ロックと出会い40年以上が過ぎ、その間に音楽との出会い方も変化してきたなんてことをブログにアップしてからかれこれ一年。


先日、久しぶりにちょっとしたうれしい出会いがあった。

毎日送られてくるオンラインショップからの山のようなメール。
ほとんどは開封せずにゴミ箱行きにするのだが、何の気なしに開封した1通の新着タイトル案内メール。

とりあえず紹介されているアルバムをスクロールしながら順番に見ていたら、見覚えのある写真がジャケットになってる1枚が。

天使の羽(多分)が印象的な、シガーを咥えたいぶし銀の外人さん。自分がブログを始めるきっかけにもなったブロガーさんがプロフィール写真に使っているものだ。

「あれってアルバムのジャケット写真だったのか…でも、今頃なぜ新着案内?」と思いながらレビューを読んでみると旧譜をLPレコードでリリースしたものらしい。


なるほどと思いながらバンド名を確認すると「BBM」。「そんなバンドは知らんな」なんて心の中で呟きつつも、早速Apple Musicでアルバムを検索してみるとありました、ありました。


冒頭の曲はワウを効かせたどこか懐かしい感じのサウンド。


う~ん、この感じどこかで聴いたことがあるような…なんて思って、次は「BBM バンド」でググってみると、元クリームのジャック・ブルースとジンジャー・ベイカーが、あのゲイリー・ムーアと組んでたバンドだと。 

あ~、懐かしいと感じたのはクリームのサウンドに近かったからかと合点がいった。まぁ、そう思いつつクリームのアルバムは持っていないし、知っているといえばサンシャイン・ラブとホワイトルーム辺りくらいなんですが…。


ブルースをベースにしつつもクリームと違ってあまり泥臭さが感じられないのは、ハードロックからの流れのゲイリー・ムーアのギターによるものなのか。


そのBBMの方がクリームよりちょっと興味をそそられ、ここはしっかり聴いてみるのもいいかと先のオンラインショップのメールに戻り確認すると2枚組LPで4,000円近くも!!これじゃ手が出ないということで、こんな時のヤフオクへ。ボーナストラックのない中古CDではありますが2枚組LPの1/5の値段800円であっさり落札し、今はApple Musicで聴くのを我慢し、落札品の到着を待っているところ。

新着タイトル案内→Apple Music→ググって→オークションサイトで落札、といかにも今どきの出会い方、でも、しっかり聴きたいものはストリーミングじゃなく、やはりCDやレコードを買って聴かなきゃ気が済まない相変わらずなロックとの向き合い方のお話でした。


ところで、クリームのサンシャイン・ラブといえば、実はこの曲と出会ったのは本家のクリームではなくカバーされたもので。

そのカバーをしたのがベイ・シティ・ローラーズを脱退したイアン・ミッチェルがB.C.R加入前に在籍していたバンドのメンバーと新たに結成したロゼッタ・ストーン。そのデビューが気になり、まずはシングルを、と買ったのがこれ。

本家とは違いキーボードを前面に出したこの曲を聴いて、見た目と違ってローラーズより随分ロックぽいなと感じた記憶が。

こんな曲までB.C.R繋がりで出会ってしまうというなんともな思い出…。



今回の出会いでは、ブログを始めるきっかけとなたブロガーさんのプロフィール写真の謎が解けて少しスッキリしたのが一番。

で、このアルバムジャケットに写るいぶし銀の外人さんはBBMのメンバーの一人ジンジャー・ベイカーであると先ほど知りました。


次はどんな出会い方が待っているのか、まだまだオイラのロックン・ロール・ジャーニーは終わりそうにないな。