【青天の霹靂】
まさにこの言葉が現実となった状態だった



考えても答えなんて出てこないけど
『なぜいきなり』
『なぜ事前に話さない』
『どういう事?』
という言葉が常に私の頭の中で
蠢いていた



そんなに私は
話ができない人
というレッテルを貼られていたのだろうか



結婚して
子どもを産み育て
家庭を守るために
私がしてきた事は間違っていたのだろうか



不器用過ぎて
義理親たちとうまく関われなかったのが
いけなかったのだろうか



不倫を辞めさせられなかったとか
辞めさせるのを諦めたのが
いけなかったのだろうか



なぜ話もせずに
いきなり調停申立なんだろうか



そんな回答の出ない暗闇の中で
向かう方向を見失っていた







ただ、私以外の人たちは口を揃えて
『クズさんてそういう人でしょ』
『やっと目が覚めたか!』
『帰っておいで』と言い
起きるべくして起きただけと
言わんばかりだった



10人いたら10人が
私がクズと結婚する事を
反対していたと言った



え…💧
私、反対されてた認識持ってなかった

というか
全員が反対してたって事を
この時初めて知った💧



私は何を見てたんだろうか
何を聞いていたんだろうか



元々自己肯定感が低いのに
自己否定ゾーンにまで達していった







中でも地元の第二の母からは
こっぴどく怒られた



『大体ね!
田舎の実家暮らしで同居なんて
やめとけ!って言ったでしょ!

訳ありで事情ありな男なんて
選択枠に入らないでしょ!

バツイチだからって
自分を安売りするからこーなるんだよ!』



辛辣すぎる笑



『一番可哀想なのは
息子君だからね!!

あんたは自分で選んで行ったんだから
仕方ないと思わないとだけど

息子君は1番犠牲を被るんだから
あんたが泣き言言ってる場合じゃない!

息子君の生活を守るためにも
負けちゃダメなんだから!』



分かってる
1番分かってる
言われなくても分かってる



『弁護士さん聞いてもらってあげるから!
連絡つきやすくしててよ!』
そう言って
知り合いの弁護士さんを紹介してくれた



その他に自分でも弁護士検索して
問い合わせや無料相談に伺った



難しい司法試験に合格して
こんなクソみたいな不倫離婚相談って…と
変に恐縮した



どの弁護士さんも
事実をどう見せるかが大事で
その時々に抱いた感情や我慢した感情では
話が進まないのだと
私に解いたくれた



結婚て
感情を持って未来を夢見た上での
選択だったのに

離婚て
各自の真実のぶつかり合いで
事実をどう見せるかの争いだ
と感じた



それと同時に
探偵さんのところにも連絡した



お忙しい中、すぐ時間を作ってくれた







奈落の底へと突き落とされ
沼に引き摺り込まれ

足元がふわふわした状態だった