本当に、超絶きれいだった。

本当に、こんなに美しい表紙。

2人の世界観、がそのまま表れていて、

本当に、尊い。

震えてしまった。

 

いや、今でも震えてしまう。

そんな8巻。

 

 

 

 

だけじゃない。

 

 

特装版も通常版も、

帯に書いてある、この言葉。

 

これだけで、

涙で滲んで見えなくなってしまう。

 

安達にとっての、愛する人。

 

 

 

原作の安達はけっしていい人、だけの人ではない。

 

きちんと責任もって仕事をするし、

そのために同僚とどんな距離感で仕事をするかわかっている。

黒沢の

「真面目で、不器用で、でも人のこと、見てるし」(※原作)

だけじゃなく、

黒いところも持ち合わせている。

 

そして、

だからこそ、

人と距離を置いてしまうし、

これから先のことを考えすぎて、

一歩が踏み出せない。

 

その安達が

安達を傷つけたくなくて嘘をついてしまった黒沢に、

ここまで言えるようになった。

 

そして

「後悔しない?」と聞く黒沢のお母さんに対して、

 

まあ、そもそも、あいさつに来た二人に対して

そんなことを聞くこと自体、偏見なんだけどなって

思っちゃったけど、これが黒沢家なんだなって。

この中にいるから、

黒沢もそつなく生きるしかなかったんだなって

勝手に思う。

 

後悔してもいいじゃん。

自分の人生なんだから。

 

って思うんだけど。

でも、それは他人の私が思うこと。

黒沢のお母さんはそうはいかない。

 

 

でも、黒沢の、これは初恋、ってわかってるお母さん。

その矛盾に対して

 

 

ここまで言い切っちゃう安達。

 

 

人見知りだから、とか、

 

って言ってたのに、ここまで言い切れる強さを持つことができた。

 

そして黒沢に対しても、

とまで言えるようになった。

 

「変わるきっかけを黒沢がくれたから」

って安達は言うけど、

そのきっかけをきちんと受け止めて

手放さなかったのは安達。

 

そして、もちろん、

手放せないようにしてたのは黒沢、なんだけど( ´艸`)

 

 

 

 

人が人を愛する、って

人の数だけある、ってわかってはいるけど、

漫画なんだけど、

でも、きっとこんな風にお互いを大事にして、

お互いに寄り添って生きていこう、って

思えることの素晴らしさ、というか。

 

人はこうして、愛を紡ぐことができる、

って目の当たりにしてもらえることで

そういう営みを信じられるというか。

 

 

そして、こんな陳腐な言葉さえ、

本当はとても尊い言葉なんだってことを

痛感させてもらえてる。

 

 

 

愛する。

 

って千差万別、なんだけど

こんなアイノカタチ。

 

見せてもらえて、

泣けて泣けて仕方ない・・・・。