野心家の父ジョセフのもとで厳しいレッスンを受け、兄弟グループ「ジャクソン5」のメンバーとして幼くして成功を収めたマイケル・ジャクソン。やがて名プロデューサーのクィンシー・ジョーンズと出会った彼は、ソロアーティストとして数々の歴史的名曲を生み出し、瞬く間に時代の寵児となっていく。しかしその栄光の裏には、早熟の天才ゆえの孤独感や、強権的な父の呪縛、家族への愛と自分の中にあふれるビジョンとの間で葛藤するひとりの人間の姿があった。
製作:アメリカ
監督:アントワーン・フークア
脚本:ジョン・ローガン
撮影:ディオン・ビープ
美術:バーバラ・リング
音楽:ジョン・ウォーハースト
出演:ジャファー・ジャクソン ジュリアーノ・クルー・ヴァルディ コールマン・ドミンゴ
ニア・ロング ケンドリック・サンプソン マイルズ・テラー ローラ・ハリアー
2026年6月12日公開
マイケル・ジャクソン関連の映画では、彼が亡くなった年に公開された「THIS IS IT」を劇場鑑賞しています。リハーサル映像を基にしたドキュメンタリーだったせいか、途中で寝落ちしてしまいましたが・・・。
本作は60年代のジャクソン5から1988年のロンドン公演までのマイケル・ジャクソンの足跡を描いています。70年代から80年代にかけて洋楽に接してきた者ならば、彼に纏わるエピソードはほぼ知っていることばかりのため、お浚いをするような感じで観ました。
マイケル・ジャクソンの甥っ子が演じていることもあって、本人との違和感は然程なく、ステージ上のパフォーマンスもジャクソン家の血筋を感じさせるほど様になっていました。また、劇中では代表的なヒット曲が次々と流れ、その楽曲の魅力の勢いで、最後まで突っ走った感じがしました。
マイケルの奇行に関してはある程度踏み込んではいるものの、本当にヤバそうな話題には触れていません。スキャンダラスな面を知りたいのであれば、Netflixの配信しているドキュメンタリーを見たほうがいいかもしれません。
個人的には大ヒットしたアルバム「スリラー」以前のマイケル・ジャクソンの音楽に惹かれていて、前半のジャクソン5の楽曲を聴くと、改めて名曲揃いだったことを認識しました。
全盛期のみの伝記映画とは言え、全てを盛り込むことは不可能で、ダイアナ・ロスとの交流など、抜け落ちている部分があるのは致し方ありません。ただ、兄のジャーメイン、姉のラトーヤは登場しているのに、ジャクソン家ではマイケルの次に有名な末妹のジャネットを全く見せなかったのは解せませんでしたが、ジャネット本人がお断りしたらしいですね。
