春になり、天気がグズついてきている。

全国のクライマー諸君。  外で登れなくてイライラしているだろう。


 ふふ。 

ざまみろ。  ボソ・・・。


 おっと。  つい本音が。



 しかし他人事ではない。  自分も山に行けないのだ。 

いや、正確に言うと山は雨でも行けなくはない。

防雨対策をすれば、歩けばいいだけだ。


 でもワザワザ、雨の日に山を歩くほどスキモノでもないのだ。

そもそも雨を狙って登る人はそういないだろう。  

どうせならスッキリと晴れ渡った青空の下で、どこまでも続く稜線をのんびり歩くなり

スタスタ走るなり、そういうことがしたい。 


 山を歩く楽しみの一つに、季節ごとに咲く植物を楽しむハイカーが多い。

これには関心させられるというか、なんというか。  しかし皆さんお詳しい。
 

 花の名も、木々の名も、自分は知らない。

とくに憶える気もないのだが、花はただ可憐にそこに咲いてさえすれば

登行のエッセンスとなる。 

 晩秋から冬の、モノトーンに染まる山よりも

春や夏の、カラフルな山景色の中を歩く方がよっぽど楽しい。



 登山をはじめてから、はじめての春。

地図に山名が載ってる山から、無名峰まで。


 今年も歩こう。

稜線がつづくかぎり。     この足が、止まらないかぎり。






石立っ!  鉄男じゃないよっ!

石立山ですよっ!





お願いだから、明日は雨降らないでっ!




せめて午前中だけでもっ!



たぶん降るけどっ!








 あの、仕事がめっちゃ忙しいんすけど。

なんとかなりませんか。。


 そういえば、2月に受験した資格試験を軽くパス(1問間違いのみ)したことに

気をよくし、次は国家資格をめざして来月から講習通い。


 勉強したい! って思ってる今、今、今でしょ!

で、余計忙しくなるのだった。。。




 日曜晴れろ!!!



 日頃の行いがいいのか、土曜の天気が雨から曇り、曇りから晴れに変わった。

仕事が忙しくて、精神的にやみ始めた今日この頃。

こうなったら山に行きたくて仕方がなくなってきた。

 山からエネルギーをもらわなくては・・・・。


つ、つ、つなつけ~~~~~



 国道195号をひたすら北上。

大栃との分岐で左に進路をとる。 県道49号だ。

そのまましばらく道なりに進むと、分岐があり、左におりる。

まっすぐ行けば西熊渓谷方面。 県道217号だ。


あとは道なりにテキトーに行ってりゃ、終点の矢筈峠(アリラン峠)に着く。

矢筈山の登山口はトイレの手前から。

綱附森の登山口は、トイレを過ぎて未舗装路をそのまま車で進むと

奥が広くなっているのでそこに駐車。  

 
あれ? なんで道案内してんだ。



▲アリラン峠手前。 矢筈の肩と山桜。



 トイレ前の駐車場にはすでに3台の車。

全部高知ナンバー。  みんな矢筈か~。  でも綱附も今日はいっぱいいるんじゃないかな?

と思って、綱附側の駐車場に行くと車なし。  誰もいない。

平吉は圧倒的ロンリーだった。。


 あらま。 こんな天気いいのに。

まっ。 貸切もいいねぇ。




▲まずは準備運動。  Photo by SELF




▲ここが「綱附森」の登山口。 山頂まで5キロ。


 今日は歩く登山じゃなく、走りながらの登山。 

自分はトザランナー(登山+トレラン)なので、今回そのスタイルを確立すべく

やってみたい。 

でもほとんど歩くだろうなぁ。 前半の登りが結構キツイのよねぇ。


 目標タイムは1時間。 なんとかやってみるか。




9:32 登山口スタート


前半がとにかくキツイから、そこを抑えていきたかったけど

久しぶりの山歩きでテンションがあがったのか、ちょっと飛ばし過ぎ。

あっという間に、太ももパンパン。 スーパー乳酸地獄に堕ちていく。。。

日頃、ロードを走ってても関係なし!  こんな登りをフツーに歩く速度より

3倍くらいで歩くと、そりゃパンパンになる。 

 でも攻めていかないと1時間は絶対無理! 攻めるつもりで来てるわけで

パンパン地獄を楽しみながら、ゼェゼェ言いながら突き進む。


 と、前方に先行パーティ発見。

よく見ると女性二人!?  山ガール!?  高知に!?

