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pumpkinface59のブログ

Toshl/龍玄としさん関係が主だが、連想ゲームで脱線しがち。
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4月にこの記事を読んで、そうだよな、と同感したのでセーブしておいたのだが、昨日ふと元動画(記事中に出てくるYouTubeで視聴できるやつ)を見てみたら興味深くて全部見てしまったので、音楽関係のところだけかいつまんで紹介する。

 

https://www.barks.jp/news/?id=1000181303

 

 

KISSは全く知らないし聞いた事もないんだけど、いやぁ、この人好きやわ。英語が発音も文章も非常にわかりやすくてスルスル頭に入ってくるし、頭の良い人だな、と感じた。記事中にリンクあるけど、貼っとく。

 

https://www.youtube.com/watch?v=vxPeXY2P35E&feature=emb_title

 

 

4月12日のインタビューで、分断されたアメリカの現状や(この部分も良い)、音楽について話している。記事ではインタビュー中の、ボーカリストとしての話のほんの一部のみを紹介しているけど、他の部分もとても面白い。英語もゆっくり目で聞き取りやすいのでおすすめです。たまにわかんないとこあったけど。

 

音楽の話は22分くらいから。記事に訳されている部分は24分くらいから。

 

Tony Bennettの声の話が出て来て、Has his voice changed? Yeah, but it (now) has poignancy and vulnerability it didn't have. Those years of wear and tear makes it more glorious.といっている。素晴らしい…。

 

ワシ訳

彼の声は変わったか?変わったよ。だけど、以前にはなかった切なさとか脆さとか、そういうものが今はある。長い年月の間に喉は疲労しているだろうけど、それが(彼の声を)いっそう輝かしいものにしているんだ。

 

注:ここで使われているpoignancyって訳すの難しいと感じる。英和を引いてみたら、(かたく)鋭さ、激しさ、痛烈、辛辣;痛切;感動 とあった。英英で類語をチェックすると、1.intensity, 2. emotion で、ここでは2の方。pathos, sadness, feeling, sentimentality, unhappinessなんかが挙げられている。派生元のpoignantを引くと、keenly distressing to the feelings, keen or strong in mental appeal, affecting or moving the emotionsで、私の感じる語感と合う。英和の訳で言うと「痛切」がまぁ合うかなと思ったけど、「切なさ」としてみた。Toshlさんの声に私が感じるのはコレなんですよ。

 

インタビュアーのRichard MarxはKISSのコンサートに行きたい年頃の12歳の時に親にTony Bennettのコンサートに連れて行かれたのがBennettを聞いた最初で、一番最近では1−2年前にBenettが90歳の時のコンサートに行った時らしく、そりゃ、5年前、10年前と比べても声は変わってた。でも、音域が変わってないんだよ、あの音域の声をあんなにパワフルに出せるんだよ?平伏したよ、とジェスチャー付きで熱弁。

 

それに対しPaul Stanleyが、He is a beacon of light when he sings, he is beaming. He is a gift. He really is. I'm a huge, huge Tony Bennett fan. と返していた。

 

この後、MarxがStephen Tylerを一例として挙げたのに対し、Stanleyはum, ah...と言葉を濁し、代わりに、Let's talk about Rod Stuartと舵を切ったのであった。

 

Rod Stuartについても、70年代に聞いて吹っ飛んだけど、彼の声だって変わっている。でも、he still is...emotional fraility and vulnerability...openness when he sings...but his talent is so deep, his interpretation of songs is so far beyond what some other people do. と、ここでも「emotional fraility and vulnerability」と、「脆さ」や「切なさ」といったもの、心の琴線に触れる何か、というものを高く評価しているのがわかる。

 

オペラ座の怪人に出演した時のエピソードに絡んで、a key to great singing, other than somewhat pitch accuracy, is understanding what you are singing...they (Tonny BennettやRod Stuartなどの大歌手達)are inside that lyric, they haven't memorize the lyric, they understand the lyric. 

 

素晴らしい歌というのは、もちろんピッチの正確さってのもあるけど、どれだけ歌を理解しているかなんだ。Tonny BennettやRod Stuartが歌う時、彼らは歌の中にいる(歌を生きている、歌を本当に感じている)。彼らは歌詞をただ覚えてるんじゃなくて、理解しているんだ。

 

Pavarottiも似たようなことを言っていたけど、ここも、ウンウンとうなづいてしまった。

 

They go far beyond pitch accuracy, they are inside the song. 

