会社的には27日が仕事納めだったが、少しだけ年内に終わらせたい仕事が残ってた自分は、土曜の13時過ぎまで在宅で仕事をして終了。その後は街へ出かけ、いつものショップでド定番のCDを二枚購入し
いつもの居酒屋でいつもより少し豪華?にホッケなんかつまみながら今季初の熱燗なんか飲んだりして
と、年末もいつもと変わらずの週末を過ごしたわけで・・・。というどうでもいい話は横に置いといて、今週は今年購入したあれこれのベスト10を。
■10位
Yesterday,Today&Tommorrow/古市コータロー
ウエノコウジとのライブに出かける前に事前勉強を兼ねて今年リリースされたばかりのアルバムDance Dance Danceを買ってみたら、これがなかなかいい感じだったのでサブスクで前作を聴いてみたところ、こっちの方がもっといい。コレクターズのサウンドとの違いは歴然だが、新作の方はそれでもロック感が散りばめられている。一方前作は少し穏やかで、ジャケットの雰囲気がそのままサウンドに表れている風。コーターローさんの声はどちらかというとこっちのアコースティックなサウンドの方にハマってる気がするのだが。
■9位
ハートのキングは口髭がない/THECOLLECTORS
コータローさんがギターを弾くコレクターズも26枚目の新作アルバムをリリース。
コレクターズの新作を買うようになって早8年、5作目。どれも外れがないのはさすが。40年近くモッズバンドとして休むことなくメジャーのフィールドで活動を続けてこれているのは、常に現在(いま)をリアルにロックで表現しているからだろう。今作もそこはぶれず。
レコード会社(コロムビアミュージック)のオンラインショップ限定CDはちょっと高めだが、野音でのライブが丸ごとパッケージされたDVD付で断然こちらがおススメ。後からサインまで送られてきました。
■8位
Hello New Punks Night/THE STAR CLUB
今年メジャーデビュー40周年を迎えた彼らが、7月に渋谷クラブクアトロで行ったライブのDVD。
歴代メンバーが入れ代わり立ち代わりしながら演奏が進んで行くのはいつもの周年ライブ同様だが、タツヤ(元B.J.C)とノー・ファン・ピッグの二人のドラマーが並んでドラムを叩くのはちょっと珍しい?かも。自分が心酔していた頃のメンバー、ルー(ギター)とアキラ(ベース)はバンドを離れてからもうかなり長い年月が過ぎているのにあの頃以上に現役感が凄まじい。というか、今の方がカッコいいかも。今年このメンバーでSC80sとしてツアーを敢行したヒカゲも相当な手応えがあったのでは?
■7位
ファース/トラスト/ササキカズヤ
Bollocksのインタビュー記事でピンときて早速オンラインショップに注文。届いてすぐにブログで記事にしたくらい久々にいいアルバム、いいアーティストに出会えた瞬間。
■6位
PERFECT DAYS(映画)
長男が映像の世界で働いてる割にそんなに映画を観るほうではない自分。それでも何かの記事が妙に心に引っかかり、ススキノにできたばかりの映画館に足を運んだのは正解だった。
通常のスクリーンサイズではなくブラウン管テレビのサイズ比率と同様とした意図はわかりかねるが、静かに、本当に静かに進むストーリとは真逆のスピードでこの映画の世界に引き込まれていく。見どころはいろいろあるが、ロックファンにはカセットテープをセットしたカーステレオから流れる60年代、70年代のロックを仕事に向かう軽ワゴンの中で聴くシーンの数々もおススメ。
■5位
TRUE MEANINGS/PAUL WELLER
フォロワーさんのインスタで知ったポール・ウェラーの日本公演。時すでに遅しで、ここ札幌でのライブ(Zepp Sapporo)は終わっていた。そんな悔しさから・・・というわけではないが、ポール・ウェラーのCDを検索していたところ目に付いたのがこのアルバムのジャケット。これぞモッド・ファザーないぶし銀の姿にいつのどんなアルバムかも知らずに購入。ジャケ買いしたものにほぼ外れなしの自分。今回も間違いなかった。