いや、山ンバかも。


 あれ? もしかして?  もしかする?  あの会いたかった人?


で、抜きさる。  山ガールは突然抜かれたので「キャー」的な声をあげる。

いやいや、一応お声はおかけし・・・・・。  


 その時、チラ見。   会いたかったあの人だろうか。。

よく分からなかった。  とりあえず平坦な場所なので、ここは走って通過。

あとで頂上であえるだろ。  その時たしかめねば。  あの人かどうか。




10:06 十字路分岐


 地理院地図上で、道が十字に交差している地点を自分はいつもこう呼んでる。(十字路)

自分の中ではここが中間地点。

目標タイムよりちょっと遅れてるけど、なんとか巻き返したい。  でも足にきてるぜぇ。

1時間きびしいかも。。。




▲十字路地点にたたずむ枯老木。  何とも哀れだが、画になる。





▲おぉ。 ピークが見えてきたぜぇ。 




▲大好きな「天狗塚」が目の前に見えてきた。 

 

 ここからは時計をあえて見ずにひたすら早歩き。

平坦になれば走るし、下りになれば駆け下りる。

でもすぐにキツイ登りがやってきて、乳酸地獄に引きずり込まれる・・・。

アップダウンが続く綱附森ならではのトザランだろうか。

ただひたすら登るよりは、走る区間があるから楽しい。

普通の山ではこうはいかない。  綱附だからできる。




 中間地点手前で、アミノバイタル飲んでブーストアップ。

所々でも携行食で栄養を補いながらのラン。

一番効いたのはバナナかな。  かなり元気でた。

あのネットリした甘さがいい。  停止しかけた脳に、エネルギーが注がれていく。



 と、頂上直下。 そろそろ着くという時にフと足元を見たら



▲小鹿ちゃん・・・・の亡骸。


 おぉっと!  フラフラで足元見てねぇから危なく踏むとこだった。

どう見ても小鹿。 親とはぐれて餓死したのかな。  肉が残ってることを見ると

死んでからそう経ってない。

 脇をジャンプして超える。

そしたら風下になったせいか、臭いのなんの。  しばらくは腐敗臭の中を歩く。


 うぇ。 頂上ちかいのに。  昼飯食いたいのに。





10:43 綱附森(1643.1m)




▲イェ~イ。 3度目の綱附森だぜぇ~。



 コースタイム。 1時間11分。。。。  く~~~~。

目標の1時間われは無理だったぁ。  う~~~~ん!  くやしい!!!!


前半で抑えるべきだったねぇ。  かなり使っちゃったもんねぇ。

途中で結構休んだからな~。  座ったりして。   次回にいかしましょう。

 次こそ1時間きるタイムで。  よし!




▲右奥に「石立山」。 左手前に「白髪山」。  白髪の左奥にはうすーく、「次郎芨」。




▲右から「カヤハゲ」。「三嶺」。「西熊山」。 若干霞みがかかってる。




▲右のポコッとしたピークから「地蔵ノ頭」。中央が「天狗塚」。 左のノッペリしたのが「牛ノ瀬」。




▲いつか結んでみたい綱附森~天狗塚への縦走路。 これも今年の目標のひとつ。




▲南側(太平洋側)。 G2で逝った勘定山をのぞむ。



 写真撮影してると、さっきの山ガールが山頂に到着。

殺風景な山頂が、急にお花畑にかわる。


 ここで合同ランチタイム。  話ししてるとやっぱりあの人かもと思って

意を決して聞いてみる。


「あれ? もしかして、ゆきねぇさん??」


「あぁ~~! 違いますぅぅぅ。。」




 違ったか・・・・。  そうかと思ったのに。。。



 でも毎週色々と出かけてるらしく、これからも色々と会うこともありそう。





11:20 下山開始



▲今日も麦チョコをたくさん踏んだ。


 さぁ、麦チョコもいっぱい踏んだし、チャッチャと帰るか!