 

When you see these people do these 'runs', it misses the point and just becomes gymnastics, know the lyrics, know the singing, emphasize with it, become a part of it (is important). 

 

Runsがわからないんだけど、まぁ、コンサートやショーのことかな?「歌う事」とも取れるけど、それが、単なるgymnastics(運動、体操)になってしまっている、というのは要は外側の形だけでアートになってないという意味だと思われる。ピッチが正確で声が出ていて、というだけでは歌じゃないんだ、歌詞を理解し、歌の世界を理解し、歌を生きるんだ、というような話。

 

インタビュアーの人の語ったエピソードで面白かったのが、テレビのタレント発見ショーみたいなので、ある出演者がグワ〜ンと歌い上げていたらしいのだが、一緒に見ていた歌手のルーサー・バンドロスがそれを、Sing TO me, man, not AT meとバッサリ切ったという話。

 

それを聞いたStanleyがすかさず、

 

And to sing to you, you have to tell a story. 

 

と返す。

 

会話のテンポがいいし、内容がある。久しぶりに楽しめたインタビューだった。

 

そしてStanley氏の語る歌とはなんぞやという話を聞きつつ、どなたかの顔がチラついたのは言うまでもない。

 

彼の声も変わっていくだろう。私が大好きな高音域の超音波クリスタルボイスは失われるかもしれない。でも彼が60歳、70歳、80歳になった時にその歌声はきっとgloriousなものになると信じられるだけの深みが近年の彼の歌にはある。

 

てか、ひとまずそれくらいまで、健康で長生きしてくれ!

 

 

何日か前のことである。

 

仕事の合間に何かの動画をYouTubeで見ていて、仕事に戻るときに止め忘れて放っておいたらauto play でいろんな動画が次々と再生されるので、文字通り聞き流していた。

 

と、ある瞬間Toshlさんの声が意識に分け入って来て、そしてなぜか涙が出そうになった。

 

なんや、コレ、と思って画面をチェックしたら、2010年日産スタジアムライブのTearsだった。あの、真夏なのにフェイクファーみたいなのひらひらさせてるすごい衣装の時の。

 

かの人の声の破壊力についてはすでに語られ尽くされている気もするが、なんか、久しぶりに「やられたぁ〜!」感が凄かった。

 

もう、嫌になる程何度も頭に浮かぶ、「一体、なんなのだコレは」というフレーズ。いや、ホンマは「なんなんや、コレ」やけど。

 

このライブの最後のSEで英語歌詞のTearsが流れた時の一瞬の静寂については以前書いた。

 

最近見た動画で、いつの何だったかもちょっと思い出せないのだが、とにかく、Yoshikiさんのピアノ伴奏だけで歌うバラードで、最初にYoshikiさんがピアノをポロポロリと弾いてるわけです。で、演奏中ずっとキャーキャー、よしき〜とか歓声が上がっているわけですよ。

 

なのにToshlさんが歌い始めると、それが一瞬静まるんだよね。で、間奏になるとまた歓声が大きくなって、歌が始まるとまたさぁっと静まる、というのが笑ってしまうくらい繰り返される。

 

分かるよ。やっぱりバラードの方が顕著だと思うけど、Toshlさんの声が耳に入ると一瞬黙ってしまうっての。

 

まさか昔のToshlさん、それを「俺の時には声援ない」とか思ってなかっただろうね?

