
ハワイやカリフォルニアの日系移民を題材として,戦時中の彼らの悲惨な状況を描写した長編小説です。
戦時中の日系移民の状況についてはある程度知っているつもりでしたが,この本はボクの知らなかったことをたくさん教えてくれました。
日系人二世はパールパーバーを攻め込んだ日本を許せないという感情を抱いていたこと。
そして,帰米日系人の波乱の人生。
貧困から日本へ渡ったものの,いじめに耐えられず帰米。しかしアメリカでは人種差別からまともな職にありつけない。
今年2月に見た映画「Go For Broke」はハワイの日系人を描いていましたが,アメリカ本土の移民も苦労していたのですね。
日系人部隊がイタリア戦線で活躍したことはよく知られていますが,帰米二世が日本で覚えた日本語の能力を生かして語学兵として日本と戦ったことを初めて知りました。
先日106歳で亡くなった手島静子さんもこの時代を生きてきた方です。彼女も日系二世として苦労されたことと思います。
ここに改めてご冥福をお祈りいたします。