40分くらいで下りたいけど、どうだろうか。


 ガンガン走り下りる~~。  でも、なんだか疲労感。。。

ちょっと足が重い。。  やっぱ登りで相当つかったっぽい。




11:38 十字路通過




▲それらしくセルフで何度か撮ってます。




▲繰り返しますが、単独行なのでセルフ撮りです。



 三嶺散歩さんのように、うまくセルフで撮れない。。。

ここで5分~7分のロス。  俺は何をやってんだろうとか思いながら試行錯誤する。

こんな様子を、どこかから見られたらどう思われるのだろう。

「おい、あいつあそこで行ったり来たり何してんだろ。」

「あれ、ヤバいよたぶん。」



 そんな感じで、どこかから見られているのかも。



 さて、無事に自画撮りを終えたところで

再び走り下りる。  帰りと行っても登りもあるので

ここではまた歩く。



と、周りをよく見ると




▲鹿の骨。


 行きは走ってたから気づかなかったのかな。

山頂直下のと違って、こっちは完全に白骨。

 これも小鹿っぽいかな。



 そろそろ駐車場というところで、太ももが攣りそうになりかけ

スローダウン。  というか一旦ストップ。

極度の負荷をかけすぎたか。。 足が悲鳴をあげる。


 っつ~ことで、あとはゆっくり歩いておりてフィニッシュ。





12:16 登山口到着


 自画撮りで時間をつかったとは言え、40分台後半か。

これもちょっと遅かったけど、ケガしなかっただけマシ。

 また鍛えなおして、出直しまっさ。






 さて、帰りは株式会社ずーゆーの、オーナーご子息と久しぶりに再会し

今後のG2プランを計画。


 ずーゆーの剪定がまだまだ終わらないご子息は、少々お疲れモード。




▲東京ドーム1000個分の広大な敷地を誇る、株式会社ずーゆー。



 帰ったら、気絶するかのごとく昼寝。。


さて、次回は 今年の目標のひとつ。  「千本山~甚吉森」。  です。




 今回で累計ピーク(所長的換算法)は 33,536.3m。

たぶん所長を楽勝でブチ抜いただろう。   くっくっく。


 また今週の土・日も天気悪いっぽいね。

アレですかね。  空から見てますかね。 コッチを。

なんか気に障ることしましたかね。 オレ。


 もう、週末どうしたらいいんだろう。   あっそうか。

外ばっか行かずに、家族と過ごせばいいんだ。             


                    完

 日ごろの行いが悪いことは自他ともに知っている。

雨に呪われていることも知っている。


 綱附森に逝きたいところだったが、無情の雨。 いや自業自得の雨か。。。




 もう知らんわ。  ぼけ。


 冬山がきらいというか、苦手な平吉っつぁんですが、

ここへきて、春の訪れを感じる日々。  山を歩きたくなってきた。

 困ったことにクライミングへの意欲がどんどん削られ続け、

岩と戯れる気がなくなってきている。


 こういう時は、なにも考えずに大好きな山を歩こう。


 今週の土曜日 「綱附森」 で会いましょう。    ←誰にいうてんねん。


 「西の富士 東の筑波」と称され

標高こそ877mと低山だが、聞いたことくらいは誰でもある。。 たぶん。



 奥さんの実家に帰省するタイミングで、日本百名山のひとつを歩くことにした。





▲筑波山の全景。 向かって左(西)のピークが男体山。 反対側(東)のピークが女体山。 


 感覚的には「石鎚山」やら「剣山」のような観光山というところだろうか。

実質この日もすごい登山客でごった返し、駐車場にとめるだけで一苦労。

しかも駐車場代が500円もかかる山なのだ。  うぅむ。

登山道としては複数あり、ケーブルカーとロープウェイも含めると

誰でも気軽にハイクできる山だ。
 



