「自分にも」問題がある | 障がい児のママ&パパ専門カウンセラー 山本峰司

障がい児のママ&パパ専門カウンセラー 山本峰司

障がいや病気を持つお子さんは、病院での治療や手術に伴う入通院、または福祉施設での療育、訓練等があります。それだけでも精神的にツラい想いをされている人がたくさんいると思います。夫婦で支え合い子育てできるように、ボク自身の経験を含めて綴ります。

ボクは、仕事や恋愛、地域活動、

それにまつわる人間関係に

いつも悩んできました。




劣等感や虚しさを感じる毎日のなか、

人に相談に乗ってもらったり

本を読みセミナーなどに参加。




学ぶだけでなく行動に移すことで

生きがいを感じるようになってきました。




そして、自分が人生の主人公になることで

「生きていてよかった」と思えるように

なりました。




「人生の主人公になる」ってコツがいります。




まずは、ものの見方・考え方をかえることです。



ボクは、何でもうまくいかない原因は

人や環境のせいにしていました。




いじめられるのは、いじめる人が悪い

教え方の悪い上司がダメ

職場の環境がなっていない

彼女がやさしくない

サークル仲間が自分のことしか考えてない・・・






自分にも原因があるかもしれないことを

振り返らず、絶えず相手のせいにしていました。





「自分だけ」がではなく、「自分にも」です。



二人以上人がいて、何か問題があれば、

片方だけ、あるいはその中の一人だけに

問題があるのではないのです。




あったとしても、「自分にも」何か問題はないか、

と振り返ることで、自分の改善点を見つけることができ、

接し方・関わり方を変えたり、

言葉に出して謝ったりすることで

人との関係がよくなることがわかりました。




どう考えても、相手がひどい!と思う場面は

たくさんあります。それに遭遇してきました。



でも、どんなにひどい状況のなかでも、

相手だけに問題があったとも

何を大切にしないといけないか




人を責め続ける気持ちをなくそうとすることです。




自分の心のあり方は、それで大きく変わってきます。




相手が悪い、の一本張りの場合は、

当然自分だけが正しい、という思考になるので、

相手を打ち負かすこと、自分の正当性を認め

させることが目的になります。




でも、それが目的ではないですよね。





相手の発した言葉、行動、態度が

自分の思いと違ったり、嫌だったりして

傷ついた。悲しかった。悔しかった。





そういう感情が生まれることがあったりして、

本当は、相手に自分の気持ちを知ってもらいたい、

わかりあいたい、という気持ちなのではないでしょうか。





なので、ボクは自分の気持ちを

理解してもらいたいからこそ、

相手の気持ちも理解しようと


することにしました。




そのためには、相手を責めるモードをやめる、って

ことを大切にしてきました。




どんな人間も指紋の数と同じように

考えていることも感じ方も違います。




「自分にも」と客観的に改善点をみつけようと

することで、相手に歩み寄ることができます。





どんな状況にあっても、自分はどうしたいのか

どうありたいのか、どういう気持ちになりたいのか・・・





自分自身のぶれない軸をつくることが

本当に大事だと思えるようになったのです。





といって、すぐに身につくことはできません。





ただ、自分が人生の主人公になるということの

階段を昇り始めている実感をもっているのです。





あなたは、「自分にも」問題があるって考えますか?