私のイチオシのダンサー=「池上たっくん」が出演する「双面改瞬間真似(ふたおもてあらためまたたきのまにまに)」を「KAAT大スタジオ」で拝見してきました。 




 この公演は、気鋭のコレオグラファーの中村蓉さんが、歌舞伎とコンテンポラリーダンスを融合させようとする、大胆かつ斬新な企画です。シーンごとに発想や演出を変えていて、次はどうなるのか、90分ずっとワクワクが止まりませんでした。(特に「隅田川続俤(すみだがわごにちのおもかげ」のところの「双面」の表現には、度肝を抜かれましたね。その手があったか!)




 10人を超える出演者のなかでも、やはり「たっくん」は輝いていましたね。「たっくん」はコンタクトワークの達人です。圧倒的な筋力とバランス感覚で、体格の良い男性ダンサーをもぶん回し、ストーリーの進行を一手に担っている印象でした。「人買いの惣太」という強烈な悪役を演じる場面では、歌舞伎役者さながらの美しい演技を見せてくれていました。群衆シーンでアンサンブルの一員になっても、存在感抜群の「たっくん」の動きばかり目で追ってしまいます。やはり「たっくん」はいい!今回も大満足です!

「La Danse Compagnie Kaléidoscope」の公演「Anniversary 30th」を拝見してきました。
4作品で延べ50人以上のダンサーが出演する大規模な公演でしたが、まさに圧巻!欧米の一流のカンパニーと比べても、まったく遜色ないばかりか、個々のダンサーのレベルはむしろ上回っているように感じました。真っ向勝負のストロングスタイルのダンスは爽快感がありますね。
なかでも注目のダンサーは「ランドスフィギュア」という作品に出演していた堀川千夏さんです。体の奥底から情念が爆発しているような動きに、どうしても目を奪われてしまいます。動きがダイナミックなだけでなく、しっかりメリハリや句読点がついていて、すべての瞬間が実にカッコいい!最高でした!
終演後、堀川さんといろいろお話しさせて頂き、大変、勉強になりました。話に夢中になりすぎて写真を撮り忘れたので、きょうは、公演パンフレットからでご容赦!





マイムの仲間と「正月に何をしていたか?」という話になりましたので、一応、ご紹介しておきます。私は1月2日に、自転車で4時間かけて「川崎七福神巡り」を楽しんできました!恵比寿様や大黒様など、七福神と一緒に写真を撮ってきたつもりでしたが、ひとつ間違えてしまったようです。
















今月は注目のコンテンポラリーダンス公演が目白押し!
きょうは、神楽坂セッションハウスに「ダンスブリッジ2025 空は繋がっている」を見にいってきました。「笑い」に焦点を当てて4組の振付家を選出し、新たなダンスの可能性を提示するという企画でした。

お目当ては勿論、私が最も期待しているコレオグラファー・大西彩瑛さんの新作『1mmのポリシー』です。大西さん自身のほか、盟友の村井玲美さん、田花遥さんの3人が出演し、些細なことに1㎜単位でこだわってしまう人々をコミカルに描いていました。
近年、大西さんはセリフ劇の女優としても活動されていますが、その経験を生かしてか、かなり演劇色が強い作品に仕上がっています。実際、3人で振りを合わせて踊るシーンは数回(しかも、かなり短い)しかありません。しかし、演劇的所作はすべてダンサーならではのもので、キレッキレ!無理に踊らなくても、すべての動きがダンスになっているという印象でした。
また、ソロ・デュオ・トリオと、様々な組み合わせとバリエーションで見どころが設けられていて、飽きる間もなくシーンが展開していきます。かなり沢山のアイディアが盛り込んでありましたが、ゴチャゴチャしたところはまったくなく、今、どこを楽しめば良いかが、常に明確に提示されていました。
私が大西作品で一番好きなところは、最初から最後まで舞台が美しいことです。特に今回のように「笑い」をテーマにしてしまうと、美しさが蔑ろにされがちですが『1mmのポリシー』では動きはもちろん、衣装、照明、音響など、どの要素をとってみても相当なこだわりが感じられます。すべてが緻密に構成されていて美しく、見ていて清々しい気持ちになりました。
(カーテンコールの写真で舞台が乱れていますが、別の振付家の作品によるものです)


様々な活動をされているのでお忙しいとは思いますが、大西さんには、もっと数多くの振り付け作品を発表して頂きたい!大西ファンの切なる希望であります!
(写真左が大西さん!右が村井さんです)



昨日「KAAT 神奈川芸術劇場」で「中村蓉 新作開発共遊会vol.2」を拝見させて頂きました。中村蓉さんの振付・構成・演出による来月のダンス公演「双面改瞬間真似(ふたおもてあらためまたたきのまにまに)」のWork In Progressでしたが、面白かったですね!誰もが見やすい作りになっていて、退屈する場面は一瞬たりともありませんでした。およそ30分のパフォーマンスの後、中村さんによる丁寧な解説があって「そんな狙いであのシーンを作っていたのか…」など、理解がさらに深まったのも良かったです。1月16日(金)~18(日)の本番で、この新作がどこまで進化しているのか、今からとても楽しみです。



「双面改瞬間真似」には、私のイチオシのダンサー「池上たっくん」が出演します。10人が出演予定の作品の中で、たっくんは圧倒的な存在感を示していました。たっくんのためだけでも、この作品は見た方が良い!