またまた完全趣味、自己満なマニアックライブレポです。
愛する皆様の限りある人生を無駄にしたくはないので、興味の無い人は戻れ!(・Д・)ノ
先日六本木ミッドタウンにあるビルボード東京にMeshell NdegeocelloさんのLIVEに行って来ました。
ミッシェル・ンデゲオチェロさんです。( ^ω^ )
黒人の女性ベーシストとして認知されていますが、もはや作詞、作曲、クリエイターとしての
才能が大爆発!!
そしてマルチプレイヤー。
ベーシストと言う小さな枠では収まることのない素晴らしいスケール感を持ったアーティストです。
沢山の人に知って欲しいな。
ミッシェルのLIVEを見に行ったのは実は初めて。
なんで今まで一度も見に行かなかったのだろうと後悔してお腹痛くなりましたよ。
昨年に黒人女性ジャズボーカリスト、ニーナ・シモンに捧げたアルバムをリリースし、
そのアルバムからの選曲、ニーナのカバーがメインのLIVEでした。
近年のミッシェルはボーカルに専念し、他のサポートメンバーにベースを弾かせていました。
↑↑↑
この映像がくそかっこよすぎてここ数日毎日見ている。
ファンキー!!!!!!!ヽ(´▽`)/
そのサポートベーシストもくそ上手いからミッシェルが弾いてなくても楽しめるだろうと思っていた。
LIVEが始まってみるとミッシェル以外のメンバーはドラム、ギター、キーボードの四人だけ。
おやっ!?ベースはミッシェルだけ!
しかしその四人だけのLIVEが近年稀に見る凄まじいLIVEだった!!!!!(°_°)
LIVEが始まった途端に引き込まれた~。
鳥肌立ちっぱなし。
繊細なドラムがすごかった。
黒人のドラマーさんでしたが、まるで日本人の職人ドラマーの「匠」とでも言うような繊細さを兼ね備えていて、表現力の豊かさに感動。
終始20%ぐらいしか力を出していないんじゃないかってぐらい脱力していたけど演奏の緊張感はMAX!TAKATA!
ギターはアコギが半分ぐらい、そしてセンス抜群な空間系でスピリチュアルな世界観を作るキーボード。
深く静かに語りかけるような歌。
まるでアコースティックLIVEの様な音量、繊細さ、緊張感、音数の少なさ。
しかし、静かに演奏の熱量、グルーヴが曲が進むにつれて高揚して吸い込まれる感じ。
スピリチュアルで幻想的でした。
日本のサイケデリックバンドの草分け的存在、「割礼」のライブを彷彿とさせるサイケデリック
な瞬間もあった。
アコースティックみたいな世界観を2時間やってここまで納得、満足感を感じたのは初めて。
演奏がうまいとか、曲がいいとか、そんなスケールの話ではなく、
黒人と言う人種のバックボーン、奴隷時代を経てきた黒人の黒歴史のような影、
哀しみみたいなものがひしひしと伝わってきた。
ブルースやゴスペル以前の奴隷時代、ひっそりと歌われていたであろう「黒人霊歌」
の雰囲気が1番近いかも。胸が締め付けられる感じ。
黒人霊歌の代表曲
最後の曲の前に「アンコールはやらないよ」とサラッと一言。
ライブが終わり、誰もアンコールを起こそうとしなかった。
納得。
会場の満足感がすごく伝わってきて心が満ち足りていて、ありがとうございましたと言う感じでした。笑
ミッシェルらしいファンク、HipHopで踊りたくなるような感じは今回のライブはほとんど無かった。
アコースティックでスピリチュアル。
普通、ノリノリなライブを期待して全曲しっとりだったらガッカリするけど、
とても満足の行くライブでした♪
いや~すごかった!!!
音量も音数も必要ないんだなと。
人のライブを見に行くと職業柄、無意識になにか盗めるものはないか?
自分に照らし合わせてライブを見てしまったり心の中で批評しちゃったり、どこかに「勉強」が
つきまとってしまう。
こんなにピュアで無垢な気持ちでライブを見たのは久しぶり。一瞬の2時間だった。
2013年に見たライブ暫定1位です。
初めて見るベースでした。
セミホロウボディー?
アコースティックなサウンドにバッチリあってました。
キーボードの人にセットリストもらっちゃった~
いい音楽は人生も心も豊かにしてくれます。
この曲よかった。
さてさて、今日はこれからポール・マッカートニーを見てきます♪
レジェンド!!