私のブログは、たまにと言うか、割と一部の人にしかわからないネタを出したりする。
そういうネタのとき、どのくらいの人が見るのだろうと思う。
たとえば、宇宙家族ロビンソンとかドンだけの人がわかるんやって感じで、犬くんが後からブログ見て「一回でやっちゃったの」と聞かれたけど、二回に分けても食いつき悪いからと・・・。
さて、そんな私の今回のネタは・・・関東でしか再放送してない作品。
と言うより、関東にいるからと言って、毎朝1965年に放送された「かわいい魔女ジニー」を楽しみにしている人がドンだけいるんだと・・・。
だいぶ前に、奥さまは魔女の再放送が始まったんですが、同じ製作会社の姉妹編というか、マジンガーに対するゲッターロボみたいな作品で、私はこっちも見たかったので、テレビ局にリクエストしたら、本当にやってくれました。
ありがとう、テレビ東京!。
ここまでコアなネタだと、検索でかわいい魔女ジニーと言う単語で来る人ぐらいしか喜ばない。
まあ、関東圏の面白いドラマ見たい人には薦めるけど。
何しろ、元祖落ちもの。
空から女の子が降ってきて、転がり込む萌えの元祖はまさしくこれです!。
大体にしてどう考えても「うる星や○ら」の元ネタに間違いないだっちゃ!。
ただ、犬くんいわく、落ちてきたのは男の方だと・・・。
そう、1960年代のアメリカはベトナム戦争を・・・やってますが、そんなことはまったく語られず、宇宙開発競争と言うものも行われていて、宇宙飛行士トニーはロケットが南の島へ不時着・・・と言うか墜落ですね。
墜落した島で拾った壷には、アラビア風のジニー(2000歳、生まれはバビロン)と言う女性が閉じ込められていた。彼女を解放したトニーはその魔法でアメリカへ帰る。
そして、フロリダまで着いてきて、トニーの家に転がり込むジニー。
口癖が花魁風の変わったなまりなのは、明らかに日本サイドの訳のアイデアで、さすが原典だっちゃ。
つか、超時空ロリ婆(変な言葉遣いで、見た目は少女だが、歳は凄い)のテンプレまで背負って最強です。
ただ、当時ジニーを演じたバーバライーデン女史は30歳、うーん・・・まあいいか。
実は私がこの作品を始めてみたのは、だいぶ前に三巻だけリリースされたレンタル落ちのビデオで、DVDも日本語訳のものは出ていないので、今回の再放送は渡りに船。
ただ、知ったのも偶然テレビをつけたら数日前にサマンサの顔面が筋だらけになってたのに、いきなりジニーになってて(二話目)、三話目から毎日録画して、もうかれこれ一月以上なのでDVDBOXが数巻出来そうなぐらい話数がたまりました。
この作品のツボはトニー君は現役の宇宙飛行士、つまり米軍の軍人だということ。
奥さまは魔女では魔法で騒ぎになると、近所のおばさんが大騒ぎするんですが、こちらでは米軍の一部署に魔法で説明がつかない事態が起きて、合理的に説明できない(耐久試験中に太ったなど)と言うことで騒ぎになるという・・・。
魔法が・・・なんていったらクビです。
たとえば
ジニーが勝手にヨットに乗ってきて、トニーに追い払われて魔法で帰った→あの女性はどうした?→トニー殺人事件の嫌疑をかけられる。
トニー同僚ロジャーの手術の際に、ジニーに子供のころ外科医になりたかったと言う→魔法で外科医にされ、ロジャーの元に飛ばされ、上司に正体がばれかける→トニーは医者の真似事をする問題人物だと思われそうになる
トニーが有名画家の模写を描いたら、ジニーがその絵を魔法でオリジナルとまったく同じにしちゃう→この画は本物だろうと窃盗の嫌疑がかけられる
同僚ロジャーがジニーの魔法を知り、騙し取り、豪奢な生活を始める→トニー壷を取り返すために上司にロジャーの豪華な生活と、その資金は機密漏洩ではないかと、スパイの嫌疑をかける
盆百の魔法少女が裸足で逃げ出すようなシチュエーションばかり。
ああ、ロジャーのスパイ嫌疑はトニーに壷を返した後、ジニーの魔法で時間を戻してなかったことにしたんだけどね。
こんな素敵な作品を関東に住んでいるだけで、夏まで楽しめるので、よかったら朝七時半に見てみてください。
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