
この小説は出光興産の創業者の出光佐三さんを主人公とした小説です。
小説の中では国岡鐵造という名前になって,多少の脚色はありますけど,大筋では史実に基づいている作品です。
大東亜戦争終了後にもこれだけ石油に翻弄されたということを初めて知りました。
石油というよりも米英と石油メジャーといった方が正確でしょうか。
表紙に使われている写真が「日章丸」です。
読み終わってから改めてこの写真を見るといろんなシーンが思い出されます。
「永遠の0」はフィクションとノンフィクションがごっちゃになって中途半端な感じを受けたけど,この作品は読みごたえがありました。
映画化するならこちらの方が面白いと思うなあ。
しかし,資源のない日本にとって石油は大きな存在ですね。東日本大震災を経験し,日本は石油をどのように考えていくのか。今後のエネルギーに対する石油の位置づけも変わってくるのでしょうか。これからはシェールガスが石油に代わるのかな。