 

まぁ、いますよ、たまには。Toshlさんがほぼアカペラでスンバラしく歌い上げてるのに、ヨシキィ〜〜とか黄色い声援あげるヤツ。そこはトシィ〜〜〜とちゃうんけ、とまだメンバーの名前を全部知らない時に思ったものだが、まぁ、ライブの熱狂ちゅうのはそんなものかもしれんね、とXのライブ見てると納得もする。

 

だから、ライブの感想に歌詞を間違えたとか、キーを下げたとか、ドラムをミスったとか、ギターがずれたとか、ベースが遅れたとか、そういうことばかり取り上げてボロクソにいうのは、人生損してるような気がする。

 

ライブってのは音楽を奏でる人達と観客が同じ空間にいて、耳から音を聞くだけでなく、体を震わせる振動や、会場の温度や、匂いや、色や、全てひっくるめて体感できることが醍醐味なんだから。五感全てを酔わせるような混沌に身を投じて一緒に熱狂するから得られるカタルシス。

 

「オルガズム」とか「X」なんてまさにそれ。もはや歌詞なんかどうでもいい。Toshlさんの煽りがいい。走る弦楽隊がカッコいい。ゾクゾクする。

 

以前、Xのライブについて、これは祭りやな、と書いたことがあったけど、この熱さ、この圧、この熱狂。英語でいうところのemotional chargeが爆発して振り切れる感じ。Emotional chargeって、厳密には閉じ込めた激しい感情、あるいは激しい感情を閉じ込めた状態みたいな意味らしいけど、strong, raw and inhibited emotion。

 

Xのライブは、体と魂がビリビリと震えて、それこそemortional chargeを測定する機器でもあれば針が振り切れてしまうようなイメージ。それでいて「暴力的でない」。Psychederic Violence Crime of Visual Shockとか本人たちは言ってるけど。てか、この英語変やん?まぁ、どうでもいい。

 

暴力的でないってのは、陰湿な闇の暴力性がないという意味であって、明るく楽しいライブってことじゃない。熱狂して、どこかここではない他の場所に連れて行ってくれる感じ。いや、まぁ、私は彼らのライブ行ったことないですけど。ライブ動画とか見てるとそんな印象。

 

そしてそれって、メンバー全員の力だけど、やっぱり特にYoshikiさんとToshlさんの「全身全霊」っぷりが引っ張ってると思うわけです。

 

いや、Yoshikiさんのドラム、やっぱり凄いよ。ソロの時なんて、なんか、龍神つ〜か、雷神様みたいやな、と思うから。不安定だったりミスったり、そもそも見た目優先で鳴らないドラムを選ぶのが変とか、いろいろいう人はいるけど、ライブはドラマなんだよ。だからあの人はドラマ・クイーンでいいんだよ、と私は思う。

 

そしてToshlさんはステージに立つと、何かに憑依されたようになる。それは特にXのライブだと顕著だと思う。楽曲に対しての声の余裕のなさがそれを際立たせるのかもしれない。

 

私は龍玄としさんが大好きだ。特に今、彼の絵画に非常に興味を持っているし、お一人様コンサートのニュースでちらりと流れたマスカレードに痺れたし、金沢でのコンサートに行ける人達が羨ましくて仕方ない。そして、この人が今、新しい未来に向かって前だけを見ているのは知っているし、心から応援している。

 

それでも。

 

私はXというバンドにこのままフェードアウトして欲しくない。

 

そんな事になったら、もったいなさすぎるだろう!

 

だって、あんなすごいライブができるバンドって、そうそうないよ?5万人を煽り倒して会場の熱気を一気に爆上げできるフロントマンが世界に何人いるんだよ。俺はそんなトシが見たいんだよぉぉぉ!と泣いているファンはたくさんいるはずだ。

 

ファン歴1年程度のワタクシがネット世界の片隅のこんなところで言っても意味なしかもしれないけど、いいたいから言っとく。笑いたい人は笑ってくれ。

 

 

 

 

X Japan Podcastについて。続き。

 

Jealousyアルバムに関わったエンジニアのBruce Miller氏を迎えてのエピソード1。プレゼンターのウェインさんとミラー氏はリモートでやりとりしているらしく(2014年なのでコロナのせいではないけど)、時々音が途切れたりして聞き取れないところもある。

 

彼は、アルバムの音にheaviness, clarity & punchを加えるために選ばれたとか。メンバーみんなと話をしたらしいけど、トシさんとは後でソロアルバムでも一緒に仕事をしたとのことで、ワタクシ的にはその話が特に興味深かったのであった。

 

彼が関わったのは1995年の「Grace」で、話に出たのは「Everlasting Love」。彼の言葉をそのまま少し引用する。

 

You can tell that this was the opportunity for him really to stretch out with all different things he wants to do, [ちょっと聞き取れない]...the ballads he did, I worked on Asphalt Jungle, My Dear Friends, Good-by Season...[略] Everlasting Love, I mean, it has certain R&B, even gospel kind of feeling with it, it just shows up much more the strength that Toshi has as an artist to be able to create and you know has same amount of integrity in all these different genre, it is really really something and I remember that Everlasting Love - I mixed it up really really quickly it's like a song...vision is very very clear, arrangement and instrumentation, everything was like spot on, so it was very easy to get where it needed to be, it was almost too fast. 

