コウノドリをみて(安心して子どもを産み育てられる社会に) | 障がい児のママ&パパ専門カウンセラー 山本峰司

障がい児のママ&パパ専門カウンセラー 山本峰司

障がいや病気を持つお子さんは、病院での治療や手術に伴う入通院、または福祉施設での療育、訓練等があります。それだけでも精神的にツラい想いをされている人がたくさんいると思います。夫婦で支え合い子育てできるように、ボク自身の経験を含めて綴ります。

障がい児のママ&パパ専門カウンセラー

山本峰司(たかし)です。


長男と次男が口唇口蓋裂(こうしんこうがいれつ)という病状です。

次男はダウン症,、先天性甲状腺機能低下症(クレチン症)もあります。


そして、妻も口唇口蓋裂です。


引き続き、コウノドリ  (TBS金曜日夜22:00~)ネタで。


以下、ネタバレとなります。


ちなみに、番組終了後一週間(12月21日(金)21:59まではこの番組が以下のサイトでみられます。

コウノドリ最終回


(TBSオンデマンド(「ティーバ―」という、民放5局、いつでもどこでも見られるみたいです)


番組をみて改めて思ったのは


・出産は奇跡である

・うまれてくるすべての命にありがとう

・あかちゃんを産むおかあさんに感謝

・出産には、医療・福祉の充実と総合的な連携が必要

・仕事と家庭の両立をできる世の中に


・・・


さまざまな妊娠と出産、出産後に治療が必要な子どもたちのことを取り上げながら、そこに関わる親や医療従事者の内面に迫る作品でしたね。


ボクは、三人の子どもの立ち会いをすべて行いました。


あかちゃんがうまれてくることは、本当に奇跡だと感じてきました。


妻が、約280日間お腹の中で命を育み、大切に守り、さまざまな制限をしながら息子たちを産んでくれたことは、それだけで感謝です。


長男と次男は口唇口蓋裂で生まれ、NICU室で過ごし次男は、出生1ヶ月後にダウン症と診断されました。


しかし、何もなかった三男もすべて同じ命であり、うまれてきてくれたことに「ありがとう」と思うのです。


次男は、うまれてすぐNICU室と形成外科で口唇裂の治療をする病院へ転院。病院間の連携は本当にありがたかったです。


ドラマで描かれているような、医療従事者との落ち着いた雰囲気での対話は理想ですが、その背景には医療従事者の働く環境やチームワークがどれだけ取れているか、患者さんと向き合おうとするか気持ちにも影響されると思います。


マタハラで悩む人は多いことでしょう。余剰人員がいて気持ちに余裕があればそうならないかもしれませんが、妊娠・出産で休暇を取ることは「迷惑をかけること」というのが今の社会の常識。


ドラマでは、不妊治療と体外受精でやっと妊娠し、出版社で働く相沢さんという女性が言われた言葉に「あるある」と思った人も多いはず。


「『私もできちゃいました』なんてのはなしにしてくれよな、ただでさえ一人産休とって手が足りないんだから・・・」と上司のキツイ発言。


これは、本当に悔しい言葉であり、そのために、何かを犠牲にしてこられた女性は多いと思います。


相沢さんは、ペルソナ医療センターの壮絶な現場を取材した後に変わりましたよね。


当初書こうと思ったゴシップ的な内容をやめ、マタハラ上司にはっきり妊娠の報告と自分の意見を伝えた時、すがすがしく思ったのはボクだけでしょうか。

「迷惑かけるかもしれないですが、仕事もお腹の子も、どっちも大事にしたいです。赤ちゃんが生まれるのって本当に奇跡です。良い記事を作って売上アップに貢献します」

迷惑をかけるかもしれないからこそ、それ以上にがんばるという決意です。


現実にはなかなかそう言える状況にない社会です。


女性の活躍推進というには、夫の家事育児への参画と上司の積極的なワークライフバランス推進が不可欠だと思うからです。


また、出産と同時に妻を亡くし、シングルファザーとなった永井さんというパパ。実家に預けずに自分で育てようとする際に、残業しなくてもいい部署に変わり、キャリアは先延ばしにしました。


異動が難しい場合は、転職という方法を取られる人もいることでしょう。


社会は、まだまだ子育てだけでなく、介護や地域活動など必要な生活を営むにはやさしいと言える状況ではなく、仕事が優先される世の中です。


ただ、相沢さんが言っていたように、仕事も家庭もがんばり、家庭での気づきが仕事にも生かされるようになる時代が来ることをボクは信じています。


いま、「イクボス 」という風が吹いています。上司が変わる時に来ているからです。


そして、理想する職場環境を求めるだけでなく、一人ひとりが変わるっていくことも大切なように感じました。


鴻鳥先生の言葉


「僕は信じていますから、生まれてくる命に意味のないものはないと」


それは、どんな状況でどんな出産であろうとも、という意味を含んでいると思います。


だからこそ、社会環境によってもたらされる痛みや苦しみができるだけ少なく、安心して出産を迎え、出産後も育てられるような社会にしていくことを強く感じたドラマだったのです。


第10話(1つめの記事)についてはコチラ

http://ameblo.jp/puppy19970630/entry-12108580473.html


第9話はコチラ(3回に分けて書いています)


http://ameblo.jp/puppy19970630/entry-12106782724.html


http://ameblo.jp/puppy19970630/entry-12106062437.html


http://ameblo.jp/puppy19970630/entry-12105366555.html


第8話はコチラ

コウノドリを見て(口唇口蓋裂・18トリソミー・無脳症・死産・・・)

第7話はコチラ

コウノドリをみて(自然な分娩も病院での分娩も助産師の役割は大きい)


第6話はコチラ

コウノドリをみて(産みたい時に産める世の中に)


第5話はコチラ

コウノドリをみて(障がいや病気があっても、居場所があると幸せに感じられる可能性がある)



第4話はコチラ

コウノドリをみて(医療・福祉関係者に求められる誠実な生き方)


第3話はコチラ

「コウノドリ」を見て(「お産に絶対なんてない」からこそ立ち会う)





ボクの出産立ち会いや「コウノドリ」の紹介についてはコチラ


番組終了後、一週間はこの番組が以下のサイトでみられるそうです。



(TBSオンデマンド(「ティーバ―」という、民放5局、いつでもどこでも見られるみたいです)



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