
かつて,アヤメが咲くことで有名だった櫛形山ですが,15年ほど前から鹿による食害でアヤメが減り始め,10年前には全滅に近いほどの状態になりました。
そのため2006年以来この山から遠ざかっていました。
その後,南アルプス市、山梨県が植生保護柵を設置する事業に取り組んでいることは知っていたのですが,その効果がかなり現れてきたそうです。

今年は期待できると聞き昨日出かけてみました。
車でのアクセス(東京方面から)は以下の通りです。
中央自動車道甲府南IC ~ R140 ~ R52(増穂町から丸山林道へ向かって池ノ茶屋林道を右折して池ノ茶屋駐車場へ。
駐車場は池ノ茶屋林道終点に30台程度。(無料)トイレもあります。
私のたどったコースは,池ノ茶屋林道駐車場- 三角点 - 櫛形山 - 裸山 - アヤメ平 - 櫛形山 - 池ノ茶屋林道駐車場
全盛期には朝7時には駐車場が満車になるほどでしたが,昨日は5台ほどしか止まっていませんでした。
登山口を8時に出発しました。
この駐車場の標高が1800m程あるので,肌寒いほどでした。
うだるような暑さの東京じゃ考えられないですね。
登山道入口にはこのような柵が設置されていました。

少し進むと第二の柵がありました。
ここまでやらないと鹿を防ぐことが出来ないのでしょう。
この山はアヤメだけでなく,原生林とサルオガセを楽しむこともできます。
この巨木,すごいでしょう。

こちらはサルオガセの森です。

寄生植物ですけど,気から養分を吸い取ることはしません。
このように大気中から水分を自分でため込むのです。

櫛形山の山頂は2052m。

アヤメが一番多く群生していたのは裸山です。
斜面一面に咲いていましたが,まだ蕾が多いようでした。

そして,20年程前と比べると,花が一回り小さくなったように思えました。
アヤメ平のアヤメは少なかったけど,アヤメ以外にも
グンナイフウロ

オダマキ

テガタチドリ

などの花が目を楽しませてくれた。
アヤメ平からはトレッキングコースというルートで駐車場に戻ることもできるようです。
我々は再び櫛形山を経由して駐車場に戻りました。
こんなにたくさんの花を楽しむことが出来たのに登山者が少なく,のんびりと出来たのはラッキーでした。