▲県道125号を東にグングンすすむと、筑波山への案内看板が出てくる。


 市営駐車場へたどり着く前から混みはじめる。。。 下側の駐車場はすでに満車。

げげっ。  やはり関東の観光地をナメてはいけない。

 あと少しで駐車場というところで、まったく動かなくなる。。。  ムム。

ここで嫁にバトンタッチ。

待つ時間が無駄と判断し、お先に登山開始。

そもそも家族は、ケーブルカー予定。  どんなに頑張っても

ケーブルカーには勝てんし、早めに出れば頂上でいい時間に会えるだろ。




▲筑波山への登山ルート全貌。  見えにくいが「白雲橋」ルートをチョイス。


 白雲橋ルートは、全長2.8キロ。標高差610m。  筑波神社から女体山をつなぐ

筑波山でもっとも長いコース。 途中には巨岩奇岩をめぐる観光コースだ。





10:38 筑波神社前出発



▲筑波神社の境内右側をまけば、白雲橋ルートが始まる。 売店との間の小道。


 と言っても、ここはどこ状態になり、すぐそばの売店のおばちゃんに聞いてみる。

おばちゃんから地図をもらった。  サンキュー。   頂上まで2時間かかるらしい。

 そしたら半分の1時間を目標に行ってみよう。




▲数百メートル舗装路を歩くと分岐。 ここを左折。




▲はい。白雲橋コースの始まり~。  しばらくは木の階段。


 ここで「白蛇弁天」とかいう祠が登場。

なになに? 白蛇を見たら財を成す?

判別のつくいい大人。 いないとわかっていても、そのへんをキョロキョロさがすあたりが

いかにも小物。   はい。 当然いませんでした。



▲こんなに石を積まれたのでは白蛇もたまらんだろう。 出てこれないではないか。 


 
 気付けば石の階段がおわり、足元は木の根が張り巡らされたゾーンへ。

筑波山は国定公園に指定されてて自然が豊かだ。  基本、森の中を歩くが

木漏れ日が降り注ぎ、なんとも気持ちのいいトレイル。  風も気もちいい。

 イノシシとかいるのかな。 リスとか。



▲広々とした登山道。 





▲そこかしこに大木が天高くそびえる。



 

▲ここで分岐点の休憩所。




▲お年寄りから子供までかなりの登山客。


 ここからの眺めもなかなかだった。 関東平野を見下ろすというか

目の前に平原がただ広がってる感じ。  そのせいかあまり高度感を感じない。

・・・・とか何とか言ってる暇もなく、俺はさきを急ぐのでノンレストでここをスルー。


 ここからも、抜けるポイントで次々とハイカーを抜きながら突き進む。

もちろんマナーと安全は最優先。 無理やり抜くなんてことはしない。



  ここで、奇岩ゾーンのはじまり。

岩に慣れすぎてるせいか、ボルダー対象としてしか見えない職業病。

対象でなければ「ふ~~ん」 「はいはい」 ってな感じだ。





▲まずは「弁慶七戻り」

 



▲ほほぉ。 チョックストーンですか。


 落ちそうな大岩に、あの弁慶がビビッて7回も後ずさりしたとか、しなかったとか。

なーんだ。 弁慶さんただのビビりだったんですね。




▲反対側に抜けると、たしかに落ちそうにも見える。 弁慶さんビビりじゃないかも。


  

▲お次は「母の胎内くぐり」。  フツーに潜り抜けてあっという間にスルー。


 このあたりから、前が混みはじめる。

しかも道幅がせまく、抜けなくなってきた。  前もドン詰まりのせいか先に行かせてくれない。

こうなったら焦っても無駄。  流れに身を任せ、チンタラ歩こう。



▲こんな感じで大行列。 う~ん。こういう登山は嫌いだ。  


  自分のペースで歩けないのは面白くないなぁ。 

足を踏み出す間隔をせばめたり、前との距離を維持したり、逆に疲れる。

やっぱり目の前は誰もいないほうがいい。  あぁこれは誰でもそうかもしれない。

 ということはだ。  富士山登山は自分には向いていない? やめとけ?




