昨日の『訓読み』に続き、今日は『音読み』に
ついてお話します
1つの漢字に複数の読み方があるのは何故か
日本に漢字が伝来する歴史に関係があります。
■呉音(ごおん)
5~6世紀の仏教伝来の頃に、日本に正式に漢字が
伝わったと言われていて、当時の中国の政治や
文化の中心だった呉地方から入ってきた発音を
「呉音」と言います。
■漢音(かんおん)
次に中国は、隋・唐の時代になり、日本の遣隋使や
遣唐使が持ち帰ってきた音(おん)を、「漢音」と
言います。
■唐音(とうおん)
鎌倉・室町時代に僧侶や商人によって伝えられた
音(おん)を「唐音」と言います。
これは唐の時代の音という事ではなく、中国を
総称して唐と読んだり、唐土(とうど)と呼んだ事から
きています。
漢字で例えると
「行」ギョウ(呉音)コウ(漢音)アン(唐音)
「文」モン(呉音)ブン(漢音)
漢和辞典の読み方の下に「呉」や「漢」と
記載されているのは、この事だったんですね
杜靖漢字書道教室 生徒募集中
(無料体験受付中)
※毎週来られない場合、単発でも可能です
場 所 札幌市北区屯田
対 象 幼稚園年長~小学3年生
問い合わせ プロフィールからメールをいただくか
178_kあっとmail.goo.ne.jpへご連絡
お待ちしています
(お手数ですが、あっと部分は@マークへ変換をお願いします)