テロルの決算:沢木 耕太郎 著 | Hilo☆BlogⅢ

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日々の出来事,ハワイのこと,小さな畑での農作業,トレッキングの記録などを思いつくままに綴っています。過去のハワイ旅はこのブログのほか,ライブドアブログにも綴っています。
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小説の舞台は60年以上前の出来事です。
今やなき社会党もかつては元気があったんですよね。
カバーの裏には次のような記載があります。
「ひたすら歩むことでようやく辿り着いた晴れの舞台で、61歳の野党政治家は、生き急ぎ死に急ぎ閃光のように駆け抜けてきた17歳のテロリストと激しく交錯する。社会党委員長の浅沼稲次郎と右翼の少年山口二矢。1960年、政治の季節に邂逅する二人のその一瞬を描くノンフィクションの金字塔。」
とあります。
テロリストである右翼の少年と老政治家の最後の一瞬までのシーンを重ね合わせて膨大な資料やインタビューから紐解くことで,浅沼稲次郎刺殺事件を描いています。
さらに浅沼稲次郎の生涯についても詳細に記載されており興味深く読み進みました。
戦後十数年という激動の時代が舞台であり,自民党も社会党も日本という国をどのように導いていくのか模索しながら政治を動かしている状況でした。
国民もみな政治に大きな関心を持っていた時代です。現代の平和ボケした若者に是非読んでいただきたい一冊です。