障がい児のママ&パパ専門カウンセラー
山本峰司(たかし)です。
長男と次男が口唇口蓋裂(こうしんこうがいれつ)という病状です。
次男はダウン症,、先天性甲状腺機能低下症(クレチン症)もあります。
そして、妻も口唇口蓋裂です。
大好きな絵本のひとつに、「ぐるんぱのようちえん 」があります。
働きに出されたぐるんぱは、行く先々で、とっても大きなものばかりを作っては、「もう けっこう」と断られます。
何度も何度もあきらめずに断られますが、たまたま出会った大家族に子どもと遊ぶことを頼まれます。
そして、ぐるんぱはピアノを弾き語り、それが喜ばれて幼稚園を開くことになる、という絵本。
ご存知の方も多いと思います。
ボクがこの本から学ぶことを三つあげると
1.どんなに失敗してもあきらめなければ、必ず願いはかなう
ぐるんぱは、5回「転職」します。
「しょんぼり」することはあっても、気持ちを切り替え次の場所へ行きます。
2.能力が発揮される環境は必ずある
ぐるんぱは、とびっきり大きなものを作る能力がありました。それは体の大きいぐるんぱの能力です。でも、それが発揮できるかどうかは、違う問題です。
3.自分の思いでなく、相手の喜ぶことをする
幼稚園を開くことになったのは、その前段階として子どもたちに喜ぶ歌を提供できたからですが、それも自分が作りたい「大きなもの」ではなかったことがポイントなのかもしれません
12人の子どもの母親が、洗濯ものを干して猫の手も借りたいくらいの時に、それまでのぐるんぱなら、どうしていたでしょうか???
でも、ぐるんぱは、母親の洗濯を助けるのではなく、母親の求める「遊んでほしい」ことにフォーカスしています。
これは、仕事をする点でも、人間関係を作る上でも、障がいの有無にも関わらず大切なポイントです。
障がいを持っていると、「能力が人より足りなかった」り、「失敗」をたくさんしたり、してうまくいかないことはたくさんあることもあります。
障がいを持っていなくても同じです。
障がいをお持ちの親にとって、入所の施設を希望する人もいれば、働き自立することを望む人もいると思います。
「施設」「作業所」「デーサービス」という福祉サービスの利用もすばらしいですが、何か能力を発揮できるものを見つけられるよう手助けするのが親の役目ではないか、と思います。
そして、その能力は発揮できる環境でないと意味がありません。
ボクの次男はダウン症です。まだ1歳8か月ですが、体がめちゃくちゃ柔らかく、叩いたりこすって音をだすのが好きです。体の柔らかさは歩けるようになる時間がかかる要因となっていますが、この柔らかさを何か活かせないか、と考えています。
一般的にダウン症は、「愛嬌がある」とか「ダンスが好き」とか言われたりもします。
ひとくくりにダウン症、という特徴もあるかもしれませんが、一人ひとりの個性や能力は、また違うと思うので、それが活かされる場所を一緒にさがせないか、と思います。
それは、仕事とか、相手との関係という点で考えると、自分だけの思いよりも、相手にフォーカスしたほうがうまくいくはずです。
どんなにすごい能力があっても、相手が求めたり、喜ぶこととに関係ないと、「宝の持ち腐れ」になります。
それは、障がいをお持ちのお子さん一人で見つけるのは難しいと思いますが、親や支援者と一緒に考えていくことで必ず、ぐるんぱのような「天職」は見つかると思います。
「ぐるんぱのようちえん 」
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