monotone pt.3,pt.4 | fromPulse2Pulse

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90年代中盤のテクノムーブメントに多大な影響を受け、今なお黄金時代の再来にほのかな期待を寄せつつ今日もツマミを捻り続けるオーバー30の徒然なる日々。

先日アシッド専門レーベルのACID GELGEからリリースされた2トラックについて、セルフライナーノート的な何かを記します。

まずmonotoneというタイトルですが、基本モノフォニックシンセ一本でどこまで引っ張れるか?というコンセプトと、Korg monotribeからインスパイアされてています。
現在monotone pt.1とpt.2が海外レーベルからリリースに向けて準備中で、そちらではmonotribeをフィーチャーしています。

今回はメインフレーズはacidlab bassline2が担ってます。
本家tb-303と比較してややクリーンかなという印象ですが操作性が向上していて簡単にソレっぽいフレーズが打ち込めますね。

余談ですがよくアシッドベースというとレゾナンスのビキビキ加減ややスライドのウニウニ具合が重要視されますが、当然ながらフレーズも重要です。
そしてフレーズ作りにおいてオクターブシフトが肝でないかと個人的に思います。
オクターブシフトの専用スイッチがあることにより縦横無尽なフレーズが生まれ、アクセントやスライドと組み合わせることにより立体感が増します。
鍵盤やDAWのピアノロールからはなかなか生まれ難いアシッドならではのフレーズが303タイプのシーケンサーからは生み出されますね


リズムはMachineDrumです。
pt.3ではtr-808のサンプルをMachineDrumに読み込み12bit再生されています。
ハットやマラカスなどの金物が特に粗くなり変化が顕著だと思います。

pt.4ではMachineDrumのe12マシンを使いました。
tr-707的な軽いノリのpcmサウンドがクラシックなアシッドハウスにはハマります。

今回はミニマルなアシッドがテーマだったのでかなり渋めな展開になりましたが、今後はelectribeやdarkenergyなども絡めてよりバラエティーに富んだファンキーなテクノにチャレンジしてみたいですね。


http://acid-gelge.ctr-web.info/