*リアルタイムはウクライナ、オデッサ
【2014年10月7日】
この日は、パレスチナ自治区にある「ベツレヘム」という町へ行ってみました。
ベツレヘムはイエス・キリストが生まれた地とされていて、生誕教会などの見どころも多く、さらに「バンクシーの絵」があることでも有名な場所です。
ヨルダン川西岸地区にあるベツレヘムはエルサレムからは割と近いです。
旧市街近くにあるバス停から24番のバスに乗ります。
(21番でもOK)
この日はイブじいの宿にいた数人の日本人と一緒に回ることにしました(^^)/
みんな世界一周していたり、個性的な人たちなので話も盛り上がります。
バスに乗ること約30分
早速見えてくるのが、コンクリートで作られた高い「分離壁」
この分離壁はパレスチナ自治区をぐるりと囲むように造られていて、中にいるパレスチナ人は自由を制限されています。
もちろん、彼らはここから出られない訳ではないのですが、ゲートの外に出るには厳重なチェックが必要
時には嫌がらせをされ数時間も放置されることもあるそうです。
バスを分離壁の入り口で降りるとすぐにゲートがあり、そこでパスポートをチェックし、ゲートの中へ入ります。
基本的に中には誰でも入れます。
出る時のチェックが厳しいんです(>_<)
はっきり言うと入るときはチェックすらない場合もあります(>_<)
パスポート忘れて入ってしまうと悲惨ですね( ゚Д゚)
ちなみにゲートは軍の施設なので写真撮影は禁止です。
写真撮影を巡ってトラブルになるんですが、それはまたの話・・・。
ゲートを超えるとすぐにパレスチナ人のタクシー運転手が客引きに集まってきます。
さすが観光地でもあるベツレヘムですね!
さっそくタクシーの値段を交渉開始!!
が、なかなか相手も折れず苦戦気味・・・。
この時はイスラエルの連休中だったので相手もかなり強気です。
結局、行くことになったのはこの6か所
1、羊飼いの野
2、サバ・モナストリー
3、ミルク・グロット
4、イエス・キリストの聖誕教会
5、ヘブロンの町
6、バンクシーの絵
1人約4,300円(´゚д゚`)!!
これは高いですね・・・(>_<)
まぁ、ヘブロンとサバ・モナストリーがだいぶ離れた場所にあるのでしょうがないんですが、それ以外なら普通は20シェケル(約600円)くらいで回ってくれるそうです。
まぁ、何はともあれシュッパーツ!!
ちなみにこのタクシーが後で大問題をやらかしてくれます・・・( ゚Д゚)
まず最初に来たのが「羊飼いの野の教会」
ここはタクシーの運ちゃんが連れて行くと言った場所だったので、誰もここがどういうところなのか知りませんでした。笑
あとから調べると、ここは「天使が羊飼いの元に下りてきて、イエスの誕生を告げた場所」なんだそう。
教会の中はとてもきれいで、中央では天井から優しい光が差し込んでいました。
壁に絵が描かれていて、これは天使が突然羊飼いの元に下りてきたことを描いています。
これはその天使のお告げをもとにイエスを探した時の様子ですね。
聖母マリアがイエスを抱きかかえています。
その他にもいくつか壁画があります。
教会の裏手にはイエスの誕生場所を再現したという場所も。
馬小屋で生まれたキリストをリアルに再現しているのでしょうか。
そして、かつて羊飼いが放牧をしていたと言われる場所には、現在はアパートが立ち並んでいました。
これはパレスチナ人が住むアパートなのか?
それともイスラエル人の入植者が住むアパートなのか?
遠目に見ると結構設備が良かったので、もしかしたらイスラエル側に住居かもしれません。
もしパレスチナが国家として承認されたら、入植者というのは出ていくんですかね?
疑問です・・・。
次に、「サバ・モナストリー」へと向かいます。
ここはヘブロンから約20km離れたところにある修道院です。
車はどんどん街中を外れ、岩山の広がる郊外へと走っていきます。
見渡す限りの乾燥した大地は眺めも良いヽ(^o^)丿
「サバ・モナストリー」 サバ修道院到着!