 

まず、このアルバムはトシにとって歌手としてやってみたい色んなことにチャレンジするチャンスだったってことが分かる、といっていて、自分が関わった曲を挙げた後、特にEverlasting Loveについて語っている。

 

この曲はR&Bというか、ゴスペルと言っていいような雰囲気があって、トシのアーティストとしての強味・長所をよく表している。

 

ここに続く下線の部分が興味深い。うまく訳せないんだけど、いろんな違ったジャンルの歌を作り出し、かつどれも同様のintegrityを持たせることができる、みたいなことを言っている。

 

Integrityは英和辞書なんかを引くと誠実さ、高潔さ、清廉、などの訳語がまず出てくるけど、ここではそっちの意味ではなくて、英語で類語を並べるならcompleteness, cohesion, purity, unity, totality といったような意味を差す。

 

私の解釈としては、いろんなジャンルの歌を集めて歌ったアルバムでも、バラバラな感じがせずに、何か一貫したもの、一つ芯が通っているように感じさせる力という事だろうかと思う。

 

軽く言っちゃうと「何を歌ってもトシ」みたいな。

 

ただ、これは何を歌っても同じような歌い方になる、という意味ではない。

 

ここでは「Grace」について語っているわけだけど、これをI AM A SINGER 2 に置き換えると(ワタクシ的には)すごくよくわかる。

 

このカバーアルバムはそれこそ、ジャンルの違ういろいろな歌を、それぞれ違った歌い方で歌っているでしょう。

 

それらをただの曲の寄せ集めではなく、一つのアルバムとしての一貫性、総合性を与えているのがトシさんのアーティストとしての力、ということなんですよ。

 

Miller氏はそれを、it is really really something と激ほめしておる。すごいことだよ、大したもんだ、っていう感じ?

 

私はそれが何かっていうと、ちょっと臭い言い方になるけど、やっぱり彼の魂だと思う。

 

唯一無二の声質(日本の歌うま男性ボーカリストトップ10、みたいな動画をたまたま今日見て、余計そう思った。ちなみにトシさんは入ってなかった。みんな、素晴らしいシンガーだけど、やっぱり「他に似た人が誰もいない声」(by 京)だ)と天性で、でもきっと見えないところでケアして努力を重ねているからこそのテクニークも無論あるけど。

 

別に彼が天使だとか、高潔な人格者だっていいたい訳じゃない。ソロ曲全部好きなわけでもない。聖子ちゃんヘアとかピンクの口紅はやめてほしいと思うし(いや、この辺はどうでもいいが)、この人、実はめっちゃんこ頑固ちゃうんか、と感じることもあるし。

 

何が言いたいかって、私は別にトシさんという人の全てが好きだとか、尊敬してるとかいうわけではないんだけど(謎なのでものすごく惹かれるものはあります)、いろんな人がいろんな所でいってるように、なんか核に光るものがあるように感じるのだ。

 

とか、いい事書いてたんだけどさ。

 

…今、Grace探してYouTube検索してたらPrinceの1987年のLive at Paisley Park出てきた。うぉぉぉ。か、かっこええ〜〜〜〜〜〜〜〜!はぁ。やっぱりThe coolest cat in the townやわ。すんません、Prince見てきます。Miles Davisがチラリと出るらしいし!

 

だよなぁ。私、日本を出る直前はこういうの聴いてたんだよな。ロンドンでコンサートも行ったし。そんな私がこの年になってなぜ、全くベクトルの違うX Japanにこうも魅かれるのか…(以下、略)。

 

しばらくポッドキャストネタでいくかな〜。ワタクシ、在英年数は長いんですが英語のヒアリングには実はあまり自信ないんで、英語の部分はそのつもりで読んでくだされ。