこと言った俺に、
「だね、その通りだわ。」
って言って、行ってしまった。
え?どういう・・?
ってちょっと戸惑っていたら、
羽山さんいわく、
佐久間さんなりの励ましだって。
思わず、
「あれが?」
って言ってしまった。
いや、わかんない・・・。
そう思っていたらふいに
っていきなり髪の毛に手が伸びてきた。
え?羽山さん…?なに!?
って超絶びっくりした。
ちょ・・・ちょ・・・って焦ったけど、
でも、その優しい指先が
髪の毛をゆっくり整えるのが心地よくて、
そしてあの端正な顔が目の前にある事実に
何もできないでいたら
って、少し笑いを含んだ声が届いた。
え?…それは、どういう意味?
って、聞けるわけない。
おまけに
って、こんなキラキラで、艶々した瞳で言われちゃうと、
この人の恋人役、
の重みが一挙に押し寄せてきた。
そして、やっぱり、全然だめだった。
「初めから、羽山さんや佐久間さんのようにはなれないよ。」
って、篠田さんは言うけど、
「それは理由になんない。
初めての現場でも100回目の現場でも、
いい芝居をするのが仕事です。」
って思わず、言い返してしまった。
篠田さんには悪いけど、
いつもこうして寄り添ってくれるから、
ついつい、言わなくてもいいことまで
言いすぎてしまう。
わかってはいるんだけど、
いつも後で反省するんだけど‥。
でも、今日という今日は、
ダメな自分に腹が立ちすぎて、
もう、言葉が止まらなかった。
拓海の気持ちがわからない。
だから、役を生きるために、
できることは、何でもするしかなかった。
初めて踏み込んだその店は、
当たり前、だけど男の人しかいなかった。
「なに、飲んでるの?」
って声をかけられたけど、
どう答えていいかわからなくて、
そのまま答えた。
仕事で来てる、
って言っちゃったのがまずかったのか、
やたらぐいぐい来られて、
え、何だこれ、
って思ってたら、
一緒に飲もうって言われて、腕をつかまれた。
覚悟を決めてきたはずなのに、
全身から一挙に汗が噴き出る感じがした。
いやだ。いやだ。いやだ。
身体が受け付けない、ってよく聞くけど、
まさに、それ。
身体がこわばって、
言うことを聞かない。
どうしよう。
でも、役のために何でもするって決めたからには、
って迷っていたら、
いきなり肩をつかまれた。
え・・?今度は何??
「お待たせ。」
サングラスがよく似合ってるイケメンがそこにいた。
ってよく見たら…
まさかの「羽山・・」
そこまで言ってしまって、
慌てて口を覆った。
やばい、やばい。
この人は有名人なのに。
奥の方に連れていかれた。
ちょっと、ほっとした。
どうしてここに?
と聞いたら、
たまたま見かけて、様子が変だったから気になって、
と言われた。
気にかけてもらったんだ。
うれしい、と思う反面、
どうしよう、こんなところを見られてしまった、
という焦りで
頭がいっぱいになってしまった。
「どうして、この店に?」
って、逆に聞かれて、
どうしよう、正直に言うべきか。
いや、言えない‥。
でも、気にかけてもらってるのに、
ごまかせない。
だから、迷いに迷って、
そんな自分の気持ちを振り切るように正直に答えた。
「セックスする相手を探しに来ました。」
その言葉を聞いた羽山さんの反応。
いつもは少し笑みをたたえているかのような瞳が
大きく見開かれ、息を吐くように言葉が漏れた。
そりゃ、そうだ。
そんな言葉、聞いたこと、ないはず。
どういうこと?って顔に書いてあったから、
情けない話だけど、正直に言った。
まともに恋愛したことないこと、
誰かを好きだっていう気持ちがわからないこと、
だから拓海になり切れない、
演じきれなくて、
どうしようもないって思ってること。
もう、言葉が止まらなかった。
でも、羽山さんはそんな自分を笑うことなく、
わかってくれた上で
「ここはそういう場所じゃないと思うけど。」
って優しく言ってくれた。
そして、
「危なくない?」
って心配までしてくれた。
それはそうなんだけど。
確かにそうなんだけど。でも・・・。
思わず、
「俺には、この仕事しかないんです。
やっとつかんだチャンスなのに。
羽山さんと芝居できるチャンスなのに。」
「失敗したくない。
役のためにできることは、全部しておきたい。」
ぶつけるように、言ってしまった。
全部うまくできる羽山さんに、
今の自分の気持ちなんてわかるはずない。
そう思ったから、
「だから、ほっといてください。」
とまで言い切ってしまった。
だって、せっかくここまで来た。
もう、この方法しかないって思ったから。
それを邪魔されるわけにはいかない。
って、羽山さんを振り切って歩き出したら、
ふいに腕がつかまれた。
まだ、邪魔を…って思ってたら、
「じゃあさ、俺じゃダメ?」
え・・?どういうこと・・・?
「セックスの相手。俺じゃダメ?」
は?何言いだすんだ、
この人。頭おかしいんじゃあ…。
って思ってたら、
すっと羽山さんの腕が伸びてきた。
ゆっくり帽子を取られる。
そしてあごを持ち上げられて
「いやだったら言って。」
って言われた。
これのどこが嫌だって言えばいいんだろう、
って思ってたら、
ゆっくり羽山さんが近づいてきて、
視線が合わなくなった、と思ったら
少し冷たくて、
湿っている柔らかいものが唇に触れた。
えっ、なに、なに、何…。
目の前に、
閉じているバサバサのまつ毛に覆われた瞳があった。
すっと通った鼻から
かすかに息が漏れ出るのを頬に感じた。
え・・・何が・・・。
って混乱するうちに、
なんだか、いつもより、
一層強い羽山さんの香りが
自分を包んできて・・・。
それがとても心地よくて、
思わず、自分も目を閉じてしまった。