寒い国から帰ってきたスパイ (ハヤカワ文庫 NV 174)/早川書房

¥945
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インフルエンザ療養中で時間が有り余っているので、再び手にとった本です。


ちなみに自分の職場ではインフルエンザが蔓延していて、自分で10人目です。

マスク着用、手洗い、うがいなどしっかりしたりしていたつもりだったのですけどね。

どこかに気の緩みがあったのか、若干疲れていたので神様が休みをくださったのか。

ただ、数年前にB型にかかったのですが、その時よりは今回の方がまだましな状態です。

こんな感じでブログも書けますしね(笑)



自分は、「インテリジェンス」という語源やテーマに興味を持っており、いまの自分の生き方に反映・実践できると考え、それに関する書籍を読み漁っていますが、その先駆けとなったのが、この小説でした。


東西冷戦時代のイギリス諜報機関員が主人公の物語で、その時代背景にある西側の資本主義と東側の社会主義、イギリスとドイツ、ドイツ人とユダヤ人、男女関係といった諜報に関する様々なアイテムがうまくミックスされた、かなり面白い内容に仕上がっています。

けしてハッピーエンドで終わらない諜報の世界。

手段を問わない人と人との真剣勝負。

この小説は、佐藤優さん、孫崎享さんなど元外交官の方々も推薦しておられます。




今回読み終えた感想としては、国益の追求・維持のためには、どんな万人が認める素晴らしいイデオロギーがあろうがなかようが、目的達成のための行動の全ては、湾曲した大義名分を立てて正当化されるのだなということです。


イメージ、スパイ=社会主義国,弱小国の手段 と感じるかもしれませんが、とんでもない。


一番、インテリジェンスリソースをとっているのは、アメリカですからね。


もちろん、イギリス・フランス・ドイツといった西側を代表する先進国も。


しかし数年前のイラク戦争の大義名分である”大量破壊兵器”の埋蔵には驚きました!


ないものをあると言いきって世界を巻き込んで行動してしまうパワーには、敬服ものです。


そうなると、”弱肉強食世界”が現在の国際社会システムの本質である以上は、これからも各地域での紛争は絶えないですね。。。


ちなみにインテリジェンス後進国日本について、体質的に予防(戦略)ができず、是正処置(事が起こってから対処する)しかできないので、大きな痛みを伴わない限りは、恐らく今後も飛躍的にインテリジェンス強化が進むことはまずないでしょう。



こんなくだらない事をブツブツ考えていました。。





やはり若干、インフルエンザ後遺症が残っとるなぁ・・・(笑)