上がらない、全くもって上がらない。
何が?
仕事に対するモチベーションが。である。
昨年の3月も同じようにやる気が出ないバイオリズムに襲われ、一枚のパンクアルバムに救われた話をアップしたっけ。
で、今年もまただ。
40代半ばまではモチベーションが…なんて考える暇もなく、ただがむしゃらだった。
残業代がつこうがつくまいが仕事にケリがつくまで何時まででも好きに仕事をしていても誰からも文句は言われず、逆に、頑張ってるよねくらいに思われていた。
ところが仕事に没頭する側から仕事を指示する側に変わり、世の中の働き方に対する考え方もすっかり変わってしまいワークインライフだなんて時代がやってきて週3日も自室に籠ってリモートワークだし、おまけにそろそろ会社でのゴールも見えてきて、一体自分は仕事のどこにモチベーションをもっていっていいのやらすっかり迷路に迷い込んでしまったようだ。
もう何十年も前にKENZIがBig Countryという曲で歌った若者の捉えどころがない虚しさ。その若者が大人になって、また同じように捉えどころがない虚しさに襲われて苦しんでるって感じだ。
そんなやる気が出ないモードの日々に一冊の本が届いた。
ザ・モッズ40周年を祝して出版された、メンバーが語るヒストリーブックだ。
そういえば自分も来年には勤続40年になるんだよなぁ…なんて思いながら頁をめくっているうちに、ある一文で目が留まった。
「石ころがダイヤに変わる瞬間が必ずあるから」
森山が、パワーダウンしている現在のロックも若い世代から一発誰かが出てくれば一気に形勢は変わるはずだ、ということをこの言葉で語っているのだが、自分はそれとは全く違う観点でこの言葉が腑に落ちた。
これだ。
否そんな確信めいたものではない。
これかも・・・というレベル。ちょっとだけ光が薄らと見えてきたかもというところ。
これを読んでいる方は「一体なんのこっちゃ?」ってところだろうが、所詮自分の気構えに関することで、敢えて説明することもないだろう。
ってことで、この一週間この言葉を胸に仕事に取り組んできた。
まだまだモチベーションは上がり切っていない。
やる気のなさが顔を出す瞬間が1日に何度も訪れる。それでもそのたびに「石ころがダイヤに変わる瞬間が必ずあるから」という言葉を心の中で繰り返す。
いつか結果は出るだろう。
ものの見事に失敗するかも。それもあり。
でも、もしかしたら、またロックに救われた。なんてことになるのかもしれない。
Bye Bye Work in Life Hello Rock’n’ Work
とりあえず、そんな気分。
もう35年以上も前に石ころがダイヤに変わるって歌っていたモッズ。最後の最後に、そんな歌詞が出てきます↓
ここまでくだらない個人的な話にお付き合いいただきありがとうございました。
次回またよろしければお付き合いください。