かつてのジャム、スタイルカウンシルからは想像すらできなかったアコースティックとストリングスの融合したサウンドは、まさに至高のアルバムと言っていいだろう。
モッド・ファザーの枯れた声とストリングスサウンドのコラボレーションは絶妙。
■4位
An Orchestrated Song book/ PAUL WELLER
まさかの連続ポール・ウェラーは、どうしてもどちらかに絞ることができなかったからで・・・。
こちらは2021年にリリースされた英国BBC交響楽団と共演したライブアルバム。
ジャム~スタイル・カウンシル~ソロそれぞれの代表曲が、あのBBC交響楽団のオーケストラの演奏をバックに新たな装いで奏でられる。自分もこんな枯れ具合に・・・と思ったところで、辿ってきた人生そのものが違い過ぎるというものだろう。
このジャケットもなんともカッコいい。
■次点
ベスト3の前に惜しくも選から漏れた2作。
I’ll Cry If Want To/LESLEY GORE
名曲「涙のバースデイ・パーティー」をどうしても手元に置いておきたくて手にしたCD。この「OLDAYS RECORDS」のシリーズは1,500円の紙ジャケで満足度200%。このアルバムも最高のガールズポップが安価で満喫できる。
それにしても1963年「涙のバースデイ」でデビューしたのが17歳。自分の生まれる前の年だよ・・・・
Bisiess/Business
初めて聴いたときから40年以上過ぎた今でも♪うわきわきしたいけど~♪のフレーズが突然頭の中を駆け巡るときがあり、今頃になって初めて彼女たちのレコードを入手。スカ、レゲエを主体としたサウンドはあの頃最先端だったけど、今聴いても全然古く感じないのは同じ時代を過ごしてきたからか。聴くのが遅すぎた名盤。
■3位
カルメン・マキ&OZ/カルメン・マキ&OZ
いつかいつかと思っているうちにすでに発表からほぼ50年。遅すぎにもほどがあるどころではない。あまりハードロックを聴かない自分だが、これはモノが違った。
■2位
KISS/PANTA
発表当時、ファンどころか音楽評論家まで巻き込んでの大論争となったスイート路線の問題作。
そもそもパンタと言ったらPANTA & HALという変わり者の自分は、意外にもすんなりとこのアルバムを受け入れられたのは60歳という年齢も関係しているか?どうかは、リアルタイムで聴いていなかったのだから何とも判断しかねるところ。
案外パンタの声はポップな曲にもマッチしているし、PANTA & HALはもちろん、頭脳警察のイメージなんか抜きにして・・・ってのは無理なんだろうが、良いものは良いってだけでいいのでは?
■1位
ANOTHER COUNTRY/ROS STEWART
ロッドの大ファンってわけではないしアルバムだって半分も持っていないが、妙に彼の声を聴きたくなる夜がある。いつもならコレクションにあるレコードからセレクトするところ、たまたまサブスクで2016年にリリースされた本作を聴いてみたら、抜け出せなくなるくらいハマってしまいCDを入手。
ケルト・ミュージックを感じさせる今作は、トラッド、フォーク・ロック的なルーツ・ミュジックの匂いもところどころに散りばめながら、彼が英国出身のロック・ミュージシャンであることの誇りさえ感じることができる渾身の作品ではなかろうか。
遠い異国で愛する人を思いながら働く軍人を歌ったタイトル作、サッカー好きには堪らないであろうWe Can We等々、唄われる世界観も注目。
ハスキーで少し鼻にかかったロッドの声。70歳を過ぎて枯れるどころかますますロック。
リリースからかなり時が経ったものが多いのはいつもの年と一緒だが、それでもいつもよりは新作が並んだベスト10だったのでは?今年、みなさんはどんな作品との出会いがあったのでしょうか。
さてさて2024年も残すところあと2日。今年もいろいろありましたが、とりあえずブログをほぼ毎週更新できたのは、いつも訪問くださるみなさんのおかげ。2025年もお暇なときにどうぞ覗いていってくだされば。まずは皆さん今年一年お付き合いいただきありがとうございました。よいお年をお迎えください。