全四巻の完結篇です。
時代は明治に入り,庶民の生活も大きく変化します。
そして日本の国は,開国から明治維新・西南戦争を経て,近代化に向かって激動期を迎えます。
そうした中,越中富山の薬売りである主人公の川上弥一は,薩摩藩担当の薬売り行商人から,近代的製薬会社の創業を主導する一人となります。
ブックカバーの帯に,以下の記載があります。
「どんな人間にも,大なり小なり,病気や貧乏や家庭の不和や商いの不調などが重なって起こるときがある。不思議なほどにそれらは重なって起こるのです。しかし,その時期を耐えて,辛抱しているうちに,「時」は去り,また春はやってまいります。必ず春という「時」もいっせいにやってくるのです。」
上記は本文からの引用です。
全四巻を読み終えてここにたどり着いたとき,弥一の気持ちのすべてが伝わってきました。
お勧めの4冊です。
