いままで読んだ(手元にある)インテリジェンスに関する書籍で綴られている"インテリジェンス"の説明を抜粋してみました。


結局のところ、自分がどう感じてどう捉えて実生活に生かしていくのかですがひらめき電球



★北岡元(インテリジェンス入門~利益を実現する知識の創造~、慶應大学出版会)

我々が利益を守り、増進するための「判断や行動に直結する知識」として創造されること

判断・行動するために必要な知識

・辞書
インフォメーションを収集、加工、統合・分析・評価・解釈した結果としてのプロダクトである。

・国家安全保障
国家安全保障にとって重要な、ある種のインフォメーションから、要求・収集・分析というプロセスを経て生産され、政策立案者に提供されるプロダクトである。

国家が安全保障政策を立案・執行するために必要な知識である。

・企業
企業が戦略を立案・実行するために必要な知識である。



★中西輝政(情報亡国の危機~インテリジェンス・リテラシーのすすめ~、東洋経済新報社)

~オクスフォード大 マイケル・ハーマン教授~

①国策・政策に役立てるために、国家ないしは国家に準ずる組織が集めた情報の内容
「秘密情報」「加工された情報」を集めて、国益や政府・経済界の立場に対して、「どのような意味を持つのか」というところまで、信憑性を吟味したうえで解釈を施したのもの。

②情報活動:情報を入手するための活動自体

③情報機関:情報活動をする組織自体



★小谷賢(インテリジェンス~国家・組織は、情報をいかに扱うべきか~、ちくま学芸文庫)

国益のために収集、分析、評価された、外交・安全保障政策における判断のための情報

・生物:認識し、理解するための能力

・CIA(統合&分析重視):我々の世界に関する知識のことであり、アメリカの政策決定者にとって決定や行動の前提となるものである。

・イギリス(収集重視):間接的に、もしくは秘密裏に得られた特定の情報。

・シャーマン・ケント イェール大
①知識:国家が国益を追求するために不可欠な知識(情報)
②組織:情報を扱う専門の組織
③活動:情報収集や分析、そして政策決定者による利用までを含む一連のプロセス



★太田文雄(「情報」と国家戦略、芙蓉書房出版)

いろいろな事象(インフォメーション)から、一体何がいえるか、これらの事象が一体何を意味するのか、という分析を加えた後のプロダクト



★マーク・M・ローエンタール(インテリジェンス~機密から政策へ~、慶應義塾大学出版会)

政策決定者の需要(ニーズ)として明確にされたものまたはそのような需要と理解されたものに合致するインフォメーションであり、当該需要に応えるため、収集され、処理され、絞り込まれたインフォメーションのこと

①国家安全保障にとって重要な特定類型の情報が要求され、収集され、分析され、政策決定者に提供されるプロセス

②そのようなプロセスの生産物(プロダクト)

③カウンターインテリジェンス活動によってその情報またはプロセスを保護すること

④合法的な権限に基づき要請されたオペレーションを実施すること



★小林良樹(インテリジェンスの基礎理論、立花書房)

政策決定者が国家安全保障上の問題に関して判断を行うために政策決定者に提供される。情報から分析・加工された知識のプロダクト、あるいはそうしたプロダクトを生産するプロセス。



★大森義夫(日本のインテリジェンス機関、文藝春秋)

敵対勢力あるいはライバルにとっての秘密情報をインテリジェンスといって、単なるインフォメーションとは区別する。(吉田一彦、暗号戦争)

対象側が隠している本音や実態すなわち機密を当方のニーズに合わせて探り出す合目的的な活動。



★手嶋龍一(情報サイクルを回せ、産経新聞)

膨大な一般情報の中から、ある方向性を感じさせる原石を見つけ出し、真贋し、磨き上げて、明確な方向性を描き出して、舵取りを担う人間に提供すること



★佐藤優(インテリジェンス思考力、Think 2008 №26)

学校秀才型の知性とは異なる「地アタマ」のことである。
「地アタマ」とは、先天的な因子と環境(経験)によってつくられた言語化が難しい経験知が核心となっている。



★吉田一彦

軍事的、政治的に価値ある情報の収集(新オクスフォード英語辞典)

我々の周囲の世界に関する知識と予見であって、大統領の決定と行動の前奏曲となるものである(CIA)

インフォメーションは誰かがその価値を認めて、初めてインテリジェンスとなる(アンジェロ・コデヴィラ、国家の情報技術)



★松村劭(ビジネスマンのための情報戦入門、日経ビジネス人文庫)

”処理”された知識
(インフォメーションが処置されていない知識)



★仮野忠男(亡国のインテリジェンス、日本文芸社)

<外務省インテリジェンス読本>
①第一義に的に国家目標を達成し、政策を実施するに当たって必要とされる精製された情報を指す
②収集されたいわゆる「生の情報(raw information)」に専門知識と技術開発の成果を踏まえた解釈・分析などの加工を加えた結果として得られる成果物である
③広義のインテリジェンスには、保持している独自情報を他者から防護するための活動(カウンター・インテリジェンス=防諜)や、秘密情報収集活動としての諜報も含まれる

<北岡元、インテリジェンス入門>
・国家安全保障にとって重要な、ある種のインフォメーションが要求・収集・分析されて、政策立案者に提供されるプロセス
・上記プロセスの結果としてのプロダクト

・上記プロセスおよびインフォメーションを、防諜によって防御すること
・合法的要求に基づいて、工作を遂行すること