久々にこの作品について、文章を書く。
どうも、うちには真紅のフィギュアが多い、ロボコンとかガラモンとかモモタロスとか赤い奴ばかりだ。
何故だろう。
そんなことはどうでもいい、これがヒロインの真紅だ。
彼女は人間ではない。
ロボコンやモモタロスのように一瞥してわかる形態ではないが、他人と並べばわかる、背丈50センチ程度の人形なのである。
意思を持った人形というのは、実は漫画のネタとしては、メジャーとは言いがたいが、そこそこ多いネタである。
ただ、それらの人形は大体、人間と同じ大きさであるか、別の人間体に変身できるので、少なくともそこにいる限り人間であると思われている(写真に撮ると人形の正体が写ったりする事はある)。
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どうでもいいが、人間体とか人間態って、普通絶対使わないのにアニメとか特撮あたりでは普通に使う言葉だよな。
【人間体】魔物や異星人、人形など、「人にあらざる者」が人間のふりをするときにとる形態。
シルエットや鏡に映せばばれる場合もあるが、絶対にばれない場合もある。
どうでもいい話は置いておいて・・、
ローゼンメイデンシリーズの人形は、見た目は人間と変わらないが、人前に出るとあからさまに人間でない事がばれるのである。
しかも、大きさも50センチ程度だと、猫よりでかいかもしれない、目立ってしょうがない。
彼女らはあからさまに異形である為に外に出られないのだ。
人間の姿でありながら、異形という、それがローゼンメイデンの個性であり独自性である。
また、下手なロボットと違って、中途半端に人間に近い事が更にそれを際立たせる。
ローゼンメイデンはnのフィールドなる異世界から、世界の何処にでもいけるのに、人間に溶け込むことはどうあっても不可能なので、人形として囲われる生活を余儀なくされる。
というより、そういう生き方しかできない。
長年生きているのにローゼンメイデンの精神は何故幼いんだという、何かを分かったかのような意見もあるが、成長はさまざまな経験を通じて成るものである。
奥座敷に囲われていては、世界は広がりはしない。
ジュンの家には家族がいない。
それは、異形たるローゼンメイデンを不気味がる人たちがいないことを意味する。
真紅たちはジュンの家で始めて、人間的な生活を営む事が出来、それ故に成長も出来た。
その成長が真紅たちに自らの宿命をも覆す、何かを得たかに見えたのだが、それがはっきりする前に物語は途切れてしまった。
新しいローゼンメイデンは、途切れた物語の続きなのか、それとも新しい物語なのか・・。
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