ここは現在でも多くの修道士たちが住み着いているという、世界で最も古い住居型修道院の一つ。
ちなみに中へは男性しか入れません(´゚д゚`)
入口では中に入れてもらえないロシアからの女性団体客がポストカードをもらっていました。
せっかく来たのにポストカードってちょっと残念(゚Д゚)
とりあえず男性陣だけで入ろうとするのですが、団体客がこうしているうちは中に入れてくれません。
そのうちにドライバーが「遅い!」と迎えにやってくる。
まだ入れていないことを伝えて待ってもらうも、この時からドライバーの態度がよくないことに気づき始めていました。
30分以上は待たされたかな?
ようやく中へ!
さゆやほかの女性たちを待たせて男性3人で中に入るも規制だらけで、写真もNG。
中は普通の修道院で、ほんの10分ほどで終了!
なんだここは?って感じでした。笑
半分ほどは休憩所に通されてコーヒーやお菓子を食べて出てきました。(;^ω^)
正直、修道院の中は入らなくてもいいかなってくらいつまらなかったですが、ここの見どころは修道院の外です。
この修道院は「ケデロンの谷」に作られたもので、その谷ではいい景色がみれました。
谷のいたるところには穴が開いていて、現在でも修道士が住んでいるそう。
本当は谷の反対側へ行くと、谷に浮かぶ修道院の全景が見られるそうです。
みんなでパシャリ☆
そんなこんなでタクシーに戻るとドライバーがだいぶ怒っています(;^ω^)
急いで次の目的地に行きたいらしいのだけど、どうも様子がおかしい。
そしてあるポイントで車を止める。
そこは結構絶景でこれを見せる為に?と思っていたら、あやちゃん(一緒にいた女の子)と写真を撮らせろと言ってきました。
まぁ写真なら!っていう感じであやちゃんのカメラで撮ってあげると、撮った瞬間にほっぺにキスをしましたΣ(゚Д゚)
写真撮る前から距離近いなぁとは思ってたけど、これにはあやちゃんも絶叫!
気が済んだのか、また車を走らせ始める。
車内ではずっとあやちゃんを口説いてます。笑
あやちゃんがお気に入りなんです。
もしさゆがいきなりほっぺにキスをされたらさゆはブチ切れるでしょう。
立派なセクハラです(;・∀・)
次にやってきたのは「ミルク・グロット」
聖母マリアがイエスに母乳をあげたという場所です。
ここで聖母マリアは母乳をあげたらしい。
そしてここにはかわいらしい伝説が!
聖母マリアがイエスにあげていた母乳が何滴か地面にこぼれた。
そうするとたちまち赤かった地面がミルク色に染まったんだとか。
これがその場所です。
た、確かに白いけど・・・"(-""-)"
キリストレベルになると何でも所以の地というのがあるんですね。
初めてハイハイをした場所とか、初めて立った場所とかもあったりして・・・ないですね。笑
次に向かったのが、イエスが生まれた「聖誕教会」
が、中も外もあいにく修理中でした。
中は広い教会ですが足場ばかりが目に入ります。
ちょっと行った時期が悪かったですね!
そして奥には、キリストが生まれたという地下洞窟があります。
その場所に近づくと人だかりができて進まなくなります。
ここでは話すことは厳禁で、ツアーガイドさんですら怒られていました。
地下への階段を降りるとその場所はあります。
何をしているのかとみてみると、何やら穴の中に潜ってお祈りしています。
実はちょうどこの場所でイエス・キリストは生まれたそうです。
みんなこの中に頭を入れて熱心にお祈りするもんだから全然進まない。
ちなみに中はこんな感じ。
床には銀で出来た星形の祭壇がありました。
ここにはラテン語で「ここにてイエス・キリストは生まれたまえり」と書いてあるそうです。
それにしてもここはすごい人でした。
ほとんどが欧州からの観光客です。
人混みが苦手な私たちは颯爽と退散しました。
教会の中には「ヒエロニムスの像」というのがありました。
この人は聖書をヘブライ語(ユダヤ人の言葉)からラテン語(古代ローマ帝国の言葉)へ翻訳した人物です。
これによりキリスト教が世界中に広まったと言われているため銅像までできているんですね!
タクシーに戻るとドライバーは相変わらず不機嫌。
さらにさゆが嫌な一言を・・・。
「あれ?iPodない・・・!」
長くなったので次回に続きます。
【費用メモ】
・エルサレムからベツレヘム バス代1人5,5シェケル(約170円)
・ベツレヘム観光 タクシー代1人140シェケル(約4,300円)
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