リレー小説 タイトル未定のまま、26話 | 腐ってやがる・・・ぷログ

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時々、というか度々ネタが生えてきます。
未だにふなっしー依存気味。

結局、この騒動で疲れ果てた私たちは、ホテルで夜までゆっくりぐったりのんびりしてすごし、夜は夜で早めに眠ることになった。そして翌日、町に出ていろいろ見て回ることにした。


25話 より。


「ああ、晴れてよかったねえ…、いかるのさん…何やってんの…」

「北海道といえば、札幌ラーメンのいい店があるって、竹田君が教えてくれたの」

「で…その竹田とタマいないけど」

「ええっ!、本当だ!」

「竹田君は北方領土見に行くって、私にラーメン屋の情報を教えて行っちゃった」

「つか…、今の今まで気づかないってどうなんだよ…、ところでホッポウリョウドって近いのか?」

「全然近くない筈だけど、竹田君らしいわ」

「私も北方領土へ…」

「文句言わない、ひよりさんとデートしてあげるんだから、感謝しなさい」

私はどうもいかるのさんとデートしているらしい…。


「いかるのさんと浅田さんのデートは上手く行ってるね」

「…いや、こんな事までして、ふたりを追跡するなんて、夢にも思わなかったわ」

たまちゃんと竹田君はふたりを尾行していた。


札幌の時計台が見えた…、意外にしょぼい…いかるのさんが、ラーメン屋を求めて行ってしまう。

「追いかけなきゃ」

「瀬古さん、時計台で写真一枚撮ろうよ」

「ひよりん見失うでしょ、さあ行かなきゃ」

「大丈夫、僕が教えたラーメン屋へ最終的に行くから」


「ハアハア、俺なんか疲れてきたぞ」

「手の上に乗ってるだけで疲れるわけないでしょ!」

「着いた!」

「意外に、小さいのね…」

「名店はそういうものなのよ、行きましょ」

私はいかるのさんに店に連れ込まれた。


「ああ!、そっちは違う!、名店の近くに同じ店名の店があるのは常識なのに…」

「どこの常識よ」

「本物はこっちだよ、さあ行こう」

「ええっ!」

ひよりん…、翼…、竹田君とのデートなんて、こんなもんだよ…、本当にいいの?。

とか思っているうちに、竹田君に店に連れ込まれた。


「美味しかったなあ…」

「ひよりんは…?」

「あっ!いない!」


…なんということだろう、竹田君に付き合った私が馬鹿だった…。今からでもそっちに行きたい…。これならひよりんと翼の面倒を見るほうが百倍楽だったかも…。


札幌の路地で寒風がふたりの間を吹き抜けて行った。



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