ブラック・スワン降臨―9・11‐3・11インテリジェンス十年戦争/手嶋 龍一

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手嶋龍一さんのノンフィクション作品です。

冒頭より、ビン・ラディン暗殺に始まり、2001.9.11テロから東北の大震災に至るまで、緻密に綴られてます。

手嶋さんはNHK出身のジャーナリストです。
9.11発生時は、CNNとNHKをチェックしてましたが、NHKではワシントンからこの手嶋さんが頻繁に登場してましたね。

本を読むと、かなりの1次ソースをお持ちのご様子で、ジャーナリスト出身というより、外交官やインテリジェンス機関など直接の業務経験があった様に感じます。

しかしながら、事件の全体像を俯瞰した高い視点からの描写は、圧巻です。

佐藤優さんと手嶋さんを総合すると、バランスがとれてベストかな…と。

手嶋さんは、自分のインテリジェンス関連書籍チェック対象者の一人です。

小説もお書きになりますが、語り調の作風が、一気に読み進めたいという欲望をそそります。

予測できない事態の発生を"ブラック・スワン"に喩えたタイトルは、バッチリです。
(ナジーム・ニコラス・タレブのブラック・スワン、一読したけどあれは難解でした…)


先を見通した上で予防処置を講じるという難しさを痛感します。

そして、いざ実行する時のスリリングな決断の大切さ、実行時の胆力。

今の自分の目の前にブラック・スワンが降臨したら、どう対処するのだろうか。。。



考えさせられます。