天才:石原 慎太郎著 | Hilo☆BlogⅢ

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日々の出来事,ハワイのこと,小さな畑での農作業,トレッキングの記録などを思いつくままに綴っています。過去のハワイ旅はこのブログのほか,ライブドアブログにも綴っています。
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かつて,反「田中 角栄」の急先鋒だった著者が「田中 角栄」の真の姿をモノローグ形式で綴った作品です
何故,今こうした形で「田中 角栄」描こうと思ったかについてはよくわかりませんけど。
ボクにとって「田中 角栄」といえば,角福戦争,日本列島改造論,そしてロッキード事件。
特にこの本ではロッキード事件から彼が亡くなるまでの部分が詳細に描かれています。
ロッキード事件は40年も前のことになってしまいましたね。
この本を読んでいて,当時のことをいろいろ思い出しました。
ボクがアルバイトをしていた会社の近くに大平首相の広大な邸宅があって,門前におまわりさんの見張り小屋がありました。
橋本 登美三郎も逮捕された。
そんなニュースをアルバイト中に聞きました。
「蜂の一刺し」なんて言う言葉が流行ったのは榎本さんの証言でしたね。
この本を読む限り,その真相はよくわかりません。
アメリカに嵌められたというのはありそうだけど,秘書が5億円を受け取ったのは事実のように思います。
ということは角さんはその時点でアウトでしょう。
でもそれは現代においてのこと。
40年前は少し考え方が違っていたかもしれません。
そもそも秘書が愛人だったり,そのほかにも料亭を持たせた愛人がいたり。
そういうことがまかり通っていた時代だったんですね。
いずれにしても角さんは「型破りな人」。
そんな印象が強かったように記憶しています。
現在のようにちまちました世の中からはこうしたスケールの大きな政治家は生まれないとも言えます。
せいぜい小泉首相止まりでしょうか。
マスコミは小さなことに騒ぎ過ぎだし,政治家も小さすぎ。
今回の東京都知事の桝添さんの件だって同様でしょう。
政治家ってもっと大きな存在じゃなきゃいけないよね。
というわけで当時を懐かしく思いながら読んでみました。
結局,石原さんがなぜこの時期にこの本を書いたのか。
そこがボクには最後までよくわかりませんでした。
ページに余白の多いことも気になりました。
「田中 角栄」を知らない若い人が読めば面白いかもしれませんけど。