個人的に、様々な状況下でヒトはどのような意思決定をするのかという点に興味があり、それが分かれば人生を歩む上で有益だろうと思い、興味の向くままに本を読んだり考えたりしている。



最近「科学的思考」に関する本を読みました。


そこには、科学的に考えるための"理論" "事実" "仮説" "検証"といった科学的概念の解説の他に、科学者の様な専門家ではなく、専門家の主張を生活者視点で理解・評価する必要性を主張していました。


なぜそのような科学リテラシーが必要かというと、科学には以下3点の問題があるため、科学だけでなく倫理観や価値観に照らした政治的判断が必要であるということだそうです。

・トランス・サイエンス
・科学・技術自体が問題となる
・科学自体が希少資源


特にトランスサイエンスとは、科学と政治(倫理)判断の境界にある事柄。
例えば原発事故後の、永久放棄か再稼働かという議論など。

原発の安全性に対する最低限の知識を市民が論理的に理解し、科学をシビリアンコントロールする必要性。


この場面での科学リテラシーとは、専門家並の知識ではなく、どんな方向に進むのか、どのように政策に組込まれるか、将来的にどんなリスクがあるか、といったメタ科学的知識のこと。


もちろんこれらを政策に反映させるためには、専門家と市民とのコンセンサス会議などの仕組み、論点は誘導の恐れがある専門家ではなく、市民主導のフレーミングでおこなう。



確かに、自分もマスメディアやネット情報に踊らされて、ろくに考えずに誘導されていることは、多々あります。


恐らく著者は、一歩引いて自ら考えてみて、自分なりの結論を導いてみませんか、と問いかけているのではないかと、解釈しました。


そして、著者が仰る
「科学なしでは解決できないが、科学だけでも解決できない問題」
だらけだなぁと再認識。



このようなリベラルアーツ系の学びは、単なる知識詰め込み教育よりも、数百倍くらい自分のためになります。



会社でも自ら先頭に立って創造する立場になって、あらためて感じます。



専門家(スタッフ)もそれなりに面白いけど、ラインマネジャーの方がやり甲斐があるとジワジワと感じてきました。



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