▲ようやく眼前に「女体山」のピークが見え始めた。


 
 ここから見上げる女体山の山頂には、すでに人で溢れかえっている状況が見える。

所長との「石鎚山」アタックを思い出す。  人ごみ登山。  あぁ。。。

観光山なんだから、わかっちゃいるけど。。




11:38 女体山 (877m)


 奇跡のジャスト1時間アタック達成。  いやぁ。 無理かと思ったけど

やってやれんことはない。




▲女体山にある筑波神社の本殿。 


 とここで、あまりの人の多さにどうにもならんことに。

しかもファミリーがケーブルカーで上がってきた連絡が入り、すぐさま女体山をあとにする。

しかし後でわかったけど、女体山側に三角点があったみたいでそれが残念。

でもあれか。 また来れるでしょ。




▲とりあえず「女体山」から「男体山」をのぞむ。 そのほか見えるのは無限に広がる平野だ。



 女体と男体のコルに、ケーブルカーの終着駅がある。

でもロープウェイもあって、その終着駅が女体山側の肩にある。

ここで、脳内酸素が欠乏していたのか

ケーブルカーとロープウェイを勘違いし、しばしロープウェイの駅で家族の到着を待つ。


 すぐさまやって来た乗り物に、家族がいない。。。 あれ?

電話をしてハタと気付く。  で、走る。

ところが、女と男の稜線路は雪解けのせいか グチョグチョにぬかるみ

まともに行けない。 滑って転んだりしたら、どうなるか。。。




▲ロープウェイ駅からの眺め。 う~ん。 広い。  この直後走る羽目に。。



 平野の眺めにも少々飽きはじめる。  う~ん。 どこから見ても同じというのも味気ない。

富士でも見えればいいけど、霞で遠方の視界がきかない。




▲コルの「宮脇駅」。 土産物屋が軒をつらねる。  向こうに見えるのは「男体山」のピーク。



 ここでファミリーと合流。  子供たちは父との再会を喜ぶ暇もなく

土産物に目を輝かせている。  コラコラ。  ハグしようではないか。


 でランチタイム。


となりでオシャレな登山着に身を包んだ2組のカップルが、コーンポタージュ的なものを

温め、パンも焼いてる。  その焼けたパンをスープに浸して舌鼓をうつ4人。

こっちは冷えたおにぎりとパンだ。  それがどうした。




▲写真では分かりにくいが、日光の男体山が見える。   すばらしい。


 さてと、腹もはったしみんなで男体山に行こう。

明らかにグズリはじめるD。 enは行く気満々。 シスターズはキーホルダーの

お土産を手にルンルンで先行。
  



▲男体山をアタック中のアウディ。


 ママがいる登山になったDは、完全甘えん坊モードが発動し

フニュフニャのこんにゃく状態。  情けないというか、なんというか

昔の自分もこうだったのかと登山をしながら嘆くのであった。




▲男体山山頂(871m)。 二人して目が逝ってる親子。 


 家族で写真をとりたかったけど、それらしいポイントがないし

Dがグズッてうるせぇ。  さっさと下りよう。




▲「ママァ~~」 フニャフニャのD。


 宮脇駅で再びわかれ、下山は「御幸ヶ原コース」で下りてみる。

こっちは全長2.5キロ。 標高差は610m。




13:08 御幸ヶ原コース 下山開始



▲さてと、逝きますかぁ。





▲こっちのほうが傾斜がキツイかな?


