2007年度 主演女優、アカデミー賞の作品、フランスの国民的シャンソン歌手エディット・ピアフ(Édith Piaf, 1915年12月19日 - 1963年10月11日)(日本でいう美空ひばり?)の半生を描いた映画を見ました。全体的に見ると暗い生涯を送っている。幼い頃から親が経営している売春宿に住み、売春宿のお姉さんと接点をもったり、目が一時的に見えなくなったりとある意味濃い人生を早々と送る。路上で歌を歌いスカウトしたのがプロとしての歌手の始まりで、ピアフという名は小鳥という意味でちょこまかした性格?から歌の支配人が付けた感じです。歌手として成功してからも妻子もちのプロボクサーと恋に落ちるも、飛行機事故死で失う。悲しみのあまり生涯ずっと引きずりドラックにはまる。人生最後の日も付き添いに人に恋人の話をする所がなんとも痛々しい。こうして見ると恋愛至上主義者でしょうか。喋り方や性格は映画を見る限りガサツな感じで、子供っぽく男っぽい。こんな感じの歌手の半生を描いた映画であったが、面白いともつまらないとも言える映画でした。エディット・ピアフ fanが見れば特に面白いといえますが、こういう性格の女性が苦手な人はつまらない映画かもしれません。主演女優マリオン・コティヤールはこの映画でアカデミー賞、セザール賞を初め9個の主演女優賞を総なめにした。それだけあって確かに演技がうまいが、30代前半の女性が40代後半の女性を病んだ感じの流し眼で非常に上手に演技しているところが気持ち悪くも見えました女優たる者はやはり演技だけでなくエヴァ・グリーンのように女性の魅力を見せて欲しいと思いました。まあ非英語圏の映画で主演女優賞を獲るのは初めていたいなので偉業ですね。またこの映画でフランス映画界で活躍する日本人 永田鉄男が第33回セザール賞撮影賞を受賞したそうです。
エディット・ピアフの歌↓その時代をよく表した歌で、
インパクトと異常なエネルギーを感じます。
ちなみに作詞、作曲は映画を見た限り本人がしていない。
「ばら色の人生」 - La Vie en rose (1945)
「群衆」 -La Foule (1957)