ブックカバーの表紙には本書の概要が以下のように記載されています。
「東京都武蔵野市で住宅一棟が焼ける火災が発生。焼け跡からは、その家に住む志村潔(69)とその息子夫婦と見られる男女三人の遺体が見つかる。単なる住宅火災に見えたが、夫婦と見られる遺体の死因は焼死ではなく、刺されたことによる失血死であった。しかも現場からは、この夫婦の子供と見られる小学生が消えていた。一体この火事で死んでいたのは何者か?そして子供の行方は?」
さらに,「焼け跡から一家三人の遺体,現場からは子供が消失,しかし,彼らは本当の家族ではなかった・・・謎が謎を呼ぶノンストップサスペンス」と続きます。
著者はデビューから20周年だそうですが,ボクは初めて作品を読ませていただきました。
ボクはこの手のサスペンスを読むと途中で展開がこんがらがってしまうのですが,著者の作品は文章がとても分かりやすく東京に住む者にとっては中央道のSAやPAを頭に描きながら読むことができました。
しかし,終盤はドタバタ劇となってしまったのが残念でした。