 途中で渋滞ポイントもあったけど、基本はスタスタと抜いていく。

最後は緩くなったあたりからちょっと走ってみた。


ただ木の根がはびこってるから注意が必要。  つまずいたらむき出しの岩で大ケガだ。  


 筑波神社に下りてくると、こんな光景が。



▲外国人と日本人ですかぁ。  しかしめでたい。




13:45 筑波神社参道入り口


下りてくると、とっくの前に到着したファミリーが

うまそうにソフトクリームを食べていた。


 子供というのは、一口くれたら二口目はなかなかくれない。

汗だくの父をかわいそうに思わないのだろうか。



 家族で初めての登山はこうして終了。

関東の山をひとつ制覇。  くっくっく。


 次はどこかな。



 
 

 
 






 
 



 富士山というのは本当に大きな山だ。

今回の旅で、あらためて感じた。


 思わず手を合わせたくなるような神々しさ。

それでいて、男らしく堂々としている。  


 いつかこの山のてっぺんにも立つことがあるだろう。



▲朝日をうけて、凛とたたずむMt.FUJI。


 
 




  どこから見ても、非常に特徴的な山容をもつ山 「御在所山」。

かつて修験者の霊山として存在し、今でも山頂には「韮生大山祇神社」がある。

そんな神の山、御在所に行ってみることにした。




11:53 木場茶屋前(登山口への入り口) 



▲茶屋の前に数台の駐車スペースあり。  この日もすでに先客あり。


 手前の集落に、御在所山の案内看板があってそれを見ると

茶屋前から出発して、山頂まで片道2時間らしい。  たしかに山を見上げると

急峻な様子が見てとれる。  しかも頂はみえない。   これはルンルン登山になりそう。  ウフ。



 
  茶屋前の分岐から歩くこと5~6分。(ず~っと舗装路)

ほんとの登山口に到着。

ここから御在所山に分け入る。




▲登山口。


 しばらくは平坦なトレイルが続く。

植林の中とはいえ、広く平坦なトレイルはこれから始まる修行へのプロローグ 。

笑ってられるのも今のうちということだろうか。  とりあえず気分はルンルンである。





▲思わず走りたくなる衝動を抑える。  修験道を走ってはいけない。(そんなことない) 





▲途中に「こちらですよ」とでも言わんばかりの石柱。 お・も・て・な・し の心である。


 五山所って言ってたのかな昔は。  ちょっと調べてみる。  カタカタ・・・・・

 

古来霊山とされ、女人近世の修験者の山だった。
山頂には韮生大山祇神社が鎮座しており、大山祇命を祭神とし、安徳天皇、平教盛をも合わせて祭っている。  
山の名前の由来は、門脇宰相教盛卿の墓があり、その墓をあがめ尊び、御の字をそえて「御宰相の塚」と言ったので、
山の名も、いつしか御宰相山といわれるようになり、後々「五在所」または「御在所」、あるいは「五山所」といろいろに
呼ばれるようになったと言われる
                               高知県の観光情報サイト「よさこいネット」  より引用

女人近世 ×
女人禁制 ○



 だそうだ。

とにかく、神の住む山らしい。  死神がこんなところに来ていいのだろうか。

まぁ死神も神には違いない。




▲途中にはいくつかの水場あり。  顔のほてりをとりながら突き進む。


 この水場を過ぎたあたりで登りが急に。

まっすぐ伸びる登山道。   なんだか修験道らしくなりはじめた。



▲こう見えてけっこうな勾配。  ルンルン度アップ。



 と思ったら、車道に出くわす。




▲突然あらわれた車の道。  おや。


 ここ最近の登山では、やたら車道と出会う。

今回は、出くわすことは分かってたもんのやはり残念な気持ちになる。  
 
できればずーっとトレイルがいい。(誰でもそうか)

 
 で、こっからどこ行けばいいの状態に。

ん?


 よ~く見ると、鳥居が見える。  そこから階段らしきものが。。  いよいよ参道だ。


 

▲いよいよここからが、参道。  死神! 入りま~~す!




▲石階段地獄。。  こうなると平吉の中のルンルン度はマックス。



 ここはそこらの山の登山道じゃねぇんだよ!

修験道なの! 修行僧がヒィヒィ言いながら神さまにお目通りする参道なの!

簡単にルンルンハイキングで行ける場所じゃないのっ!

