自分の部屋というものを持ったのは就職して会社の独身寮に入居した18歳の時。
高校生の時も兄との共同部屋が兄の独立で一人で使えるようになってはいたが、兄のモノが残っていたりで自由に手を加えることができずで自分の部屋とは言い難い感じだった。
その後24歳で結婚してからは再び自分の部屋がない状況が続く。
長女が小学生になるタイミンクで家を建てた時も子供部屋は作られたが自分が使える部屋はあてがわれなかった。なんならそれまでの30数年でコレクションしてきたレコードや楽器類も邪魔物扱いされ、そのほとんどを処分したくらいだ。
その家も転勤に伴い売り払い、社宅生活となった時も子供部屋優先で自分の部屋はなし。
まぁ、どこの家もこんなもんだろうから、さほど不満にも思わなかった。
転機が訪れたのは社宅を出て、現在のマンションに移った頃。
当時専門学校生の長女と高校生の長男それぞれに部屋が与えられたのはそれまでと同様だったが、いつの頃からか再びコレクションし出したCDや書籍の量に辟易されたのか、それらを収納するためのラックと机を購入して、家族用のタンスが置かれている部屋に置いてもよいということに。
その後はその部屋に小型のテレビを置いたりしてそれなりに過ごしていたが
じきに長男は就職で家を出ていき、ついには長女も市内にマンションを借りて独立。
このタイミンクでタンスが置かれた手狭な部屋から長女が使っていた部屋に移った話は昨夏にこのブログでも紹介済。
ロックな感じの時計を飾ったり
と少しずつバージョンアップを図っていたタイミングで、一時的に義母が同居し隣の部屋で寝起きするようになって、爆音で音楽を愉しむ時間もお預けの少しだけ窮屈な感じに逆戻り。
8月に入りめでたく…と言っていいものか、義母の入居する施設も決まり、再び気兼ねなく音楽を愉しめる環境に。
せっかくなのでより良い音の環境にすべくコンパクトではあるが何十年ぶりかにセパレートタイプのステレオをセット。
最初の頃はスピーカーが置かれたラックの高さが左右で数センチだけ違っていたが
どうせなら…ということで同じ高さのラックを揃えたりもして(笑)
ここまでくると今度はやけにテレビの画質が気になりだす。
自分専用のテレビがあるだけでも満足すべきところではあるが、何年か前に買ったテレビは日本製ではあるがSONYやSHARPのような名の通ったメーカーモノではなく、ORIONというメーカーの小型(24インチ)タイプの廉価モノ。テレビ番組を見るにはこれでも充分すぎるほどだったが、趣味のライブ映像や映画のDVD、Blu-rayなんかを観ているとさすがに画質の粗さが目立っていた。
ということで、せっかくここまで作り上げてきたマイルーム。どうせならライブ映像や映画も思いっきり楽しむためにテレビも変えてしまおうと決心。
しかしながらそんなに大枚をはたけるわけもなく、少しでも安く買えるモノいうことで東芝REGZAに的を絞ることに。サイズもひとまわりだけ大きい32インチで。
Amazon、楽天のオンラインショップに加えオークションサイトやフリマサイトを覗き市場価格をある程度抑えたところで、1~2年落ちで程度のよさそうな中古品を中心に日々あちこちのサイトで検索。
最終的には1年落ちの2021年製を以前のORION製より安い価格で一発落札。届いたテレビを確認するとキズも汚れもなし。画像も問題なし。今年2月に購入した保証書まで同梱されていた。
それまでのテレビは画質以上に出力音がチープすぎてテレビ番組を見る際もアクティブスピーカーに接続して使っていたが、このREGZAはテレビ番組なら本体の出力音で充分なのがちょっとした驚きだった。(ライブ映像や映画を観る時は接続したステレオのスピーカーに切り替えますが)
ライブ映像の画質アップも思惑通り。
誰に内緒にしているわけでもないので秘密基地ということではないが、ちょっとした基地といえば確かにそんな感じにはなったかも。
60歳に近づくにつれて終わりが見えだしてきた頃から、お互いやりたいことは我慢しないでやった方がいいと部屋の造りも、こちらの趣味、買い物、時間の使い方にも口を挟まないようになった家人とも今となってはいい距離感なのかも。
今までいろいろあったし、これからもまだまだ色々あるだろうけど、誰に遠慮することなくベースを触りながら
好きな酒を飲み
好きなロックや映画を愉しむ時間を大切にしていこうと思う今日この頃なのである。
あとは気の置けない仲間が遊びに来た時に酒を呑みながらゆっくりとくつろげる感じにできたら言うことなしだけど、さすがに4畳半だとなぁ…。
実はこの部屋、週の半分以上はリモートワークにも使っているがリモートワーク向けには何も整備しておらず、そっちに関しては全くもってよろしくない環境であることは仕方がないということで(笑)
↓今はこんな気分
今週もお付き合いありがとうございました。