相方がベビー用品店に行くと、かなりの確率で長男の服を買ってきてくれます。
息子には、英語よりもスポーツよりも、ファッションの早期教育をしたいようです。
それでは、今夜もお送りします。
【Light in the Dark】第97話です。
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#97 今、改めて思うこと。
今年の2月から、人生を振り返って、私の人格や価値観の形成に関わる大きな出来事を中心に、思いつくままに綴ってきました。
物心つく頃から、両親の愛情を感じられずに育った私。
母は、長女の私をしっかりした子に育てたかったんだろうけど、すり寄れば振り払われ、やってしまった失敗のレベル以上に怒鳴られ、ときには叩かれ蹴られ、包丁を向けられたりも…
父は、そもそもあまり家に居つかず、多分子どもは好きだったんだろうけど、どう育てるかというビジョンは持ち合わせず、結果的に無関心…
そんな両親との暮らしの中では、自分の存在自体に自信が持てず、のびのびと振る舞える居場所を見つけられなかった。
いろんな人と出会う中で、やっと居場所が見つかったと思い、短い腕を目一杯伸ばしても届かず、目の前を通り過ぎていったり、掴んだ瞬間にトゲが刺さったり…
そんなことが重なった結果、誰かの言葉や態度を悪い方に解釈して傷つき、また相手を傷つけ、人生そのものに失望した時期も。
【私は愛されていない】
この世界には、理由もなく周りから愛される人とそうでない人がいて、自分は間違いなく後者なのだと思っていたし、だからといって、愛されようと努力する発想も持てなかった。
周りが私を愛してくれないなら、私が周りに気を遣ったり、思いやりを示す必要もない。
本気でそう思っていたから、自分勝手に振る舞った時期も長かった。
本当はずっと愛されたいと思っていたくせに、人の好意を信じられず、自分から誰かに優しくすることも苦手で。
【こんな私が誰かから愛されるわけがない】
だけど、実はそれが事実ではなく、ものすごく強い思い込みだったことに気づいたのは、32歳で離婚したときのこと。
人生最大のピンチのときに、家族を含む周りの人が、いろんな形で手を差し伸べてくれた。
【私は、愛されている】
私を取り巻く世界は…
思っていたよりもずっと、優しかったんだ。
そのこと、もっと早く知っていたかったなぁと思うけど、きっと、このタイミングでなければ、私は心の底から実感できなかったんだと思う。
今は、どちらの親のことも好きだし、元夫のことも、セラピストとして生きるキッカケをくれたことには感謝してる。
そして、若い頃の毒舌でつかみどころのない、おそらく相当とっつきにくかったであろう私と仲良くしてくれた友達にも、心から感謝したい。
もちろん、今の私と仲良くしてくれてる人たちにも、相方及び二人の息子にも。
39年、いろいろありながらも何とか生きてきた私が、今言えること…
人生は、自分の捉え方ひとつで、簡単に良くも悪くもなる。
だったら、いい方に捉えた方が生きやすいし、楽しい!
【生きている=希望がある】
今を生きている私にも、あなたにも、生きている限り、そこからよりよい生き方を選べる可能性があるんです。
だから、あきらめないで生きましょ。
これ、自分にも言い聞かせてるよ、改めて。
〜第98話へつづく〜