企業再生プロフェッショナル (日経ビジネス人文庫)/日本経済新聞出版社

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経営破綻した会社を再生させるために、模索するプロセスを小説風にした書籍です。


その前にJAL破綻をテーマとしていた新書を読んでいたので、どのように企業再生するんだろうという素朴な疑問から手にとった一冊です。


社内だけの自助努力ではなく、「ターンアラウンド」と呼ばれる企業再生のプロフェッショナルが、ほぼ社内常駐し社員と共に汗を流して企業再生をするというストーリ。


本書では、「コンサルタント」は参謀、「ターンアラウンド」は傭兵 と位置づけている。

すなわち知恵を授けるだけでなく、実行も担うということらしい。


ストーリの中でややデフォルメしすぎの設定はありましたが、粉飾決算が発覚してから企業再生までの一連のプロセス(投資ファンド、コスト削減、人&仕事の仕組みの効率化、民事再生の適用)を理解することができました。


もうひとつ、企業全体の機能というか財務的な急所の把握も。


さらにもうひとつ、当事者の息づかいが伝わってきましたが、やはり人というのは追い込まれると自分の事を一番に考える生き物であるということも(爆笑)


それでいいんです、それが人間なんだから。

その自分の状態に自ら気づくことができて、再び理性を働かすことができる人は、きっと万人から素晴らしい人格者と称賛されることでしょう。

もちろん、今の自分にはそのような器量はないですね、、、、、などとくだらないフィードバックをかけながら読んでいました。




やはりある程度、財務的視点でも企業を理解する必要性を感じますね。

ただ本書にも記載されていますが、財務諸表をみても巧妙なスキームで粉飾決算を覆っている事例もありますけど。

企業のブラック度の把握ではなく、同業のベンチマーキングとして。





自分の勤務先が倒産することは考えてませんが、そんな状態になってしまった時の自分としての備えはできたかなぁ。