 ってわかってるけど、結構急だし、この階段がいやらしい。

腿がパンパン。  うぉ。  たのしい。  でもつらい。


ゼェゼェ言いながらグングン高度があがっていく。


しっかし参道の両脇に立ち並ぶ杉のデカいこと。

古くからここで修行者の苦しむ姿を見てきたんだろう。。

くっくっく。 だが杉よ。 オレをみろ。

笑ってあがっていくこのドMなオレを。 

そこに苦しみなどないのだ。  そう。 悟りの境地。(意味不明)




▲出たっ! 夫婦シリーズ。 何でも並んでりゃ夫婦とつければいいものではない。 

 
 夫?と思われる松の大木はボキッと骨折してた。

   

 途中で最後の水場。

岩の奥から湧き出てるっぽい。  手と口を清める。

この水で口を清めれば、ちったぁ毒舌も治るだろうか。




▲水場のすぐ上にある展望所。  苦行を忘れ、ここで小休止。  


 とはいかない。  写真撮ったらすぐ出発。

ここで見上げた先には、まっすぐ先の先まであがっていく石階段。。



▲何なに?  尻見坂?  尻(しり)? 神聖な場所でしりって・・・・


 前を行く人の尻が見えるほどの急登ということらしい。

そんなこと言ったらどんな坂でも「尻見坂」ではないかと、思わずつっこんでしまう。

 生憎、今日はひとりなので誰の尻も拝めないのが残念だ。

次は山ガール(若い)と登りたいと思う。  ここではレディファーストで男性陣は先を譲ろう。





▲なんと「尻見坂」はロープ場。  こりゃ確かに急峻! ひー



 ある物は使わない手はないので、しっかりとロープを使用。

使わなくても危ない感じはゼロ。  ここへ来るまでに足腰に来てる人は

しっかり使ったほうがいいかも。




▲尻見坂をあがった先には「入山安全祈願所」。  手をしっかり合わせて先を急ぐ。



 と、ここで最後の石階段だろうか。  まっすぐ伸びる山頂への最後の階段。

たぶん、ここで試されるんだろう。   神への信仰心を。


 しかしどう考えても、嫌がらせというか罰ゲームに近いような石段が目の前に。。


きれいに配置された石。  ここに石段を置くことに従事した人たちの苦しみを思うと

頭がさがる。  神を信仰すればこそ出来る神秘の力だ。 崇拝の心。

 最後にふさわしい。   ここをあがりきれば、神の住む場所を拝むことができる。




▲こう見えてかなり急。 というか急に見えるね十分。




12:57 御在所山 (1,079.1m)
  
 
 1時間4分か。  まずまず。



 
▲どっかの山岳会の私設山名板の前で。   ゆきねぇが見たら捨てるかも。。



 
 
▲御在所山の三角点。 三等三角点「坐3」  基準点名:五在所山



 頂上から80m離れた場所に、北側が開けた展望所あり。

剣山山系が見えるらしい。  どれ。




▲「霞んでて何にも見えんやないか~~い! ルネッサン~~ス!」 チン!


 春霞。 黄砂。 花粉。 PM2.5。 なんだか知らんが

手前の神賀山? とかしか見えんじゃん。  うっすら冠雪してる山が見えるが

うっすら過ぎてどこだか分からん!  もうっ!




▲平吉よ。怒ってはいけない。 そんなときのためにこれがある。



 え~っと。 あれは三嶺?  白髪かな~。   う~ん。やっぱ分からん。

いまだに、どこがどの山か定かではないのだ。 うっすらレベルでは解析不可能。


 先客の集団に交じってランチタイム。 男は黙って爆弾おにぎりだ。

すると、若くてうつくしい山ガールから「タケノコの里」をゲットン。

ふっ。 山の神は死神を見捨てなかったようだ。  山ガールの心を射抜いてしまうとは。

俺ってつくづく罪なやつ。


  とアホなことを妄想している暇はない。

食うもん食ったらとっとと下山。





13:18 下山開始


 ここで待ってましたとばかりに解放。  走って駆け降りる。
 
ついにお楽しみの時間。  いくぜぇ~~





13:51 木場茶屋前 到着


 走ってもこれかよ。 所用時間:33分。

結構かかった。


 神の山。   また修行にくるとしよう。