「復刻記事〜その2」


どうしても、今日のメインのタイトルを「BILLY JOEL」としたかったので、復刻記事のタイトルはサブにしました。


まず、長い前置きからします。

今日は、BILLY JOELの18年ぶりの一夜限りの来日公演。

終演後、各サブスクリプションでセトリが公開されている。

無論行きたかったが、仕事で無理なのはわかっていたのでライブは行きませんでした。

ただ正直、後悔はありません。

過去にライブに行っているのもありますね。


BILLY JOELは小学校のとき、オンタイムでHonesyは知っていたが、ある意味中学のときPressureで興味を持ち出して、完全なオンタイムではないけど、アルバム「An Innocent Man」が発売されて、数ヶ月後に初めてアルバムを買って釘づけになりたした。

元々ギターロックにハマる前ピアノがメインの曲は結構好きでした。

BILLY JOELのメロディがいいのは言うまでもありませんが、その後追いかけたのはビリー・ジョエル(ここから日本語表記で書きます。)の曲のメッセージ性、また人間性に惹かれて、メロディやピアノマンでありながらロックを強く感じたことが追いかけた大きな要因です。

アルバムは少し時間はかかりましたが、全アルバムを購入し、全曲知っています。

好きな曲ばかりです。

もちろん、ライブの音源にも興味を持ってVHS(ビデオ)を購入して観た所、ライブパフォーマンスにも惹かれました。

高校卒業後、初めてライブ参戦をしました。

当時はそれほどライブに行けるほどお金の余裕があったわけではなかったので、自分が行くライブは思い入れのあるミュージシャンのライブしか行きませんでした。ただ、友達に誘われて行ったライブは思い入れはあまり関係ありませんでした。


参戦出来たライブは1987年、1991年、2006年、2008年の4回のみですが、どのライブも濃厚で思い出に残っています。


若い時に影響を受けたミュージシャンはいつになっても心に残っているもので、久しぶりに音源を聴きましたが、色褪せず今好きなパンクロックと同様にいつまでも輝き続けています。


2008年の時のレポが残っていて、初めは公開するかどうか迷いました。

それは実は、このブログは結構多くの人に検索されているので、今日の来日公演と混同されかねないと思ったからです。

でも考え直しました。

むしろ、今回行けなかったビリー・ジョエルファンも大勢いるのです。

それなら行けなかった人間の思い入れも表明しても良いのではと思い、掲載することにしました。


2008年11月18日の東京ドームでのライブです。


ここの部分を太字にして文字を大きくしたのは混乱を避けるためです。


それでは復刻記事を始めます!


今日、一夜限りのBilly Joelのライヴを観に、東京ドームへ行きました。 

開場時間が、17:30の所、15:30に到着して、はじめに、東京ドームの外観を写真撮影してから、グッズを購入しました。 
Tシャツ1枚とパンフレット1部です。 
今日は、この写真を撮影するのは面倒なので、後日、写真で撮って、公開します。 

さて、ファン層は、年齢層は高めで30~50代くらいのファンが多いものの、20代くらいのファンも結構、いました。また、60代のファンもちらほら、見られ、小学生の子供を連れて、来ている方も見られました。 
本当に、乳幼児を除くと、観に来ているファンの層が一通り、揃っているライヴは、そうなかなかないと思います。 

でも、会社を早退して、スーツのまま観に来ているサラリーマンも多々、来られていたのは、微笑ましかったですね。 

当日券も売られていて、結構、行列が出来ていました。 

さて、開場時間が17:30で、スムースに中に入れる。 
そして、普段は、ライヴでアリーナ席とスタンド席があれば、迷わず、アリーナ席を取るが、東京ドームでは、アリーナ席より、スタンド席の方が好きなので(千葉マリンスタジアムや武道館は断然、アリーナ席の方が好きです。)1Fの1塁側のほぼ、ステージに向かって、ほぼ、中央寄りで観ました。 

そして、開演が19:00。 
19:00を回ると、クラシック音楽が流れ、しばらくすると、会場の電気が消え、ライヴがスタートする。 

場内は、ほぼ、満員。 

ビリーは、以前はよく、ファンの敬意を表するため、ネクタイをつけて、ライヴをしていたが、今回は、ノー・ネクタイで、シックな黒褐色系のジャケットを着ている。 

1曲目は意表をついて、日本で人気の高い“The Stranger”でスタート。 

ピアノに向かって、歌い始める。 
これは、この曲が収録されている“The Stranger”が1977年にリリースされ、今年の7月に30周年記念として、豪華な30周年記念盤がリリースされたことから、特に、日本でシングルで大ヒットした、“The Stranger”をライヴのオープニング曲に持ってきたと思われる。 

そして、2曲目は、ライヴの定番曲、“Prelude/Angry Young Man”。 
早弾きのピアノの印象的な曲ですが、一層、盛り上る。 

3曲目は、“My Life”。 
アメリカ公演でも、この曲を演奏しているときに、日本語で「ばかやろー」と言うらしいですが、今回のライヴも同様に、「ばかやろー」と日本語で言っていましたね。 

