どこから見ても、非常に特徴的な山容をもつ山 「御在所山」。
かつて修験者の霊山として存在し、今でも山頂には「韮生大山祇神社」がある。
そんな神の山、御在所に行ってみることにした。
11:53 木場茶屋前(登山口への入り口) 
▲茶屋の前に数台の駐車スペースあり。 この日もすでに先客あり。
手前の集落に、御在所山の案内看板があってそれを見ると
茶屋前から出発して、山頂まで片道2時間らしい。 たしかに山を見上げると
急峻な様子が見てとれる。 しかも頂はみえない。 これはルンルン登山になりそう。 ウフ。
茶屋前の分岐から歩くこと5~6分。(ず~っと舗装路)
ほんとの登山口に到着。
ここから御在所山に分け入る。

▲登山口。
しばらくは平坦なトレイルが続く。
植林の中とはいえ、広く平坦なトレイルはこれから始まる修行へのプロローグ 。
笑ってられるのも今のうちということだろうか。 とりあえず気分はルンルンである。

▲思わず走りたくなる衝動を抑える。 修験道を走ってはいけない。(そんなことない)

▲途中に「こちらですよ」とでも言わんばかりの石柱。 お・も・て・な・し の心である。
五山所って言ってたのかな昔は。 ちょっと調べてみる。 カタカタ・・・・・
古来霊山とされ、女人近世の修験者の山だった。
山頂には韮生大山祇神社が鎮座しており、大山祇命を祭神とし、安徳天皇、平教盛をも合わせて祭っている。
山の名前の由来は、門脇宰相教盛卿の墓があり、その墓をあがめ尊び、御の字をそえて「御宰相の塚」と言ったので、
山の名も、いつしか御宰相山といわれるようになり、後々「五在所」または「御在所」、あるいは「五山所」といろいろに
呼ばれるようになったと言われる
高知県の観光情報サイト「よさこいネット」 より引用
女人近世 ×
女人禁制 ○
だそうだ。
とにかく、神の住む山らしい。 死神がこんなところに来ていいのだろうか。
まぁ死神も神には違いない。

▲途中にはいくつかの水場あり。 顔のほてりをとりながら突き進む。
この水場を過ぎたあたりで登りが急に。
まっすぐ伸びる登山道。 なんだか修験道らしくなりはじめた。

▲こう見えてけっこうな勾配。 ルンルン度アップ。
と思ったら、車道に出くわす。

▲突然あらわれた車の道。 おや。
ここ最近の登山では、やたら車道と
出会う。
今回は、出くわすことは分かってたもんのやはり残念な気持ちになる。
できればずーっとトレイルがいい。(誰でもそうか)
で、こっからどこ行けばいいの状態に。
ん?
よ~く見ると、鳥居が見える。 そこから階段らしきものが。。 いよいよ参道だ。

▲いよいよここからが、参道。 死神! 入りま~~す!

▲石階段地獄。。 こうなると平吉の中のルンルン度はマックス。
ここはそこらの山の登山道じゃねぇんだよ!
修験道なの! 修行僧がヒィヒィ言いながら神さまにお目通りする参道なの!
簡単にルンルンハイキングで行ける場所じゃないのっ!
ってわかってるけど、結構急だし、この階段がいやらしい。
腿がパンパン。 うぉ。 たのしい。 でもつらい。
ゼェゼェ言いながらグングン高度があがっていく。
しっかし参道の両脇に立ち並ぶ杉のデカいこと。
古くからここで修行者の苦しむ姿を見てきたんだろう。。
くっくっく。 だが杉よ。 オレをみろ。
笑ってあがっていくこのドMなオレを。
そこに苦しみなどないのだ。 そう。 悟りの境地。(意味不明)

▲出たっ! 夫婦シリーズ。 何でも並んでりゃ夫婦とつければいいものではない。
夫?と思われる松の大木はボキッと骨折してた。
途中で最後の水場。
岩の奥から湧き出てるっぽい。 手と口を清める。
この水で口を清めれば、ちったぁ毒舌も治るだろうか。

▲水場のすぐ上にある展望所。 苦行を忘れ、ここで小休止。
とはいかない。 写真撮ったらすぐ出発。
ここで見上げた先には、まっすぐ先の先まであがっていく石階段。。

▲何なに? 尻見坂? 尻(しり)? 神聖な場所でしりって・・・・
前を行く人の尻が見えるほどの急登ということらしい。
そんなこと言ったらどんな坂でも「尻見坂」ではないかと、思わずつっこんでしまう。
生憎、今日はひとりなので誰の尻も拝めないのが残念だ。
次は山ガール(若い)と登りたいと思う。 ここではレディファーストで男性陣は先を譲ろう。

▲なんと「尻見坂」はロープ場。 こりゃ確かに急峻! ひー
ある物は使わない手はないので、しっかりとロープを使用。
使わなくても危ない感じはゼロ。 ここへ来るまでに足腰に来てる人は
しっかり使ったほうがいいかも。

▲尻見坂をあがった先には「入山安全祈願所」。 手をしっかり合わせて先を急ぐ。
と、ここで最後の石階段だろうか。 まっすぐ伸びる山頂への最後の階段。
たぶん、ここで試されるんだろう。 神への信仰心を。
しかしどう考えても、嫌がらせというか罰ゲームに近いような石段が目の前に。。
きれいに配置された石。 ここに石段を置くことに従事した人たちの苦しみを思うと
頭がさがる。 神を信仰すればこそ出来る神秘の力だ。 崇拝の心。
最後にふさわしい。 ここをあがりきれば、神の住む場所を拝むことができる。

▲こう見えてかなり急。 というか急に見えるね十分。
12:57 御在所山 (1,079.1m) 1時間4分か。 まずまず。

▲どっかの山岳会の私設山名板の前で。 ゆきねぇが見たら捨てるかも。。

▲御在所山の三角点。 三等三角点「坐3」 基準点名:五在所山
頂上から80m離れた場所に、北側が開けた展望所あり。
剣山山系が見えるらしい。 どれ。

▲「霞んでて何にも見えんやないか~~い! ルネッサン~~ス!」 チン!
春霞。 黄砂。 花粉。 PM2.5。 なんだか知らんが
手前の神賀山? とかしか見えんじゃん。 うっすら冠雪してる山が見えるが
うっすら過ぎてどこだか分からん! もうっ!

▲平吉よ。怒ってはいけない。 そんなときのためにこれがある。
え~っと。 あれは三嶺? 白髪かな~。 う~ん。やっぱ分からん。
いまだに、どこがどの山か定かではないのだ。 うっすらレベルでは解析不可能。
先客の集団に交じってランチタイム。 男は黙って爆弾おにぎりだ。
すると、若くてうつくしい山ガールから「タケノコの里」をゲットン。
ふっ。 山の神は死神を見捨てなかったようだ。 山ガールの心を射抜いてしまうとは。
俺ってつくづく罪なやつ。
とアホなことを妄想している暇はない。
食うもん食ったらとっとと下山。
13:18 下山開始 ここで待ってましたとばかりに解放。 走って駆け降りる。
ついにお楽しみの時間。 いくぜぇ~~
13:51 木場茶屋前 到着 走ってもこれかよ。 所用時間:33分。
結構かかった。
神の山。 また修行にくるとしよう。