JFK没後45年の月だからかもしれないが『13デイズ』をCSでやっていた。
『JFK』流れでケビン・コスナー主演の映画とくれば軍部は悪者。
国防総省の協力は得られなかった映画みたいだが観れば納得。
空軍参謀長のカーチス・ルメイなんかかなりヒール役。
統合参謀本部議長のマクスウェル・テラーはじめ軍部は悪者役。
ま、最近公表されたホワイトハウスのキューバ危機当時の録音テープでは
ルメイをはじめ軍部の人間はケネディ退室後に罵詈雑言を浴びせていたみ
たいなので史実にかなり沿ったものなんでしょうね(苦笑)
全面核戦争一歩手前までいった状態だったので数多くのドキュメンタリーな
どで検証されているが実際のところどうやって危機を回避したのは不明。
ジョン・ロバートと中心にいた人物はその後暗殺されているしソ連の当事者
もほとんどいない。
色々な誤解が事態を悪化させて、その誤解が偶然良い方向に転がって回避
できたというところなんでしょうがね。
ま、外交ってそんなもんでしょうけど。
映画自体はケビン・コスナー演じる大統領特別補佐官の役はありえないのだ
が狂言回しとして仕方が無いか。
キューバ危機のひとつの見方としての映画と考えれば良い仕上がりだと思う。
ロバートと一緒にソ連大使館に交渉に向かう際、大使館の煙突から上がる煙を
見て「重要書類を焼いている。彼らも覚悟を決めたな」という台詞はリアル。
しかし、キューバ危機で一番印象に残っている言葉はこの映画には出てこな
かったが危機が回避された日にある市民が言った言葉。
「人間の理性が勝ったのですね」
信じていきたいものです。