4曲目は、“The Entertainer”。 
Billyの曲としては、初期の頃の作品ですが、決して、古さを感じません。 
もちろん、この曲にも限らず、Billyの曲って、いつの時代でも古くなることなく、輝きがあるのは、本当にさすがだと思います。 
もっとも、Billy Joelの曲は、時代の最先端を極める曲を作るタイプのアーティストではなく、いつの時代でも多くの人から愛される曲を作ることから、輝きが衰えないのだと思います。 

5曲目は、何と、“Just The Way You Are”で、「最初の妻、エリザベスに捧げた曲です。」(Billyは2回、離婚して、3回、結婚しています。)と言うと演奏をはじめ、本当に、還暦前とは思えぬくらい、歌声の張りのあるのには、驚きました。 

6曲目は、ジャージーな曲、“Zanzibar。 
ここ、2~3年、ライヴの定番曲になったようだ。 

7曲目は、ブルージーなビリーのピアノと歌声にマーク・リヴェラのサックスがうまく、絡み合う“New York State Of Mind”を演奏。 

8曲目は、“Allentown”。 
ビリーのライヴは4回、参戦していて、全てのライヴで演奏されていますが、自分的には、今回、かなり、しっくりきて、かなり胸が弾みました。 

9曲目は“Honesty”。 
しかし、先ほどの“Just The Way You Are”と言い、“Honesty”と言い、最初の妻、エリザベスに捧げた曲で、離婚してから、人気が高いにも関わらず、離婚のことが尾を引いてか、以前は、演奏されなかったことが多かったが、前回の2006年の日本公演と今回の公演ではしっかりと演奏されていましたね。(アメリカのシェイ・スタジアムの公演では演奏されていまいようですが。) 

10曲目は、“Movin' Out”。 

11曲目は、“Pressure”。 
しかし、この曲、1990年に行われたヤンキー・スタジアムのライヴのDVDを観ると、ヴォーカルで苦しそうなところが見受けられるのに、今回は、全快で声がよく、出ている。 

12曲目はラテン音楽調のポップな“Don't Ask Me Why”。 
結構、場内のノリが良い。 

13曲目は、“Keeping The Faith”。 
前回、2006年で観たときより、確実に、歌声も、バンドの演奏もより演奏のキレが良い印象でした。 

14曲目は、“She's Always A Woman”。 

15曲目は、“The River Of Dreams”。 
“She's~”が、しっとり聴かれていたのに対して、この曲は、観衆のノリが良い。 

この曲が終わると、ピアノに向かっていたビリーが、ギターを持ち替えて、読売ジャイアンツの帽子をかぶる。(ちなみに、ビリーは大のヤンキース・ファンです。) 
以前、ライヴで横綱の土俵入りの四股を踏む真似をしていたが、今回は、大量に、塩をまいていました。 

16曲目は、AC/DCのカバー、“Highway To Hell”を披露。 
2006年のライヴでも、やりましたが、アメリカのライヴのカバーは、ビートルズの“A Hard Day's Night”を演奏することが多いようですが、日本はこちらの方がしっくり、来るのではいないか? 
実際に、会場は大盛り上がりでした。 

17曲目は、“We Didn't Start The Fire”。 
やはり、ビリーはギターを弾いている。 

18曲目は、It's Still Rock And Roll To Me。 
マイクスタンドを回す得意技も披露。 

19曲目は、“You May Be Right”。 

いったん、ここで、ステージを降りる。 

しかし、すごいね。 
もう、還暦が近く、3年前までは、アルコール依存症や度重なる交通事故で、もう、以前のように歌えないだろうとさえ、囁かれていたのに、見事、アルコール依存症も克服して、あの、全盛期の1977年~1982年頃に、匹敵するくらい、声の張りが良くて、実に、演奏も、ピアノを奏でていながら、ロック・スピリットが全快で、本当に、輝きが溢れんばかり、見事に蘇っているのは、本当に凄いことだと思う。 
正直、アルコール依存症になる以前のもっと元気な頃の、ビリーの30代後半から40代のときより、声が良いにのは驚く。 

2006年のライヴでも、それがよく出ていて、感激していたのに、今回は、さらに、パワーアップしていて、それが、どの曲でも歌声、演奏ともに、全快していて、完全復活したような印象すらある。 

そして、アンコールは、“さくらさくら”をピアノで演奏してから、20曲目は、シングルでリリースされた当初、物議を醸しだし、反体制のニュアンスのある曲で、アメリカで放送禁止になった、ライヴの定番曲、“Only The Good Die Good Die Young”を演奏。 

このあたりで、多くの人が、立ちだす。 

そして、坂本九の“上を向いて歩こう”をピアノで演奏し、そして、21曲目は、ハーモニカを演奏し、“Piano Man”を演奏し、さらに多くの人が、立ち上がり、‘Sing us a song, you're the piano man・・・・・’のあの部分が大合唱になり、一夜限りの東京ドーム公演も幕を閉じました。時間は21時頃で、実に、約2時間の濃縮されたライヴでした。 
前回より、演奏された曲数は少なかったが、ヴォーカル、演奏ともに、冴えていて、なおかつ、1日だけと言うこともあるかもしれないのですが、気合の乗ったライヴであったため、全く、聴き足りなさはありませんでした。 

このライヴの余韻とともに、「今後も、まだまだ、やってくれるのでは。」と言った期待を膨らませてくれたアツくて、楽しいライヴでした。