終戦記念日ですね。
しょっちゅう鎌倉に行っていた頃、鶴岡八幡宮で撮った蓮の花。
2018年の春までは、日本の戦争は8月15日に終わったと思っていました。
TEAM NACSの本公演「PARAMUSHIR~信じ続けた士魂の旗を掲げて」を観劇して、
そこで初めて、8月15日以降に戦争していた場所が日本にあった、と知りました。
2018年、観劇後の感想と若干のネタバレ。
掻い摘みますと、
北海道の離島に占守島というところがあり、
ここには国境を守るためと称して日本兵が集められていました。
ソ連とは条約が結ばれていたため、国境を守ると言っても
想定されるのはアメリカ軍からの攻撃でした。
やがて、戦争することもなく迎えた8月15日。
玉音放送の後、敗戦を受け入れられなかった者もいましたが、
次第にみんな家族の元に戻れるんだ!と心を持ち直します。
そうして、帰郷の準備をしていたところへ、
何の前触れもなく唐突に、ソ連軍が浜辺へ大挙して押し寄せます。
武装解除し、士気も萎えていた彼らを奮い立たたせ、戦わせたのは、
「家族を守りたい」「北海道を、日本を守りたい」という強い気持ち。
そうして、占守島でソ連軍の侵略を食止めるべく、必死に戦った彼らは…
というストーリーです。
これは史実に基づいたお話ですが、あまり有名じゃないですよね。
ちなみに現在、占守島はロシアの許可なく上陸できません。
そこで亡くなった方々の遺族もです。
占守島の士魂部隊、樺太の女性たちについて書かれた記事です↓
詳しく書かれていますので、是非読んでいただきたい。
士魂部隊が戦っていなければ、
東北あたりまでソ連が攻め入っていたかもしれない…
という部分を読むとゾッとします。
戦争が如何に人を傷つけ、全てを奪うのか。
そして、勝とうが負けようが、失った命は戻らない。
きちんと考え、伝えていかなければと思います。
◆TEAM NACS「PARAMUSHIR~信じ続けた士魂の旗を掲げて」◆
クスッと笑って、そして号泣です。