貴方の茶色のギターがステージを弾く


ニューヨークのビルを足場に駆け回るくらい無邪気で


太陽を疎むほど暗く


涙を愛でるくらい優しい

冷静で


くすぶった車輪の炎が見えている






貴方はいつかの今日に生まれ


私の二倍生きて


音楽で何かを繋いだ


創作で自分を得た


崩壊でたくさん失った


そして学んだことを


テーブルの下でそっと、私にくれた。






雑踏のカウンターに移動して


貴方のギターが揺れ歌い出す


変わらないショウタイムが


気恥ずかしい貴方の今日を包む






何の誇りも無い、
何も持って居ない、
100パーセントの理論等あり得ない、と




どうしようも無い言葉を繰り返し


テーブル下でまた


ショウタイムが増えていく。



青臭さにおいて一流。
味気ない低カロリービールを飲みながら、

昔バンドで作ったCDを聞いてみた。ふと。



声や歌い回しが、想像より今と全然違っていて驚いた。


そりゃあまぁ歌なんて赤面ものだけど、そこを除いても、全然違う。



不思議なことに、全然違う人が歌ってるみたいな感覚。
本当の客観視てこんな感じ?
まだ22だから何年も前の自分に未練なんてないし。


そうするともっと不思議なことに、その頃の方が良かった部分もあったりして。

変わっていくことの面白さが少しだけビールの味を濃くしてくれる。



もちろん今の自分の方が好きだけど、過去の自分から何かを学ぶのも悪くない。
自分を嫌いになってる証拠?
そうだとしても問題無いな。




嫌いなのも自信無くすのも結構。



ただ昔の小さな部屋でレコーディングしていた歌を憎むことは出来なかった。




根拠の無い自信に包まれ、笑いながら歌っていたから。


何て馬鹿な奴。



数年後私は、
私の歌を聞いて、何て卑屈な奴、

と、きっと笑う。


私は阪神ファンなんですよ(一応)。



今日職場のカウンターでお酒を出した相手が、やたら身体がでかくて、



携帯にジャイアンツのストラップをつけてたんですよ。




だから『あ、まさか巨人ファンでいらっしゃる』と


大阪特有の反応をしたら





元巨人軍の選手であり監督だった人だったんですよ(・∀・)





一瞬空気がぴたって固まって、えらい大爆笑でしたよ。

だって知らなかったんだもん。

その人もう二世代も前の人だし。


そいで

しし失礼しましたっとか言って、
その事をネタみたいに周りの色んな人に話してたら、

何か気にいってくれて、
色んな話をしてくれました。


中でも、怒りが満ちて辛い時ほど笑顔で居なさい、ていう馬鹿みたいな説教が気に入りました。


前なら、なーにを教科書のような事をぬかしやるこいつは、と思っていたけど。


やりようが無い時ほど、笑顔で居なさいとは何て解りやすい。


ご飯食べたらお腹がいっぱいになる事実くらい解りやすい。










そうそう、



ゴスペルライブをしてきました。



三年間続けた最後のライブ。




今からは違うベクトルに向いていく方向な私ですが、


改めて、居た場所やここでやれたことは本当に良かったなと思えました。



感極まって色々な違いに苦しんでいた頃より、
そこで過ごしたクオリティを高さしっかり見つめ、更にそれを自分の中で高めるようにさよなら出来た。


誇りに思います。