普段、なかなか取り上げてない旧譜の中から、今日は2組のバンドをセレクトしてみました。


まず、アイリッシュパンクの代表格であるFloggingMollyのライブアルバム「Live at the Greek Theatre」から。



フロッギング・モリーのフロントマンであるDave Kingは1983年にロンドンで元モーターヘッドのギタリストであるエディ・クラーク、元UFOのベーシスト、ピート・ウェイ、元ハンブルパイのドラマー、ジェリー・シャーリーとFastwayを結成し、商業的な成功を収めます。

Fastwayはレッド・ツェッペリンに影響を受けた王道のハードロックバンドで、デイブ・キングはロバート・プラントを彷彿するようなハイトーンボイスが特徴的。

デイブ・キングは4枚のアルバムが発表され、後に脱退し、元エイジアのマンディ・メイヤーとカトマンドゥを結成し活動をしていました。


その後、アイルランドの伝統楽器を使ったアイルランドの音楽のテイストのあるパンクロックバンドであるFlogging Mollyは1997年にアメリカのロサンゼルスで結成されます。

ライブアルバムをセレクトしたのは、スタジオ録音のアルバムよりライブの方が威力を発揮するバンドだからです。


Flogging Mollyのライブはフェスではフジロック、パンクスプリングでありますが、単独でもライブハウスに参戦したことがあり、テイストとしてはアナログ感たっぷりで、ライブではその生々しさがよく伝わります。


とにかくライブは楽しいです。




次は最近あまり取り上げてないだけで大好きなパンクロックバンド、THE OFFSPRING。

日本独特のメロディックパンクと言う名称のジャンルがありますが、メロディックパンクの形容は不自然さがあり、パンク自体、初期の頃からメロディはありますね。自分的にはパンクロックでいいのではと思います。

海外ではポップパンクと言うことになりますが、あまりこの言葉は好きではありません。

その為、オフスプリングはパンクロックでいいと思います、


確かにメロディック、速い、短いと言った要素はありますが、特にアルバム「Americana」より前のアルバムはメロディックで軽快さもある一方で、ヘヴィな要素も強く、個人的には、「Ignition」、「Smash」、「Ixnay On The Hombre」あたりに思い入れがありますが、もちろん「Americana」以降のアルバムも好きです。




歌詞はメロディックで明るさのあるサウンドと裏腹に、ダークでヘヴィネスな要素があり風刺的にも感じます。カウンターカルチャーあり、メッセージ性の強いバンドです。

Pretty Flyでは、「アハンアハン」、All I Wantのように「ヤーヤーヤーヤーヤー」のように耳につきやすいキャッチーさもありますね。


ライブでは派手さはあるわけではなく、シンプルにパンチのあるパフォーマンスでオーディエンスを虜にしますが、それだけで熱狂の渦を起こしてしまうバンドだと思います。


海外のバンドの中では最もライブの参戦回数が多いです。


オリジナルメンバーはデクスターとヌードルズのみとなりますが、今も根強い人気があり、精力的にライブ活動を行っています。

まだまだ今後の活躍を楽しみにしています。