腰痛やなんだかんだで週末のレコード堀りと昼飲みを2週間ほど見送っていたが、散髪ついでというわけではないが、昨日は久々の週末ルーティン。

昼飲みでよくいく居酒屋は、最近、TOKIOの松岡君が札幌に帰ってきた時に必ず寄るとテレビで紹介してから女子の来客が目立ったり、番組で松岡君が紹介した生ホッケフライが爆売れで夕方前に売り切れたり。

↓正油と一味で食すのがオススメ

昨日も女性客と生ホッケフライの注文が多い中、自分はこの季節ならではのタチポン(タラの白子のポン酢和え)に冷酒を。

というどうでもいい話は横に置いといて、今週もぼちぼち始めることにしましょうか。



昨日は居酒屋の前に散髪を済ませ、床屋からほど近いブックオフで30%オフセール中の500円以下のコーナーからジョン・ウェインの西部地獄街というタイトルのDVDを1枚チョイスした後にいつものショップへ。

最近、かなりの数のレコードの買い取りがあったのはインスタでチェック済。ジョン・フォックス時代のウルトラ・ヴォックスの2枚が気になったが、ストラングラーズの国内盤Xサーツが目に入る。だが、残念なことに帯なし。基本的にレコードは帯ありの国内盤を買うことにしている自分としては、普段なら購入を見送るところだが、このアルバムはちょっと思い入れのある一枚。

このXサーツは、高校生の頃、隣のクラスの友人から借りてカセットテープに録音して聴いていたもの。ライブ盤だったのだが、当時心酔していたリザードのファーストのサウンドに近しくてすっかり気に入り、かなり聴き込んだ一枚。リザードのファーストといえば、このXサーツがリリースされた年に、ストラングラーズのベーシストJ・Jバーネルのプロデュースで制作されたのだから、サウンドが近しくても不思議ではないのだが。


で、このアルバムを貸してくれた友人は、30歳を前にして自動車事故で亡くなっていて、どうしてもXサーツというと、この友人の葬儀前に彼の部屋に友人たちが集まって彼の思い出を語ったなんとも言えない光景がフラッシュバックしてしまい、また聴きたいと思いながらもなかなか手を出すことができずに30年以上も過ぎていたのだ。

そんな曰く付きの一枚だが、実はこの日はその亡くなった友人とは別な友人(と言ってもいいくらいの同僚)の3回目の命日。

そんな日に、別の亡くなった友人との思い出があるレコードに出会ったというのも何かの縁なのかなということで、普段は手を出さない帯なしだったけど、彼らに導かれるように買ってしまったというわけだ。


ライブ盤といっても日時が違う4回のライブからセレクトされたものを一枚にまとめたもの。っていうことに気づかないほど各面の流れは圧巻。その中でもA面5曲目のハンギング・アラウンドは名曲、名演。

当時もこの曲を繰り返し聴いたな、なんて懐かしさを感じながらも、実は一緒に買った同じストラングラーズが1986年にリリースした夢現の初期の激しさが影を潜めたサイケデリックでフォーキーなサウンドが今の自分にしっくりと感じられたりして…。


今週も最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。